選択権〜3つの選択肢から選ぶチートは!?〜
魔王⑥
早速シリウスに教えれた場所に行くことにした
村を出る際にシリウスとアルティマさんに困った時にはいつでも来いと言ってもらえた
だが、あの二人を見てから従魔達との距離感がどうも掴めなくなってきているのだ
今は仲間というイメージがあるが、一緒にいて楽しいし心地よささえ感じる昔友達に聞いた恋しているという現象と同じようだ
それは何も従魔だけでなくリオナやローナも同じだがさてこれが恋なのかは分からない
初恋すらしていないため何が恋なのか判断できないのだ
従魔達も少しよそよそしいため俺と同じ感覚なのだと思う(自意識過剰でないはず…多分)
まぁ何はともあれ気にしすぎても気まずくなるだけなので出発することにした
道中危険はないがあまり話していないためさらに気まずくなってはいるのだが
だが、それもご飯の時間になれば変わるかと思ったが従魔達が一度もおかわりをしないのだ…あれ?これ本当に大丈夫かなぁ病気だったりするのか?
「皆大丈夫か?気分が優れないのか?何かあったら言ってくれ」
「え、いえ大丈夫です、ただ考え事をしていただけですので」
「妾はおやつ食べなかった分の反省じゃ、特に気にしなくていいのじゃ」
「私のことも気にしなくていいのよ、ただ気分じゃないだけなのよ」
「大丈夫なの~」
「眠いから寝るわ、私も特にない」
本当にそうだろうか…まぁ大丈夫と言ってるんだし信じることにしよう
ご飯を食べて少し休憩した後歩くとシリウスに教えてもらった所に結界らしき薄い膜があったためそこを通り抜けた
すると、今まで無かった、いや見えなかった所に突如巨大な城が出現した
およそ五十メートル程はあると思う
人の気配は無いため、そのまま城に向かって進むことにした
城の入り口まで行くとそこには人化したであろう魔族がそこにいた
「お主はベルモンドか、どうして魔王補佐たるお前がおるのじゃ?魔王がいなくなってから隠居していたと記憶しておるのじゃが」
「ふむ、最高位吸血鬼ですか、私はここにいる人間の器を見るためにやって来た次第ですよ、神話の魔王には興味ありませんが人間でも魔王たる器があるのなら別に構いませんので、それを試すために来ただけです」
「ベルモンドさんでいいのか?試すって言っても何をすればいいんだ?」
「もちろん分かりやすく戦うということで決めますよ、魔王は策略や政策はもちろん力があるのが当たり前ですからね 」
「アキよ、気をつけるのじゃベルモンドは今の妾と同等かそれ以上に強いと考えてよいのじゃ、魔王の補佐が出来る…それすなわち魔王の暴走を止められる実力ということなのじゃ、気をつけるじゃ」
「ありがと、久し振りに本気だそうかな」
「楽しみにしてるのじゃ」
「頑張ってくださいね」
「応援しといてあげるのよ」
「頑張れ~なの~」
「ファイト」
よし皆見てるし黒焔も使って本気出すか
準備も終えたので戦いの舞台に上がる
「私は本気を出すので死なないようにしてください、本気でぶつかって初めて分かることもありますから」
「分かりました、こちらも本気でいきます!」
その後、ベルモンドは赤いオーラ?を体に纏わせた、その後十メートル離れた位置で急に殴るポーズをした、当たるわけないのだが危険察知に反応したため左に飛ぶと先程までいた場所の地面が抉れていた
「ほう、先に言っておきますとこれは振動魔法ですよ、空気を振動させて超高速の振動を起こしました、避けられるとは思ってなかったのですがよく気がつきましたね」
あれは厄介だな、近距離~中距離を全て攻撃範囲に出来、尚且つ威力もとてつもなく高い
だが、別にそこまで問題はないのでこちらから攻めることにした
とりあえず身体強化極のみ纏い黒焔を振るう
それをベルモンドは剣の腹の部分を手の甲で弾き逆の手で鳩尾を殴ろうとしてきた
もちろんそれは読めているので膝をぶつけて回避しつつ距離を取った
するとまた、振動魔法を放ってきた
手の出された方に出ると考えて横に飛んで回避した
だがしかし、それでも危険察知に反応したためさらに移動を続けた、その後先程までいた位置に抉りとられた形跡があった
「それって方角変えられるのか、便利だな」
「また回避されるとは、危険察知スキル持ってますね」
「それがなければ今頃あれ当たってたよ」
次は黒焔のスキルを使い炎を纏わせた
この炎を纏わせるという説明で誤解していたが剣を振る速度が速ければ速いほど炎が飛ばせるのだ
そのため、振動魔法を振るおうとした瞬間に黒焔を振り、ベルモンドがスキルを中断させて回避したタイミングで視覚になる位置から剣を振るった
だが、その瞬間にベルモンドは姿を消した
そしてすぐに俺の後ろから危険が迫って来たので横っ飛びをして回避した
俺は驚いていた、いるとは思っていたが転移魔法を使える相手が目の前にいることに
今回はここまでです
VSベルモンド編は次回も続きます
感想や指摘等ありましたらコメントお願いします!
村を出る際にシリウスとアルティマさんに困った時にはいつでも来いと言ってもらえた
だが、あの二人を見てから従魔達との距離感がどうも掴めなくなってきているのだ
今は仲間というイメージがあるが、一緒にいて楽しいし心地よささえ感じる昔友達に聞いた恋しているという現象と同じようだ
それは何も従魔だけでなくリオナやローナも同じだがさてこれが恋なのかは分からない
初恋すらしていないため何が恋なのか判断できないのだ
従魔達も少しよそよそしいため俺と同じ感覚なのだと思う(自意識過剰でないはず…多分)
まぁ何はともあれ気にしすぎても気まずくなるだけなので出発することにした
道中危険はないがあまり話していないためさらに気まずくなってはいるのだが
だが、それもご飯の時間になれば変わるかと思ったが従魔達が一度もおかわりをしないのだ…あれ?これ本当に大丈夫かなぁ病気だったりするのか?
「皆大丈夫か?気分が優れないのか?何かあったら言ってくれ」
「え、いえ大丈夫です、ただ考え事をしていただけですので」
「妾はおやつ食べなかった分の反省じゃ、特に気にしなくていいのじゃ」
「私のことも気にしなくていいのよ、ただ気分じゃないだけなのよ」
「大丈夫なの~」
「眠いから寝るわ、私も特にない」
本当にそうだろうか…まぁ大丈夫と言ってるんだし信じることにしよう
ご飯を食べて少し休憩した後歩くとシリウスに教えてもらった所に結界らしき薄い膜があったためそこを通り抜けた
すると、今まで無かった、いや見えなかった所に突如巨大な城が出現した
およそ五十メートル程はあると思う
人の気配は無いため、そのまま城に向かって進むことにした
城の入り口まで行くとそこには人化したであろう魔族がそこにいた
「お主はベルモンドか、どうして魔王補佐たるお前がおるのじゃ?魔王がいなくなってから隠居していたと記憶しておるのじゃが」
「ふむ、最高位吸血鬼ですか、私はここにいる人間の器を見るためにやって来た次第ですよ、神話の魔王には興味ありませんが人間でも魔王たる器があるのなら別に構いませんので、それを試すために来ただけです」
「ベルモンドさんでいいのか?試すって言っても何をすればいいんだ?」
「もちろん分かりやすく戦うということで決めますよ、魔王は策略や政策はもちろん力があるのが当たり前ですからね 」
「アキよ、気をつけるのじゃベルモンドは今の妾と同等かそれ以上に強いと考えてよいのじゃ、魔王の補佐が出来る…それすなわち魔王の暴走を止められる実力ということなのじゃ、気をつけるじゃ」
「ありがと、久し振りに本気だそうかな」
「楽しみにしてるのじゃ」
「頑張ってくださいね」
「応援しといてあげるのよ」
「頑張れ~なの~」
「ファイト」
よし皆見てるし黒焔も使って本気出すか
準備も終えたので戦いの舞台に上がる
「私は本気を出すので死なないようにしてください、本気でぶつかって初めて分かることもありますから」
「分かりました、こちらも本気でいきます!」
その後、ベルモンドは赤いオーラ?を体に纏わせた、その後十メートル離れた位置で急に殴るポーズをした、当たるわけないのだが危険察知に反応したため左に飛ぶと先程までいた場所の地面が抉れていた
「ほう、先に言っておきますとこれは振動魔法ですよ、空気を振動させて超高速の振動を起こしました、避けられるとは思ってなかったのですがよく気がつきましたね」
あれは厄介だな、近距離~中距離を全て攻撃範囲に出来、尚且つ威力もとてつもなく高い
だが、別にそこまで問題はないのでこちらから攻めることにした
とりあえず身体強化極のみ纏い黒焔を振るう
それをベルモンドは剣の腹の部分を手の甲で弾き逆の手で鳩尾を殴ろうとしてきた
もちろんそれは読めているので膝をぶつけて回避しつつ距離を取った
するとまた、振動魔法を放ってきた
手の出された方に出ると考えて横に飛んで回避した
だがしかし、それでも危険察知に反応したためさらに移動を続けた、その後先程までいた位置に抉りとられた形跡があった
「それって方角変えられるのか、便利だな」
「また回避されるとは、危険察知スキル持ってますね」
「それがなければ今頃あれ当たってたよ」
次は黒焔のスキルを使い炎を纏わせた
この炎を纏わせるという説明で誤解していたが剣を振る速度が速ければ速いほど炎が飛ばせるのだ
そのため、振動魔法を振るおうとした瞬間に黒焔を振り、ベルモンドがスキルを中断させて回避したタイミングで視覚になる位置から剣を振るった
だが、その瞬間にベルモンドは姿を消した
そしてすぐに俺の後ろから危険が迫って来たので横っ飛びをして回避した
俺は驚いていた、いるとは思っていたが転移魔法を使える相手が目の前にいることに
今回はここまでです
VSベルモンド編は次回も続きます
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コメント
ノベルバユーザー275924
視角ではなく死角だとおもいます
ペンギン
「視覚になる位置」は「死角になる位置」だと思います