選択権〜3つの選択肢から選ぶチートは!?〜
魔王③
「ここはどこだ?リアン、城がないだけでなく辺り一面砂漠なのだが?」
「迷子じゃな」
「迷子ですね」
「迷子なのー」
「迷子なのよ」
「疲れた」
魔王城への道はとてつもなく険しいようだ…
何故こうなったのか、それは1日前に遡る
「よし、じゃあ魔王城に向かおうか、誰か道わかる人いる?」
「私は一度行ったことありますが生まれて間もない頃なので知りません、すみません」
「私は行ったことないのよ、そこそこの上位種でなければ行くことが許されてないのよ」
「私は行かなかった、めんどくさいから」
「魔王城なんてスライムの時は知らなかったのー、魔王がいることもほとんど理解してなかったのー」
「お主ら仕方ないのぉ、妾が連れていってやるのじゃ、魔王城など両手で数えられないほど行っておるのじゃ」
「そうか、ならリアン道案内頼むよ」
リアンは夜の王って称号があったくらいだし魔王城に行ってそうだもんな
もし誰もいなかったら面倒そうだもんな
「任せるのじゃ」
それから先は想像に任せよう
まず森を歩き、そこを出た後はひたすらに水辺を歩き、その後ようやく景色が変わったと思えば砂漠で絶賛迷子中
ちなみにリアンが静かになったのは水辺を数時間歩いている時からだ
さて、どうやって探そうかなぁと悩んでいるとスノーが提案をしてきた
「地図が正しいのであれば、大体今ここにいます、それならばここから東に行った所に確かケンタウロスの集落があったと記憶しています、そこにいる方々に聞けばいいかと」
ケンタウロスか、それって大丈夫なのかなぁ
ニンゲンコロス、トッテモオイシイとか言ってきて襲われるのは勘弁だ、流石に魔族を従魔達の前で殺しまくるのは止めておきたいし
そんなことを思っているとスノーは
「ちなみにケンタウロスは神話に出てくる人間が魔王ということに賛成派ですので問題はないかと、実際魔族であるケンタウロスと結婚した人間もいると記憶しています」
何か派閥みたいなのがあるのか…
でもケンタウロスとは従魔以外で初めて知り合えそうな魔族だからな、魔王になるかは別として仲良くなっておいて損はないだろう
「よし、じゃあそこまで案内頼むよスノー」
「分かりました」
リアンはとても落ち込んでいた、だがまぁ間違えたとはいえ探そうとしてくれていたのだから特に怒ってないんだけどなぁ
それに、リアンが静かだと皆そんなに喋らないからな、励まそうとしていると他の従魔達が気を使って先に歩いてくれた
その間にリアンに話しかけることにした
「リアン、そんなに落ち込まなくていいぞ誰にだって間違いはあるからな、道に迷った後も探そうとしてくれただろ?それだけで充分だから」
「すまぬのじゃ、途中分からなくなったときに直ぐに言うべきだったのじゃ、だからもっと怒ってもいいのじゃ」
「別に俺は元から怒ってないだけどな、もしも怒った方が気が楽になるなら、んー今日のおやつは抜きだ」
「それは大分キツいが…それだけでよいのか?」
「あぁ、もちろんだ」
その後はいつも通りの明るさを徐々に取り戻してくれたので、問題はないだろう
だが、おやつの時間には皆気を使ってすぐに食べた
その後一時間程歩くと集落のようなものがあった、柵が張り巡らされていて中に入るには唯一の入り口を使わなければ入れないようになっている
そこに近づいていくと、中から一人のケンタウロスだろう人物が出てきた
「ここに何用だ?ここは魔族が住んでいるが周りに迷惑はかけていないはずだ、我らは安寧を望んでいるだけのため戦いは避けたいのだが」
「いや、俺らはあなた達に会いに来ただけで戦うつもりはありません、仲間達から話した方が分かると思うので代わります」
「お久しぶりですね、シリウス 私は元白狼であり今は銀狼となったスノーですよ」
「昔、10年程前に会ったあの白狼か?」
「そうですよ、北の大地を統括していた母の娘です」
「妾の顔は覚えてないのかのぉ、これでも昔お主がやんちゃだった頃よく手合わせしてやっていたんじゃがな」
「吸血鬼か!?いや、前と何か違っている、それよりもまず何故あなたがここにいる、ネームドである私が唯一倒せなかった名無し魔族が…白狼といい何があった」
「先に結果だけ言いますね、ここにいる方が私達のご主人であり魔王の器を持つものです、そのためあなたに魔王城の行き先を教えてほしくてやってきました」
「何?そいつは人間だろう、それよりも何故お前らは従魔となりそいつを魔王と断定した?」
「まず最初のことは私達よりもご主人の方が圧倒的に強いからですね、後者に関しては私達が名無しでなくなったことと進化していること、神話の言い伝えから考えれば分かるでしょう」
「つまり、そいつが名付けを行って進化したと言うことだな、嘘を付いてる気配はないし、お前達が進化している事実はあるからな認めてもいい、だが本当に強いのなら俺に勝つことだなそこの吸血鬼には今なら勝てる力は持っているからな」
「分かった、すまないがそれで頼む」
「話が分かるじゃねぇか、一時間後に勝負にするか、それまでは準備しておけ」
何だろう認めてもらいたければ力を示せ的な展開は…
まぁ何はともあれこれに勝たなければ始まらないため気合いを入れることにした
今回はここまでです
最近暑いので熱中症には気を付けてください
作者は暑すぎて外に出たくないので心配は入りません(聞いてないですか、すみません)
感想や指摘等ありましたらコメントお願いします!
「迷子じゃな」
「迷子ですね」
「迷子なのー」
「迷子なのよ」
「疲れた」
魔王城への道はとてつもなく険しいようだ…
何故こうなったのか、それは1日前に遡る
「よし、じゃあ魔王城に向かおうか、誰か道わかる人いる?」
「私は一度行ったことありますが生まれて間もない頃なので知りません、すみません」
「私は行ったことないのよ、そこそこの上位種でなければ行くことが許されてないのよ」
「私は行かなかった、めんどくさいから」
「魔王城なんてスライムの時は知らなかったのー、魔王がいることもほとんど理解してなかったのー」
「お主ら仕方ないのぉ、妾が連れていってやるのじゃ、魔王城など両手で数えられないほど行っておるのじゃ」
「そうか、ならリアン道案内頼むよ」
リアンは夜の王って称号があったくらいだし魔王城に行ってそうだもんな
もし誰もいなかったら面倒そうだもんな
「任せるのじゃ」
それから先は想像に任せよう
まず森を歩き、そこを出た後はひたすらに水辺を歩き、その後ようやく景色が変わったと思えば砂漠で絶賛迷子中
ちなみにリアンが静かになったのは水辺を数時間歩いている時からだ
さて、どうやって探そうかなぁと悩んでいるとスノーが提案をしてきた
「地図が正しいのであれば、大体今ここにいます、それならばここから東に行った所に確かケンタウロスの集落があったと記憶しています、そこにいる方々に聞けばいいかと」
ケンタウロスか、それって大丈夫なのかなぁ
ニンゲンコロス、トッテモオイシイとか言ってきて襲われるのは勘弁だ、流石に魔族を従魔達の前で殺しまくるのは止めておきたいし
そんなことを思っているとスノーは
「ちなみにケンタウロスは神話に出てくる人間が魔王ということに賛成派ですので問題はないかと、実際魔族であるケンタウロスと結婚した人間もいると記憶しています」
何か派閥みたいなのがあるのか…
でもケンタウロスとは従魔以外で初めて知り合えそうな魔族だからな、魔王になるかは別として仲良くなっておいて損はないだろう
「よし、じゃあそこまで案内頼むよスノー」
「分かりました」
リアンはとても落ち込んでいた、だがまぁ間違えたとはいえ探そうとしてくれていたのだから特に怒ってないんだけどなぁ
それに、リアンが静かだと皆そんなに喋らないからな、励まそうとしていると他の従魔達が気を使って先に歩いてくれた
その間にリアンに話しかけることにした
「リアン、そんなに落ち込まなくていいぞ誰にだって間違いはあるからな、道に迷った後も探そうとしてくれただろ?それだけで充分だから」
「すまぬのじゃ、途中分からなくなったときに直ぐに言うべきだったのじゃ、だからもっと怒ってもいいのじゃ」
「別に俺は元から怒ってないだけどな、もしも怒った方が気が楽になるなら、んー今日のおやつは抜きだ」
「それは大分キツいが…それだけでよいのか?」
「あぁ、もちろんだ」
その後はいつも通りの明るさを徐々に取り戻してくれたので、問題はないだろう
だが、おやつの時間には皆気を使ってすぐに食べた
その後一時間程歩くと集落のようなものがあった、柵が張り巡らされていて中に入るには唯一の入り口を使わなければ入れないようになっている
そこに近づいていくと、中から一人のケンタウロスだろう人物が出てきた
「ここに何用だ?ここは魔族が住んでいるが周りに迷惑はかけていないはずだ、我らは安寧を望んでいるだけのため戦いは避けたいのだが」
「いや、俺らはあなた達に会いに来ただけで戦うつもりはありません、仲間達から話した方が分かると思うので代わります」
「お久しぶりですね、シリウス 私は元白狼であり今は銀狼となったスノーですよ」
「昔、10年程前に会ったあの白狼か?」
「そうですよ、北の大地を統括していた母の娘です」
「妾の顔は覚えてないのかのぉ、これでも昔お主がやんちゃだった頃よく手合わせしてやっていたんじゃがな」
「吸血鬼か!?いや、前と何か違っている、それよりもまず何故あなたがここにいる、ネームドである私が唯一倒せなかった名無し魔族が…白狼といい何があった」
「先に結果だけ言いますね、ここにいる方が私達のご主人であり魔王の器を持つものです、そのためあなたに魔王城の行き先を教えてほしくてやってきました」
「何?そいつは人間だろう、それよりも何故お前らは従魔となりそいつを魔王と断定した?」
「まず最初のことは私達よりもご主人の方が圧倒的に強いからですね、後者に関しては私達が名無しでなくなったことと進化していること、神話の言い伝えから考えれば分かるでしょう」
「つまり、そいつが名付けを行って進化したと言うことだな、嘘を付いてる気配はないし、お前達が進化している事実はあるからな認めてもいい、だが本当に強いのなら俺に勝つことだなそこの吸血鬼には今なら勝てる力は持っているからな」
「分かった、すまないがそれで頼む」
「話が分かるじゃねぇか、一時間後に勝負にするか、それまでは準備しておけ」
何だろう認めてもらいたければ力を示せ的な展開は…
まぁ何はともあれこれに勝たなければ始まらないため気合いを入れることにした
今回はここまでです
最近暑いので熱中症には気を付けてください
作者は暑すぎて外に出たくないので心配は入りません(聞いてないですか、すみません)
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