監禁から始まる恋って怖くね?

ホッピー

チョコミント

屋敷の周り(半径2キロ)を散歩しながら物思いにふけつつ考える...この暑い時期はアイスが美味しい。その中でも俺はチョコミントが好きだったりする。よくチョコミントのことを嫌いな人が「チョコミントって歯磨き粉と同じ味じゃんw」とバカにしているのを見かけるが、よく考えてほしいそれが理由で嫌いなんだというならお前は二度と歯を磨くな、と言いたい。
なんて考えていると目の前に人影が...
「あ、やっほー新君」
ヴェールだ。
「ん、やっほー、水やり?」
「あ、うん、このお花達は僕が育てたんだよー。どう?凄いでしょ!」
とても無邪気に感想を聞いてくる少女が育てたという花は立派に咲いていた。コンクリートの上でも咲いていそうなぐらいには...
「あ、あぁ...うんすごい」
「!でしょ!」ニコニコ
あぁ...眩しいなぁ...
「じゃあ俺そろそろ行くわ」
「うん。熱中症には気をつけてね」
「もちろん、なんたって水分補給はこまめにするってのはうちの家訓だからな。」
(この時フラグになるとはこの時のバカ(新)は知る由もなかった)
「ふふっなにそれ〜」
少女は華やかに笑ってくれた、俺のボケもまだまだ捨てたもんじゃねぇな。
そしてまた歩き出した。
そしてまた考える。さっき何考えてたっけ...あぁアイスか、ほかのアイスならアイスボックスとかは最高だよな、そのまま食ってもドリンクを入れてもうまい。でも食いすぎると歯がボロボロになるんだったかな?そりゃやだなぁ...ん?今日はよく人に会う日らしい
「おっ!ア ラ ターン!」勢いよく抱きつきに来る。俺はこれを今までの経験と実践と知能と猿程度のIQをもって、避け.....れず、抱き枕にされている...地べたに座ってる状態でルージュが覆いかぶさってる感じだ。
「外でこの暑さで抱きつくかね普通」
「私の手はひんやりしてるよ?」
いや、この暑さで冷たいってゾンビかよ...それともキョンシー?フランケンシュt...
「冷たっ!」
「ふふー、私の心の温かさを舐めるなよ〜アラタン♪」
絶対さっきまでアイスかなんか食べてただけだろ......ん....あれ?意識が朦朧としてきた...体もだるいし...
「アラタ!....アラ..........ン!.............ア.....タ....」
声もよく聞こえねぇ.........

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

ガバッ!!
「ここは救急室か...」
状況の確認をしようか
腕には点滴で何でかわかんないけど患者服になってる....あぁそういえば熱中症になったんだったか?....水分とるのが家訓なんだろ俺....そういや朝からなんにも飲んでなかったな....
ガチャ
「おぉ、アラタン起きてたの?」
「あぁ今起きた...とこ....だけど」
ルージュの目が赤くなり涙の形跡もバッチリ残ってるそうか心配かけたのか....
「ルージュ」ナデナデ
「ふぇ?どうしたのアラタン///」
「心配かけてごめんな」
「いや....私はいいんだ、アラタンこそ大丈夫?」
「あぁうん俺は...」
ガシャバーン!
「新君大丈夫!?」
元気いいなぁ何かいいことでもあったのかい?とかふざけたいがまだちょっと気だるくてそれどころじゃなかったりする
「ただの熱中症だ...大丈夫だって」
「もう!ちゃんと水のまないとダメって言ったでしょ?」
「あぁ、うんゴメス」
呆れた顔されてる...悲しい...ふて寝するもん....
そんなこんなで今日が終わっていく...


あとがき
みなさま、いつも読んでいただきありがとうございます。最近はとても暑いので熱中症などには十分お気をつけて、社畜、学畜、無職畜を楽しんでください。では良い夏を

コメント

  • あまたつ

    毎回毎回、本当に面白いです!
    体調にまで気を使う心優しさ……!
    感動です!これからも頑張ってください!!

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