氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)

真木 輝

入学式①

試験が終わり、1週間後くらいに合格通知が来た。

もちろん合格だ、

そして、今日は4月8日

入学式だ


今日の朝は暖かい

桜も満開だ

ベットから出て、下に降りる

「秋、おはよう」

「おはよう」

「今日から、秋風もいないのか、寂しくなるな、
    なぁ真涼」

「そうねぇ、炎一郎さんと2人2人だなんて、寂しすぎるわ」

落ち込むアホ父

そう、国立騎魔士アカデミーは全寮制なのだ

「てか、2人きりじゃないだろ、常夏と凪沙がいるだろ」

「そうね、けどどうせ来年2人とも寮行きでしょ」

言ってなかったが、俺には1つ下の弟妹が2人いる

東山 常夏(とうざん とこなつ)と
東山 凪沙(とうざん なぎさ)だ。

俺と違って双子だからか

常夏は父親の「炎」を

凪沙は母親の「氷」を

受け継いだ。

「受からないかもしれないだろ」

「それはないから、
    俺、兄貴より強いから!」

「そうよ、兄さん、受からないことなんてないわ」

「よぉ、お前ら今日は早起きだな」

「兄さんの退家式ですからね、
   しっかり祝わないと」

「気持ちこもってないな、
   てか、追放されたみたいに言うなよ」

凪沙は相変わらずドSだ

「兄貴、家出る前にひと勝負しようぜ」

「嫌だわ、てか忘れたのか?今の戦績」

「俺から、1勝99敗だ!」

「てか、その一勝俺がインフルかかってる時に、無理やり勝ち取った一勝だろ!」

どうやら常夏は名前の通り、常にあつくるしい

「ひとまず準備させてくれ」

顔を洗って、歯を磨き、制服を着る、髪をセットして・・・・・

「飯食うか」

これから家族揃って飯食う回数も少なくなる
から、しっかり味わいながら、楽しく食べた

「よし、常夏ひと勝負してやるわ」

「まじかよ兄さん!」

「なら俺もまぜてくれよ〜、秋風」

「おう、みんなで総当たり戦だな」

「それは、楽しみね」

「えー、私もやるの?」

「まぁいいじゃないか、凪沙」

「しゃーなし」

「んじゃ、地下フィールド集合で」

それからしばらく・・・

「全員集合したな」

それじゃバトルスタートだな




「くっそ、また負けた」

結果は2勝2敗だ

常夏と凪沙は瞬殺だったが

父さんと母さんに負けた

「まだまだ、だな、ははははは」

「けど強くなったわね、秋」

「お前は、炎と氷に頼りすぎだ、だから1つを極めたやつに弱いんだ」

いくら普段アホといえども、やはり世界ランカーはダテじゃない

「あーー、また負けた、けど次は負けねぇ」

「兄さん嫌い」

弟妹どもはうるさいな

「絶対アカデミーで鍛えて、超えてやるぜ
   父さん、母さん」

「楽しみにしてるぞ」




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