女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

31話 クラスマッチだひゃっはー! その2




俺と加奈は、理子たちの元に向かっていた。その途中、

「せんぱ~い!」

俺の後輩こうはい、奈緒に出くわした。

「おう、奈緒。お前のクラスはどんな感じだ?奈緒は卓球だったよな。」

「はいです!順調じゅんちょうに勝ち進めているのですよ!」

「そっか。よかったな。」

「はい!・・・ところで、お隣の方はどなたなのですか?」

奈緒は加奈の方を見た。

「あたいかい?あたいは、竹口加奈、2年生。あんたは?」

「長実奈緒なのです!1年なのです!よろしくお願いします!大和先輩とは、同じクラスなのですか?」

「いや、違うよ」

「雫と同じクラスだ。」

「へぇ・・・。大和先輩、こういう少し日焼けしたくらいの子が好きなのですか?」

「いや何言ってんのお前!?」

「・・・///」

「なぜ加奈も顔を赤らめる・・・!?」

「・・・」ジー

「やめろぉ!そんな目でこっちを見るな!・・・お、俺たち、理子たちのところに向かってるんだ!奈緒もどうだ!?」

「逃げたのです・・・。まぁ、いいですよ。私も行くです。」

「おう。加奈もいいよな?」

「・・・いいよ、別に。」プイッ

「・・・?何を怒ってるんだ?」

「怒ってない!ほら行くよ!」

「ちょ、押すなって!」

こうして、俺と加奈、奈緒の3人で向かうことになった。












そして、体育館たいいくかん。理子と聖菜、あと加奈から聞いた話だと、雫もバレーボールを選択せんたくしたらしい。こうも重なるとはな・・・見るのが楽で助かるぜ。

「っと、理子と聖菜は・・・お、ちょうど試合中しあいちゅうだな。」

「そうだね。近くまで行こうか。」

「はいなのです!」

俺たちは試合中のコートに近づき、そこで応援した。

理子も聖菜も、運動神経うんどうしんけいは良い方で、前線で戦っている。ブロックや、トス、アタックをする度に、2人の大きくも小さくもない胸がぽよんと揺れる。

クラスの男どもは、試合というより、それ目当てで来ている奴が大半だった。揺れる度に、眼福眼福がんぷくがんぷくといった顔でにやけていた。

これだから、世の男どもは・・・。俺はきちんと試合を見ていた。・・・ほんとだからな?


















結果

1点差で負け。

なかには、泣いている子もいた。

理子と聖菜がこちらに気づき、近づいてきた。

「大和!見てたんだ!」

「勝ちたかったな~」

「俺は頑張ったと思うぞ?特にお前らはな。ずっと前線で戦ってたじゃねぇかよ。」

そういって、俺は2人ふたりの頭をでた。

「わっ!?や、大和・・・////」

「よく頑張ったな」ナデナデ

「うぅ・・・////」

2人とも顔を赤くしていた。

「「・・・」」ジトー

こっちをすごい勢いで見てくる加奈と奈緒。そろそろかなと思い、頭から手を離した。

「「あ・・・。」」

2人が名残惜なごりおしそうに俺の手を見てきた。

するとそのとき、ワアァァァという大声援だいせいえんが聞こえてきた。

振り返ると、そこには試合中の雫の姿が。アタックを決め、その豊潤ほうじゅんな2つの球体がボヨヨンと動いていた。

「・・・すごい歓声かんせいだな。」

「「「「・・・。」」」」

「・・・?どうしたんだ?みんな・・・。」

俺がそう言ったすぐ。

「おのれ巨乳め・・・。」

「ボヨンボヨン言わせやがって・・・。」

「これは後で問い詰めないと・・・。」

「巨乳・・・許すまじなのです・・・。」

2年3人は歯をギリギリいわせてくやしがり、奈緒はよくわからんことを言いながら、自分の胸をさわっていた。

一体、どうしたと言うんだ・・・?


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