異世界転移は分解で作成チート

神無木雷兎

第74話 初めての訓練。

第74話 初めての訓練。


「うぅん。……。っは!ここは…。」

 お、やっと起きた。

「目は覚めたかのぅ?」

 龍星がなんかボーッと俺の顔を見る。

「……あ、ゼロさん!あ、す、すいません!僕いつの間にか寝ちゃって!ど、どのくらい寝てました!?」

 うるさっ!そんな近くで大声で喋んなし。

「少し静かにせぃ!……はぁ。お主が寝ておったのは三分くらいじゃぞ。」

「あ、そ、そうですか。……す、すいません。大声出してしまって…。」

「反省してるならそれで良い。
 ……さて。龍星よ、あと少し…5分くらいしたら訓練にする。そのあいだに支度をせぃ。
 ……と、言っても、お主が持ってくるのは特にないがの。準備が出来たら、部屋の外に来るのじゃ。」

「は、はい!」

 俺はその言葉を聞き、部屋を出た。


 ちなみに、部屋の外には別の空間を設置してある。見た目は、洞窟のような感じにしておいて、もしもの時ように壁や、床、天井を崩れないようにしてある。


 俺が真ん中あたりで待っていると、龍星が入ってきた。

「あ、あのぅ。い、一応、準備が出来ました。」

 龍星はそういいながら、俺のとこまで来た。

「うむ、そうか。では、龍星よ。準備はいいのじゃな?」

「は、はい。」

 取り敢えず、何をやるかを決めとかねぇとな。訓練と言っても、剣、槍とかの武器でやるか、それとも、火、水とかの魔法でやるか。
 ……何から鍛えようか。………剣からでいいや。

「ふむ。……そうじゃな。取り敢えず、剣でもやってみるかの?」

「は、はい!」

 俺は無限収納の中から木剣を取り出して、龍星に渡す。

「取り敢えず、何回か振ってみてくれるかのぅ。」

「え、あ、はい。」

 ブンッ。ブンッ。ブンッ。

「ふむ。
……もっと腕の力を込めて………
剣の振り方はこう………
振ったあとは………
足の動かし方は………」

一一1~2時間

「よし。いい感じじゃの。次は試合をするぞ。」

「は、はい!」

「ふむ。やはり、上達が早いのぅ。だが、もっと相手の動きに合わせるように………
次の手を考えながら………
呼吸を読んで………
視線を読んで………」

 そんな感じで助言をしていくこと、数時間

 一一数時間後

「うむ……いい感じじゃの。今日はこれでよし!」

「はぁ、はぁ、はぁ。ありがとう、ござい、ました…。はぁ、はぁ。」

 うん。こいつなかなかすじがいいな。一回言ったことはすぐに直すし、さらにそこから自分に合った形で型を変えていって……。
 しかも剣術のスキル習得して、それがLv7になった。体力も結構あるし。才能あるかもな……。


 ……まぁ、本当は俺の与えたギフトの【零神の慈悲】のなかにある【全適性】【経験値上昇】【成長率上昇】【習得率上昇】ってやつのおかげだけどな。
 これさえあれば、全魔法、全スキル、全能力の適性、成長速度、習得速度とかが一気に楽になる。

 正直、やりすぎた感はあるけど、強くなれるならそれでいいよね!



「あ、あの!ゼロさん!」

 ん?なんだ?
「む?なんじゃ?」

「あ、あの、聞き忘れてましたが、ここってどこなんでしょう?ダンジョンじゃないですよね?」

 ああ、そういえば言ってなかったな。

「ふむ。その事か。ここは妾が作った時空魔法で作った時空間の中じゃ。
 ここでいくら暴れても、外には響かぬし、壊れもしない。簡単に言うなれば、人が入れるアイテムボックスと言ったところじゃ。」

「そ、そんな魔法を扱えるんですか。す、凄いですね。」

「くくっ。もっと色々扱えるがの。 
 ……うむっ!そうじゃ、明日は魔法のやり方をお教えしよう。」

「ええ!ほんとですか!?」

「ああ、本当じゃ。」

「ありがとうございます!」

 まぁ、多分、すぐにつかえるようになるだろぅ。俺のギフトあるし。


・雑談
 訓練の部分、僕は実際に剣を振ったことがないので、教え方を知りません。なので、適当になっちゃいました!ごめんなさい!

・超雑談
眠い!ダルい!首痛い!NDK!

「異世界転移は分解で作成チート」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • エルス・ギルバート

    NDK?YD(やりたいことしかできない病)病の俺よりはいいでしょう?

    1
  • Asuka  Sugiyama

    弟子の最後の敵は師匠のゼロ
    っていう展開ありませんかねえ
    でも結局勝てずに死んでしまう的な。

    1
  • きびきび

    なんでもギフト与えちゃうゼロちゃん!

    2
コメントを書く