女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
23話 トリテスとウメビス
あれから5分くらい経ち、雫が落ち着いたところで、俺らは話を続けた。
「で?結局なんのゲームをやるんだよ?」
俺がそういうと、
「それなんだよねぇ。何がいいかなぁ・・・」
そう理子が返してきた。
まだ決まってなかったんかい。
「奈緒は何がいいんだ?なんかやりたいゲームあるか?」
「うーん・・・アクション系がやりたいのです。こう、サバゲーとか・・・」
かわいらしい見た目に反して、やりたいゲームは銃撃戦という。なんとも変わったヤツだ・・・と思った。
「雫は?」
「私は・・・そうですね、RPG系がやりたいですね。もちろん、私はお姫様ポジで。」
「それ、ただ見てるだけじゃねぇか。それはやりたいとは言わん。」
「(´・ω・`)」
 
そんな顔してもだな・・・。と思う俺だった。
「理子と聖菜はなんかあるか?」
「私は自由系のゲームがいい!」
「私も自由系のゲームがいいかな」
「自由系?」
「ドムシティみたいなゲームのこと!」
「ドムシティ・・・ロボットがひしめき合ってそうなゲームだな・・・」
「要するに、自由度が高いゲームってことだよ。」
「なるほど。ちなみに、やりたいゲームの名称は?」
「「Bomber Craft」」
なんだそりゃ・・・。
「一体、どんなゲームなんだ?」
「たくさんのボマーを作って、世界を破壊し尽くすゲーム。」
「却下だ。そんな危ないゲームをしてたまるか。」
「えー?楽しいよ?ストレス発散になって。」
「ストレス発散が爆弾で世界を破壊するって、どんだけストレス溜まってたらそうなるんだよ・・・」
「「誰のせいだと思ってんの?」」ピキピキ
「え、さぁ?」
「「こいつ・・・」」
おおかた、なんかの教科の先生だろう。多分な。
「じゃあさ、大和は何のゲームがしたいの?」
「うんうん、大和くんの意見が聞きたいな。」
俺か?ふっ、俺はな・・・
「トリテス」
「「「「えっ」」」」
「またはウメビス」
「「「「・・・。」」」」  
・・・ん?なんかすごく静かになったぞ?あ、いや、ここはこう言うべきだろう。・・・静かだーー!(わかる人にはわかる)
てかなんで静かになったんだ?あ、もしかして、俺の画期的なアイデアのせいで驚いてるのか。やっぱ、ゲームといったら「トリテス」と「ウメビス」だろ、うん。
すると、みんながこっちをじーっと見つめてきた。・・・女の子と目が合うと、なんかドキドキするよな。(適当)
そのとき、4人が口を揃えてこういってきた。
「「「「ふっっっっっっっる(なのです)!!!」」」」
「ファッ!?」
「大和・・・あんた、いつの時代の人よ・・・」
「はっ?」
「大和くん・・・古すぎない?」
「ちょ」
「大和くん・・・それはちょっと・・・」   
「おい」
「先輩ェ・・・」
「・・・お前ら」
その時、俺の頭の中で何かが切れた。
「・・・てめぇらは俺を怒らせた。」
「「「「え」」」」
「そこまでいうならトリテス検定10段のこの稲木大和と対戦しやがれーーーーっ!!!!」
そして、理子たち4人を、俺は見事にフルボッコにしたのだった。ふう、スッキリ。
どちらかというと、メビウスのほうが好き 
by作者
※作品の中で、2つのゲームをバカにするような言い方に聞こえる言葉があるように思えるかも知れませんが、テトリスとメビウスを批判しているわけではございません。作者はどっちも好きです。(うまいとはいってない)
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