女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

195話 ナチュラルに怖い子




鈴の猛アタックから、やっとの思いで抜け出した。

その代わりに、鈴と後でデートする羽目になってしまったがな。

その後、俺はいつも通りの朝食をとり、駅に来ていた。

というのも、今日から1週間は、この前約束したデート週間だからなのだ。

初日は聖菜。・・・というか、海に行った次の日にデートっていったい・・・。

そんなことを考えながら待っていると・・・。

聖菜「お待たせ!大和くん!」

横から声をかけられた。

大和「おす、昨日ぶり・・・」

そう言いながら、横をむくと、そこには。

大和「・・・おぉ。」

とても、可愛らしかった。

聖菜「えへへ、家にあった服でできる、精一杯せいいっぱいのオシャレをしてきたつもりなんだけど・・・どうかな?」

大和「すごく似合ってるぞ。いつもより可愛い。」

聖菜「か、かわっ・・・もう大和くん!めても何も出ないよ?」

大和「もう十分、目の保養になってるから、大丈夫だぞ。で、どこ行くんだ?」

聖菜「駅のお店を、色々回ろうかなって。いい?」

大和「もちろん。行こうぜ。」

聖菜「うんっ!」

聖菜は、ものすごい笑顔で言った。



「・・・。」スッ



俺たちは、次々と色んなことを店をまわった。服屋だったり、カフェだったり。ゲーセンに入った時は、聖菜がまさかの才能を発揮はっきし、モグラ叩きで1位を取った。

聖菜曰く、「日頃のストレスを全てこれにぶつけるといい。」らしい。ナチュラルに怖かった。

あと、お互いにプレゼントを買って、交換したりとか、そのくらいか?

そして、帰る時間。

外はまだ明るかったが、時計は5時30分を指していた。

大和「楽しい時間が過ぎるのは、あっという間だな。」

聖菜「だね。・・・あ、そうだ大和くん。ちょっとこっち来て。」タタッ

大和「え?お、おう。」タタッ

何か買い忘れたものでもあるのだろうか?と思い、聖菜に付いていくと、そこは。

大和「わぁ・・・すげぇ眺め。」

聖菜「でしょ?」

そこは、展望台のような、そんな感じの場所だった。

街一帯が見下ろせて、とても綺麗きれいだった。

聖菜「・・・大和くん、こっち向いて。」

大和「ん?あぁ。」

チュッ

大和「・・・!?」

聖菜「ん・・・。」

突然の事で、頭が追いつかない。

・・・数秒後、離れると聖菜はこういった。

聖菜「大和くんが、今すぐに選べないのはわかってる。みんなのこともあるし、大和くんは優しいから。・・・でも、最終的には、私を選んでくれると嬉しいな。」

大和「聖菜・・・。」

聖菜「・・・あ、もう帰らなきゃ!今日はありがとう!本当に楽しかったよ!じゃね!」タタタッ

大和「お、おう!またな!」

・・・そうだよな。早く選ばないと・・・な。

そんなことを考えながら、俺は家に帰った。



家に帰ってからスマホを開くと、理子から2件の通知が。

開いてみると、そこには・・・。




「ホンジツハオタノシミデシタネ」というメッセージと、俺と聖菜がキスしているところの写真が載っていた。

俺はすぐに理子に電話をかけた。

大和「理子!お前、あそこにいたのか!?」

理子『うん、そだよ。たまたま、本当に、たまたまね。』

大和「・・・そうか、とりあえずルール違反だから、聖菜にこのこと伝えるわ。」

理子『え?ちょ!待って!消される!私消されるから!』

大和「すまん、もう送った。」

理子『ド畜生ォォォ!』

大和「自業自得じごうじとくだな。どんまい。」

理子『う・・・うぇぇぇん!もういいもん!』プツッ

大和「あっちょ!」

・・・切りやがった。ちなみに、返ってきた返事は、
「理子ちゃん絶対許さねぇ」という言葉だった。ナチュラルに怖かった。


コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆


・颯★改さん
「トルコ行進曲の曲調で
朝起きた
鈴がいた
結婚しようと迫れられた!
(間奏)
次回に期待!」

→大和「残念、逃げてやったぜ!」

小鈴「はーい閉まっちゃおーねー」

大和「ちょ、やめ・・・やめてー!」

チーン

〇〇〇 なんでここでそれやられる
〇〇〇 逃げ場のないこの大和


・澪燈さん
「小鈴ちゃんと大和が結婚したら
大和「zzz…」
小鈴「おにぃー!起きて!会社!」
大和「んぅ…鈴…おはよぉ…zzz…」
小鈴「おにぃ、襲われたくなかったら起きて?」
大和「おはようございますっ!」

毎朝やってそうだ笑」

→ですね。その後、
小鈴「チッおはようおにぃ!ご飯できてるよ!」
大和「今舌打ちしたよね!?」
小鈴「シテナイヨ」
大和「片言ォォォ!」

みたいな!

大和「みたいなも何も、俺と鈴は兄妹なんだっての!結婚出来ねぇよ!」

小鈴「でも本当は結婚したいんでしょ?」

大和「お前もしつこいな!・・・まぁ、その・・・したくないと言えば、若干嘘にも・・・。」

小鈴「えっ・・・。」サーッ

大和「やめて!引かないで!あくまで家族として好きなだけだから!」



コメント

  • リネラス パルメ

    ド畜生は草( •́ฅ•̀ )

    1
  • 澪燈

    安心しろ大和
    引いてるのは演技というか盛大な照れ隠しだ
    おにぃに結婚も嫌じゃないって言われたぁって嬉しいのとか恥ずかしいのとか色々グルングルンなってるんだろう
    ほら、よく見たまえ
    よーく目をのぞき込んでみたまえ
    目がぐるぐるなっているだろう?
    (ドンッ←さり気なく押した
    チュッ
    ふふん、ではさらばだ大和よ

    1
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