女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

68話 ゲームの中も楽じゃねぇ その3




4人+α「・・・え?」

理子、聖菜、雫、奈緒、そして妖精ようせいまでもが、ポカーンと口を開けた。

大和「・・・なんだよ?」

理子「いやいや・・・。」

聖菜「ありえないでしょ、それは・・・。」

雫「魔王城まおうじょうに・・・。」

奈緒「いるわけないと思うのです・・・。」

妖精「」コクコク

大和「いや・・・お前ら、このゲームの内容、知らないのか?」

俺は深くため息をついた。

聖菜「内容?」

大和「あぁ。このゲームなんだけどよ、魔王が実は親友でした!って奴なんだよ。」

理子「・・・大和。」ゴゴゴ

雫「ネタバレは・・・。」ゴゴゴ

奈緒「許さねぇのです・・・。」ゴゴゴ

大和「し、仕方ないだろ、この際。」ビクビク

俺は3人の雰囲気ふんいき圧倒あっとうされながらも続けた。

大和「ついでに、その魔王の召使めしつかいが、勇者学校ゆうしゃがっこうの先生なんだよ・・・。」

聖菜「えぇ・・・。」

大和「だから、もしかしたら魔王城にいんじゃね?って・・・。」

理子「・・・まぁ、可能性かのうせいは高いよね。」

雫「でも魔王城となると・・・。」

奈緒「たどり着くまでが大変なのです。」

大和「あぁ、それなんだけどさ。」

俺はこう告げた。

大和「別に攻略こうりゃくしなくてもよくね?」





理子「・・・はい?」

大和「だから、別に中ボスとか倒さなくても、魔王城に直行すればよくね?」

雫「無理に決まっているでしょう?」

奈緒「きっとこのまま、あと15話くらい、ゲームの中で過ごすハメになるのです。」

大和「久しぶりにメタいなぁ・・・。」

俺はがっくりとうなだれる。

理子「だって、どうやって直行するの?」

大和「ふっふっふ・・・よくぞ聞いてくれました!」

聖菜「そういうのはいいから」

大和「あっはい。」

俺はふところから1枚の紙を取り出す。

聖菜「・・・なに、それ?」

大和「これはな・・・。」





大和「ハーレム勇者の冒険(ウラヤマ~)の初回限定盤特別付録しょかいげんていばんとくべつふろくっ!『どこにでも行けるよ~ん券』だっ!」

奈緒「ど、どこにでも行けるよ~ん券・・・?」

大和「おう、その名の通りだ。理子、サンキューな。わざわざ初回限定盤を持ってきてくれて。おかげで助かったぜ。」

俺は理子の頭を撫でてやった。

理子「ふぇ!?あ、あう・・・どういたしまして・・・////」

3人「」ジー

目線が痛いが、気にしない。

大和「よっしゃ、早速使っちまうぜぇ!魔王城まで瞬間移動しゅんかんいどうじゃあぁぁぁ!!」

そう言って紙を太陽にかざした。

その瞬間、紙が光り

「うィィィィィす!!」と奇声きせいをあげた。

5人「うわ、うっさ!!」ピシュン

俺たちは、一瞬にして消えた。


















妖精「・・・置いてかれたーー!?!?」
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

ただ1人(?)を除いて。





ゲーム編は、あと2話か3話くらいかな
(適当)




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