女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

102話 時の流れは残酷に




ハレム同好会のみんなといる時間はとても楽しく、この時間を満喫まんきつしていた。

が、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。下校のチャイムが鳴りひびいた。

蒼龍「もうそんな時間か・・・。」

千名美「早いよねー、時が過ぎるのはさ。」

佳穂「ほんとほんと。」

中守「G・・・どうしよう。」

蒼龍「朝奈、そんなものはいなかった。いいね?」

中守「あっはい。」

俺たちは朝奈と昇降口しょうこうぐちで別れ、3人で歩いた。他愛たあいもない話をしながら。

ずっと、それが続けばいい。元の世界に戻らなくてもいい。夢の中だってなら、そのまま覚めなくていい、

俺はそう思えるほど、今が、こうやっている時間が好きだった。

佳穂「・・・あれ?」

佳穂が足をとめる。

蒼龍「どうした?」

千名美「佳穂ちゃん?」

佳穂「なんか、あそこに誰かいない?」

蒼龍「・・・ほんとだ、誰だろう?」

俺たちが今通ってる道は、ほとんど人が通らないような、そんな場所だ。

ここに人がいるなんてめずらしいな・・・などと思っていると、その人はこちらに近づいてきた。

千名美「え?近づいてきてる・・・。」

何故か俺たちは、動くことが出来なかった。

タッ、タッ、タッ・・・と音を立てながら、その人は近づいてきた。

佳穂「・・・男の子?」

蒼龍「みたい・・・だな。」

近づいてくる人は、背丈せたけと顔から察するに、男の子だった。

俺たちは、ひとまず警戒けいかいを解き、俺たちとその男の子に近づいた。

蒼龍「どうしたんだい?こんな所で・・・迷子かい?」

佳穂「お姉ちゃんたちが案内してあげよっか?」

前かがみになって話しかけるが、それに対しての返答はなかった。

その代わりに、こんな言葉が返ってきた。



??「・・・もう、いいでしょ。そうやって、過去にとらわれるのやめなよ。」




蒼龍「な・・・!?」

俺はその子の言葉におどろいていた。

なんで、その事を・・・!?

佳穂「えっと・・・え?」

佳穂も驚いている。

・・・というか俺、この子のこと、知ってる・・・?

??「いつまでそうやっているの?かっこ悪いよ。」

・・・お前に、何がわかる。この苦しみを知らない、お前に・・・!!

俺はそう思い、その子をギロリと見た。

その子がおびえる様子はない。

・・・?・・・・・・!!そうか、お前は・・・。

俺がようやく気づいた時、その子はこう言った。



??「父さんがそんなだから・・・俺もこうなっちまったんだよ。」

そいつは、その男の子は。





俺の息子むすこの、大和だった。



☆コメント返信のコーナー☆

・ノベルバユーザー225775さん
「ジョジョファンですかな?」

→ファンと言えるほど、たくさんは知りません。てわなけで、ko-sukeはクールに去るぜ。(コメから)

(このコメから下3つは、コメ返しのコーナーについてのコメなので省かせていただきます。颯★改さん、ミラル ムカデさん、ノベルバユーザー191012さん。申し訳ございませんm(_ _)m)

・ノベルバユーザー239763さん
「名前にふりがながあって嬉しいです(*´▽`*)
読みやすくてこれは、作者さんの優しさで埋もれてます((((((*'ω'*≡*'ω'*≡*'ω'*))))))」

→ルビのことですね。とてもありがたいコメント、ありがとうございます!(絵文字を探すのが大変でした。)

・ノベルバユーザー239763さん
「なるよねー見たいな
面白すぎて禿げる」

→リ○ブ21かアデラ○ス行って、どうぞ。


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