選択権〜3つの選択肢から選ぶチートは!?〜

アキ・焔

ダンジョン攻略②

ダンジョン攻略から帰った次の日もダンジョンに潜ることにした
昨日と同じ門番だったので軽く挨拶をしてから中に入った

「今日はどこまで潜れるんだろうな?」
「昨日と同じだけ進むと考えて六十階層だと思うのじゃ」
「私もそう思うのよ」
「分かんないの~」

マリンはいいとしてまぁそんぐらいだろう
ちなみにこの世界のダンジョンは五十階層毎にしか地上に戻るためのセーブする石板は無い
そして潜る場合も五十階層まで行ってセーブした人のみそこに移動出来るという感じだ
つまり、四十九階層まで行ってボスを倒せなければセーブは出来ないということだ
その救済処置のようなものとして、四十階層のボスを倒せば緊急脱出用の石が手に入るため戻ることは可能だ

このようなシステムだが、俺達には関係ない
理由は転移魔法だ
この魔法は一度行った場所に転移出来るという機能がある、そのため三十階層をクリアした後の場所に飛べばいいのである

門番の人と別れて、中に入り曲がり角まで行き転移魔法を使った

「これ真面目に攻略してる人達が見たらこれ何のチート?ってなると思うのよ」
「まぁ妾も少しずつ慣れてきたのじゃ」
「マスターは凄いの~」
「使えるものは使うべきだろ」

まぁ俺も転移魔法持ってない時にこんなの見せられたら間違って強奪使うかもしれないが
まぁとりあえず先に進むか

そうは言ってもあまり強い魔物はいなかったら
気づいたことを強いていうならば魔物が連携していたということだろう
同じ魔物同士なら分かるが、違う種族の魔物同士で連携しているのは驚いた

四十階層までに出てきた魔物は
・ホブゴブリン
・オーク
・ウルフ
・ポイズンビー
の四体だ

ポイズンビーは幻獣を倒しに行った時に出てきたハチの魔物だ
ボス部屋の前まで来たので入って見ると中にいたのは普通のウルフより大きいウルフと普通のウルフ五体だった
鑑定してみると名前はブラッドウルフだった
ウルフの進化系らしい

今回倒すのはフレアなので任せて俺達は下がることにした
俺達が下がった後、ウルフたちは分散して四方八方から攻めることにしたらしい
フレアは炎魔法ではなく火魔法をウルフに向けて放ったその攻撃で三体を倒した後残りの二体には加速を使い一瞬で零距離までつめて倒した

残りのブラッドウルフは白い体から赤い体に変化していた
そう、まるで血のようなどす黒い赤色になっていた
そのウルフが速いスピードでフレアに噛みつこうとした
歯が当たると思える次の瞬間ウルフが壁に吹っ飛んで倒されていた

何故かは簡単である
噛まれる瞬間に噛まれないギリギリの位置に移動して回し蹴りをしたのだ
ようするに余裕だったわけだ
倒した魔物から緊急脱出用の石も手に入った

「お疲れ」
「お疲れなのじゃ」
「お疲れ~」
「ありがとうなのよ、でも全くと言っていいほど戦い甲斐がないのよ」

まぁ本当に弱い敵ばっかで俺も萎えてきた
そんな風にほとんど本気を出せる敵もいないまま五十階層まで移動した
五十階層に出た魔物は
・オーク
・ウルフ
・ポイズンビー
・グリズリー
の四体だ

グリズリーは熊の少しいかつくなった感じだ
とりあえず弱かったので適当に散らしながら倒していった
ボス前まで来れたので入ることにしたした
今回は俺の番なのでいい感じに暴れようと思う

「マスター頑張ってなの~」
「まぁ圧勝だと思うのよ」
「妾もフレアに同感なのじゃ」
「まぁいい感じに頑張ってくるよ」

そして中に入るとグリズリーの大きいのとグリズリー5体がいた
てか四十階層のとことほとんど変わらないじゃん
大きいグリズリーの名前はまんまビッググリズリーだった

俺がある程度前に進むとグリズリーが一辺に攻めてきた
黒焔を抜いた、今回は武器スキルは使わない
一体目は振り下ろそうとしていた右腕を斬った後返す剣で頭から真っ二つに分けた
二体目は左足を踏み込んで首を斬り裂いた
三体目と四体目は片方に重力魔法で体を重くして動きを鈍らせ、その間にもう一体の方を倒して重力魔法をかけた方も倒した
五体目は龍魔法で頭を消し飛ばした
ビッググリズリーは牽制してなかなか動かなかったので転移魔法で後ろに回転しながら剣を回して倒した

うん、段々魔法を組み入れた戦闘も思ったタイミングで使えるようになってきた

こんな感じで六十階層まで来た
六十階層に出てきた魔物は
・トロール
・コンガ
・ゴブリンキング
・スコーピオン
の四体だ

コンガとスコーピオンは昇格試験の時のゴリラと蠍だ
まぁぶっちゃけドラゴンのステータス吸収する前から余裕だったんだからもちろん弱かった
ゴブリンキングはホブゴブリンの進化系だろう
最初の頃に全力で魔法ぶっぱなして倒した奴だ

六十階層はマリンの番なので俺達はボス部屋に入ってすぐの場所で待機した
中にいたのはゴブリンナイトより大きいのとゴブリンナイトだ
大きいのはゴブリンジェネラルだった

マリンはまず鉄壁を使い一体ずつ体当たりして吹っ飛ばした
これで残りはボスだけ、あれ?速くね
ボスには瞬歩で移動した勢いのまま突っ込んだ
まぁ案の定ゴブリンジェネラルが壁に直撃して倒れた

「あんまり強くないの~」

俺も本当にそれ思うわ
速く下の方に行って強い敵と戦いたい!!




今回はここまでです!
GW入ったので落ち着いて書けそうです!
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