異世界転移は分解で作成チート

神無木雷兎

第14話 神龍。

第14話 神龍。


【汝が我を呼んだのか。】

 どこの言葉か分からないはずなのに言葉が理解出来た。話そうと思えば話せるみたいだな。
 言語理解・神ってスゲー。
 ちょっとからかってみよう。

【ああ、俺が呼んだ。お前は誰だ?】

【っ!?なんと、我と同じ言葉が使えるのか。汝は人間ではないのか?我は神龍じゃ、我に名前はないのじゃ。】

 おおー!驚いてる。驚いてる。いたずら成功笑笑。
 おっと、返事しなきゃな。
 うーん。俺は確かに人間では無くなったな。

【人間だった。という感じだな。つまり、元人間だ。今は称号にも“もはや人ではない”と言われているがな。】

【汝は何者じゃ?】

【さぁな。俺も何者が知りたいくらいだ。】

【汝が我を呼び出した目的はなんじゃ?】

【従魔が欲しかったんだ。
 召喚魔法で龍を召喚しようとしてただの龍じゃ詰まらない。と思い神龍を召喚してみたって感じだ。
 (…?なんか今、違和感が?…)】

【なんじゃと?我を従魔にじゃと?抜かせ、我が我よりも弱い奴の従魔になるものか。】

 ん?あ、さっきの違和感、鑑定か。

【じゃあ、これでもか?】

 俺は本気の500分の1の威圧を奴にぶつける。

【っ!?………スマヌ、今の威圧でわかったのじゃ。
 お主のステータスは偽造したものじゃったのか。
 お主は恐らく、我よりも強い。
 我じゃって死にとうない。
 大人しくお主の従魔になるのじゃ。】

500分の1でこれか。

【賢明な判断だと思うぞ。
 それよりも、お前、小さくなったり人の姿になったりできないか?】

【いや、我、小型化のスキルも人化のスキルをもっとらんのじゃ。】

 あ、ないのか。じゃあ、渡しとくか。あ、テイムするためにテイムも作っておくか。
 あとついでに、言葉も話せるように、
(万物創造“人化 小型化 譲渡 言語理解 テイム”)
『人化を手に入れました。
小型化を手に入れました。
譲渡を手に入れました。
言語理解を手に入れました。
テイムを手に入れました。』

【ちょっといいか?】

【ぬ?どうした?】

【ちょっとスキルを譲渡するから止まってて。】

【何を言っている。スキル渡すなど神にしかできぬわ。
 我でも無理なのじゃから。】

え?そうなのか。まぁ、多分出来るだろ。
【まぁ、いいからいいから。】

 えーと、(神龍に小型化と人化と言語理解を譲渡。)『譲渡が完了しました。』

 おっ、やっぱりできた。
「ステータス見てみな。」

【ぬ?なぜ我の言葉龍言語以外の言葉が分かるのだ?ステータスを見ればわかるのか?どれどれ。
 っ!?…お、お主、本当に何者じゃ!?神か何かか!?】

「まぁ、いいから人化って言ってみ。」

【ひ、人化。】


 すると、突然、神龍が光だした。神龍が光の粒子になり、光の粒子が集まっていき、人の形になったところで、光が収まった。


 そこに居たのは人の姿になった神龍?だった。
 神龍の容姿は真っ白い髪に眼は赤の女だった。
 顔は綺麗に整っていて、身長が145cmくらいで、肩から手首までと、背中に少量の鱗があり、腰に龍の尻尾が生えていた。
 …そして、全裸だった。

「おお!てゆーか、お前女だったのか!」

「ぬ?我は1度も男とはいって無いぞ?ぬ?汝の言葉を話せるようになっておるな。これが言語理解か。」

 俺は取り敢えず万物創造で服を創造した。

「まぁ、いいから取り敢えず、これ着ろ。」
 裸だから、目のやり場に困る。

「ぬ?わかったのじゃ。」

 数分後
「着替えたのじゃ。」

「そうか。あと、忘れてたけど、テイムするぞ。」

「わかったのじゃ。」
 んじゃ、ほいっと、

 すると、魔法陣が空中に、出てきた。
 魔法陣が神龍にあたり、弾けると。

『神龍をテイムできました。名前を付けてください。』
 と、言われた

 うーん。名前か。名付けに自信ないんだけどなー。じゃあ、見た目から取って白とか?でも、安直過ぎるよなー。
 うーん。少し捻って白亜とか?うん。白亜にするか。
 と、いうことで。

 白亜ハクアで。

『神龍が白亜と命名されました。』

「お前の名前は今日から白亜だ。名前を付けて何か変わったとこあるか?」

「ぬ?白亜?それが、我の名前か?名前を付けて変わったことじゃと?
 ふむ。…ぬっ、なにか頭の中に変な声が聞こえるのじゃ、ヘルプじゃと?」

 なるほど、俺の従魔になるとヘルプが使えるようになるのか。説明とかは、ヘルプさんに任せておけば平気だろ。
 ヘルプさん、まじ、便利すぎる。

コメント

  • 神無木雷兎

    どちらでも平気です。強いて言うなら作者はヒトカと読んでいます。

    1
  • \(Lu^閃^ne)/

    人化って人かですか?それともじんかですか?

    2
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