邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第二百六十五話 悪夢:Nightmare
7章 あゝ神よ
絶望が近づいてくる。
ゆっくりと、しかし、確実に。
そして、とうとうこの世のものでは無い悪夢の軍勢がルキフグスへと辿り着いた。
そして、先頭のシグレが無様にへたり込むルキフグスの頭に手を置き____
『_______』
何事かを、喋った。
しかしそれは聞き取れず、顔に疑問符をうかべるルキフグスにシグレは落胆の表情を浮かべつつ魂を喰らう刀を振り下ろした。
続いて異界の怪物達がルキフグスに襲いかかり、肉体を、精神を引き裂いていく。
いつの間にか亡霊のようなものも加わり、それもルキフグスを責め立てる。
焼かれて、喰われて、呑まれて、溶かされて。
様々な方法でルキフグスは肉体を傷つけられる。
が
死ぬことは無かった。
どれだけ肉体を裂かれようと、どれだけ精神を砕かれようと、それらは全て激痛を、伴って再生する。
そしてまた、砕かれ、切られ、吸われ、潰され、心を侵され、塗り替えられて______
様々な責め苦を受け、それでもなお死は許されない。
死は救いである。
自らの犯した罪の罰を受けずに済むのだから。
死は救いである。
どうしようも無く濁りきった現世から解放される、唯一の手段なのだから。
死神は死を許さない。
悪魔は罰を受けるべきであると、永劫の輪廻の中で悔い改めるべきであると。
消滅など許さない。
悪魔には自死すら許されない。
諦めなど許さない。
悪魔には足掻くことを辞めることすら許されない。
忘却など許さない。
自らの犯した罪を、自らが狂わした尊き人の生を忘れることなど許さない。
悪逆を許さない。
悪魔が悔い改めるまで、それは悪魔を蝕むだろう。
それは心の檻、悪魔の根源を封じる不壊の枷。
『アァァァァァァァァァァァァ!!!!』
永久の牢獄の中で、悪魔は未来永劫上げることとなる叫びを上げた。
「となっているんですかね?」
『えげつないことするわこの神』
『悪行を為さないと生きていけない悪魔に対して改心しないと出れない幻術使うとか……どっちに転んでも変わらないじゃないか』
「いえいえ、そのまま死ぬか、改心して死ぬか、ではかなり違いがあると思いますよ?」
『それはそうだが……』
「さて、それじゃあ戻りますか」
そう話すシグレの脳裏には、アナウンスが鳴り響いていた。
アナウンスやら報酬確認は次回です。
もう次回辺りで7章終わるかな?
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いつの間にか亡霊のようなものも加わり、それもルキフグスを責め立てる。
焼かれて、喰われて、呑まれて、溶かされて。
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が
死ぬことは無かった。
どれだけ肉体を裂かれようと、どれだけ精神を砕かれようと、それらは全て激痛を、伴って再生する。
そしてまた、砕かれ、切られ、吸われ、潰され、心を侵され、塗り替えられて______
様々な責め苦を受け、それでもなお死は許されない。
死は救いである。
自らの犯した罪の罰を受けずに済むのだから。
死は救いである。
どうしようも無く濁りきった現世から解放される、唯一の手段なのだから。
死神は死を許さない。
悪魔は罰を受けるべきであると、永劫の輪廻の中で悔い改めるべきであると。
消滅など許さない。
悪魔には自死すら許されない。
諦めなど許さない。
悪魔には足掻くことを辞めることすら許されない。
忘却など許さない。
自らの犯した罪を、自らが狂わした尊き人の生を忘れることなど許さない。
悪逆を許さない。
悪魔が悔い改めるまで、それは悪魔を蝕むだろう。
それは心の檻、悪魔の根源を封じる不壊の枷。
『アァァァァァァァァァァァァ!!!!』
永久の牢獄の中で、悪魔は未来永劫上げることとなる叫びを上げた。
「となっているんですかね?」
『えげつないことするわこの神』
『悪行を為さないと生きていけない悪魔に対して改心しないと出れない幻術使うとか……どっちに転んでも変わらないじゃないか』
「いえいえ、そのまま死ぬか、改心して死ぬか、ではかなり違いがあると思いますよ?」
『それはそうだが……』
「さて、それじゃあ戻りますか」
そう話すシグレの脳裏には、アナウンスが鳴り響いていた。
アナウンスやら報酬確認は次回です。
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