邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第三百二十三話 ウボ=サスラの手紙
8章 復活儀式
まず、初めに謝らせてほしい。
君に強引な方法でこの使命を預けたのは、時間と余裕がなかったとはいえあるまじき行為であった。
この手紙であっても混乱と焦りの中で書いたため、話が一貫しておらず理解し難い内容となってしまっているだろう。
クトゥルフとヨグ=ソトースがいるとはいえ、何も説明せずに放り出してしまったこと。強引に指名を押し付けたこと、ここで謝罪させてもらう。
さて、それでは本題に入ろう。
君は、我々をどう定義しているかね?
外なる邪神。
外宇宙からの侵略者。
まあ、なんとでも言えるのだろうが、ただ一つ言えることは、その推量は、全て間違っている。
そう、間違っているのだよ。私は、我々は、外宇宙から来た神でもなければ、侵略者でも無い。
君たちより高次の次元にいるだけの、ただの「人間」なのだ。
高次の次元。
君たちでは知覚すら出来ない深層には、さらなる世界が広がっている。
パラレルワールドのようなものだ。
この三次元世界に重なるようにして高次元世界は存在している。
その世界は多次元とも言うべき多様性を誇り、君たちのような人間であれば空間に存在することすら出来ずに体が捻じ切られて即死する。
時に、「神」というものに疑問を持ったことはないか?
何故、このように大量の神が蔓延っているのだろう?
そもそも、何故神という人間を超越したものがいるのだ?
その答えこそ、我々の居た多次元世界にある。
先程も言ったが、三次元世界において、多次元世界への侵入は自殺行為に等しい。
先程の話に加えて、そもそも「ここにいる」という存在の証明が成されないのである。
君たちにとって容易にイメージ出来る例として、ブラックホールがある。
あれは多次元世界における我が肉体が暴走し、変質しこの世界に顕現してしまったものだ。
多次元世界の存在の体内なのだから、内部も当然多次元世界の環境と同じだ。
存在証明は成されなくなり、それにより生存への本能が機能しなくなる。
肉体は生命の維持を止め、緩やかに死へと向かっていく。
そして、生存を諦めて肉体を多次元の特殊な空間が貪り、微粒子レベルまで分解する。
そこに、三次元世界の物質が入り込んでしまったら、あとはわかるだろう?
そこで、先程の「神とはなんだ?」という疑問が出てくる。
神とは、多次元世界に到達するための一つのステップなのだ。
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
(誤字脱字がありましたら、何話かを明記した上で修正点をコメントしていただければ幸いです)
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外なる邪神。
外宇宙からの侵略者。
まあ、なんとでも言えるのだろうが、ただ一つ言えることは、その推量は、全て間違っている。
そう、間違っているのだよ。私は、我々は、外宇宙から来た神でもなければ、侵略者でも無い。
君たちより高次の次元にいるだけの、ただの「人間」なのだ。
高次の次元。
君たちでは知覚すら出来ない深層には、さらなる世界が広がっている。
パラレルワールドのようなものだ。
この三次元世界に重なるようにして高次元世界は存在している。
その世界は多次元とも言うべき多様性を誇り、君たちのような人間であれば空間に存在することすら出来ずに体が捻じ切られて即死する。
時に、「神」というものに疑問を持ったことはないか?
何故、このように大量の神が蔓延っているのだろう?
そもそも、何故神という人間を超越したものがいるのだ?
その答えこそ、我々の居た多次元世界にある。
先程も言ったが、三次元世界において、多次元世界への侵入は自殺行為に等しい。
先程の話に加えて、そもそも「ここにいる」という存在の証明が成されないのである。
君たちにとって容易にイメージ出来る例として、ブラックホールがある。
あれは多次元世界における我が肉体が暴走し、変質しこの世界に顕現してしまったものだ。
多次元世界の存在の体内なのだから、内部も当然多次元世界の環境と同じだ。
存在証明は成されなくなり、それにより生存への本能が機能しなくなる。
肉体は生命の維持を止め、緩やかに死へと向かっていく。
そして、生存を諦めて肉体を多次元の特殊な空間が貪り、微粒子レベルまで分解する。
そこに、三次元世界の物質が入り込んでしまったら、あとはわかるだろう?
そこで、先程の「神とはなんだ?」という疑問が出てくる。
神とは、多次元世界に到達するための一つのステップなのだ。
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