魔法学園の最強最弱者

寺さん

9話~何者?~

  守はすぐに我に帰った。自分が何をされてるかを知った瞬間とんでもない罪悪感を感じた。

 「ち...ちょっと!」守はサヤカから離れた。
 「いきなり、どうしたの?!」守は半分焦りながら
サヤカに聞いた。

 「何って昔やろうって言ってたじゃない」
 「え?昔?」俺は大川サヤカが何を言ってるのか分からなかった。

 「ふーん、覚えてないんだ。まぁいいやいきなりこんなことして、ゴメンね。」大川は何故だか少し、悲しそうな顔をしていた。「一体何だろう...?」

 キーンコーンカーンコーン
 「はーやっと学校終わったー」俺は席で背伸びをしているとユイが珍しく話しかけてきた。
 「ねぇ、この後何か用事ある?」
 
 「イヤ、ないけど?」

 「それじや、少し付き合ってよ」
 
「別にいいけど。何をするつもりだ?」

「少し、町に出掛けようよ」
すると、大川が

「私も付いていって良いかしら?」と言ってきた。

「ええ、良いわよ」

ウソだろー大川も来るのか。
俺はさっき大川にされたことが脳裏から離れていないままだから少し大川とは話しにくい。まぁユイがいるから何とかなるだろうと信じていた。

しかし、俺の予感は外れた。

町につくなり大川は俺の腕にがっちり抱きしめており
それを嫉妬したのかユイも俺の反対側の腕を抱きしめていた。

おまけにそのせいでユイと大川の仲がとても悪くなった。

「ちょっとあんた守にくっつきすぎじゃない!」

「あら、そうかしら?でも私がこうしたいからやってるだけよ」

大川全く悪びれた様子もなくくっついてる。
その度にそこそこでかい胸が俺の腕に当たるから正直
離れてほしい 

「守も何か言いなさいよ!」

とうとう話題を俺に振ってきた。俺はやれやれと思いながら

「まあまあ二人とも落ち着いて。こんなことしたら
 目立つだろ?」

「目立つってどういう事?」大川が聞いてきた。

「はー。分からないかなお前ら二人ともかわいいから
 俺にくっつくと他の男がジロジロ見てくるんだよ」

周りを見渡すと町にいる男達は鋭い目付きでこっちをジロジロ見てくるので視線が痛い。

「はー」とため息をついて二人に視線を戻すと何故か
どっちも俺から離れて顔を真っ赤にしていた。

「いつも思うんだが女子って何でよく顔を赤くするんだ?」と俺が聞いてもユイは答えない。

「大川何故なんだ?」大川に聞いても返事はなかった
女の心はよく分からないなーなんて呑気なことを考えた。

その後色々な店にまわったり海に行ったりして楽しんだ(まぁ二人の仲はやっぱり良くはなかったが...)

しかし、一つ気になるのが大川はよく昔こうだったよね?みたいにまるで幼馴染みたいに言ってくるから
そこは少し謎だった。ホントに何者なんだろう?

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少し見にくかったので書き方を変えました!
ホントにすみませんでしたm(__)m

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コメント

  • もみあげゴリラ

    私は、今回の書き方のほうが見やすいと思うので
    このままで大丈夫だと思います。
    それと、よろしければ大川サヤカちゃんの髪型を教えて下さい。
    気になって、気になって、夜も眠れません。
    どうか私に、睡眠時間を与えてください、お願いします。

    1
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