女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

90話 獣耳人間わんわんお(ブンブン)




??「わむっ!」シッポブンブン

・・・状況が読めない。

??「わんわんっ!」ブンブン

・・・いったい、どうなってんだ?

とりあえず餌をあげ、俺は1人、部屋のすみで頭を抱えていた。

いや、あれが仮にあの犬だとして、どうして人間になってんだ!?しかもはだかだし・・・。

そもそもどうしてこうなt

ペロッ

大和「ひゃわっ!?」ビクッ

何かに耳を舐められた。

・・・いや、この状況下だと、犯人は1人・・・1匹?しかいないんだけどね?

??「くぅん・・・。」ペットリ

大和「わっ・・・!?」

その獣耳けもみみは、俺に構ってもらえなかったのがさみしかったのか、俺に体をくっつけてきた。

・・・が、その子は女の子。しかも裸。なにが言いたいか、もうお分かりだろう。

・・・〝あたっている〟のだ。

大和「や、ちょ、やめ・・・!わかったから!遊んであげるから!」

俺は観念かんねんし、後ろを向いた。

犬のような獣耳に尻尾しっぽ、手や足の肉球にくきゅうきわきはザラザラとした舌。

もう、犬であることをみとめざるを得なかった。

俺は自分のワイシャツをなんとかその子に着せ、一緒に遊んであげた。





大和「・・・そういえば、名前どうしよ。」

遊んでいて気づいたが、まだ名前を決めていなかった。

大和「なんかいい名前・・・。」

俺は頭をかき、腕を組んだ。

大和(犬であって犬じゃない・・・。うーん・・・。)

俺はその子の目を見た。

すごい勢いでキラッキラ輝いている。

大和(まるで宝石みたいだ・・・。宝石・・・ジュエリー・・・。)

大和「!」

俺はふと思いついた。日本の名前で考えていたけど、別にこだわる必要なくね?

そして俺は、考えたあるひとつの名前を口にした。

大和「・・・ジェリー。」

そうすると、その子の目の輝きが、一層増し、わんわん吠えながら抱きついてきた。

大和「おぉ、嬉しいのか?」

??「わんっ!」ブンブン

どうやら、嬉しいらしい。

大和「じゃあ・・・今日からお前はジェリーだ。宜しくな、ジェリー。」

ジェリー「わんっ!」ブンブン

俺らはさらに遊んだ。





大和「・・・ん、もう10時半か・・・。」

時が過ぎるのは早いもんで、あっという間にこんな時間になってしまった。

7時半に部屋に来たかららもう3時間も経っている。

大和「さてお風呂・・・あ。」

俺はあることに気がついた。

大和「こいつのお風呂どうしよう・・・。母さんに見つかったら殺されるしな・・・。無論、俺がだが。」

俺は少しの間悩み、仕方ないので夜中に入れることにした。

大和「ちょっと部屋から出るけど、大人しくしてろよ?」

ジェリー「わんっ」ブンブン

大和「おし。じゃあな。」

俺は部屋から出た。








その後はすぐに寝て、夜中の1時半に風呂に入らせた。

お利口さんで、静かにしてろといったら、鳴き声もしなくなった。

・・・女の子の体を洗うのは大変だったが、なんとかなった。

お風呂に入れてから1時間の間、凄く悶々もんもんとし、寝れなかったのは言うまでもない。言ったけど。

だって仕方ないだろ?犬とはいえ、女の子の体だもん。僕悪くないもん。

まぁ、そんなこんなで、俺らは眠りについた。



☆コメント返信のコーナー☆

・kさん
「面白い特に主人公が」

→これがこの小説の初コメでした。本当にありがとうございます!今はどっちかって言うと、見てて(書いてて)イラッとするようなやつですね、大和は。これからも頑張ります!


・ゆきりさん
「いつも面白いです!これからも頑張ってください!」

→ありがとうございます!これからも精進いたしますので、よろしくお願いします!

・沖マリオさん
「作者淫夢好きだな?(確信)」

→そうだよ(便乗)

今回は名前を載せましたが、載せて欲しくない時は言ってください。


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