邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百八十九話 酔いどれと迎え
7章 あゝ神よ
「神会なんぞ行きたくないわい!」
「ハッハッハッ!ジジイいつも玩具だもんな!」
「笑うでないわこの童が!」
「らめですよぉ〜みにゃさんなかよくしないとぉ〜〜ほ〜ら〜シグレちゃんいいこいいこ〜」
「あいつらめぇ!いつもわしをコケにしおってからにぃ〜うわぁぁぁぁぁあん!」
「ギャハハハハハハハハハハ!!!!!」
「たのしくやりましょ〜〜は〜いいいこいいこ〜」
「うわぁぁぁぁぁん!誰も助けてくれないんおrrrrrrrrr」
「ギャハハハハハハハハハハ!汚ぇなジジイ!!」
「シグレちゃんはいいこでふねぇ〜〜」
(うわぁ……)
シグレはセレスに膝枕されながら光の消えた遠い目でどこかを見据えていた。
室内には酒の匂いが充満し、酒に弱い人間なら入っただけで酔ってしまうであろうほどの酒気が漂っていた。
『まぁ八塩折之神酒が充分アルコール度数高いのにそりゃ樽飲んだらこうなるよね』
室内にはシグレ含めて四人の男女がおり、そのうち3人が酒に呑まれていた。
フツヌシノカミは泣き上戸、愚痴を漏らしながら泣き叫ぶさまに加え若干の幼児退行が見られる。
正直老人の姿でそれやられるとSAN値が減る。
『辛辣ぅ!』
タケミカヅチは笑い上戸、とにかく笑いながら浴びるように酒を飲んでいる。
背中を叩いたりしてくるのだが力加減ができていないようで威力が頭おかしい。
(私じゃなきゃ死んでますよ)
『むしろなぜ死なん』
セレスは……なんだろうねこれ、なんかもうにへらにへらしながらシグレを強制的に抱っこしたり膝枕してくる。
内側の母性が漏れ出ているのだろうか。
頭なでなでと膝枕のコンボはやばい。
とくに幼少期にそう言った愛を受けていないシグレにとっては。
一瞬幼児退行して「ママ」と呼んでしまいかけた。不覚である。
『いや、それはよくね?……よくないか』
恐ろしや、酒の力。
セレスに撫で撫でされながら、シグレはひたすらに待った。
「あ゛ーーーぎもちわりぃぃぃいぃ……」
「頭痛がするのぉ……」
「うう……気持ち悪い……」
「飲み過ぎですよ。飲む前に飲みすぎないとか言ってたのはどこいったんですか」
「すまぬ……一度飲み始めると止まらんのじゃ……こやつは……」
「ウプッ……そりゃおめーも一緒だろうがよジジイ」
「私も柄にもなく飲んでしまいましたね……」
「ハイキュア、節度を守ってくださいよ」
「おお、すまぬ」
回復魔法で酔いどれ神様からアルコールを抜き、酔いを回復させたところで戸を叩く音が聞こえる。
「フツヌシノカミ様!神会が開始されます!お迎えにあがりました」
「少し待っておくれ」
「分かりました」
従者だろうか、戸越しにフツヌシノカミは声を掛け、待たせた数秒の間に食事のあと片付けや着替えなどの準備を終わらせていた。
「よし、行くぞい」
「おう」
「ええ」
「分かりました」
それはシグレを含めたほかの神も同じだった。と言ってもシグレは装備非表示にしているせいで初期から変わらないいつもの恰好なのだが。
戸を開くと、大きな扉があった。
天界の最初にあったもんとは違い、今回は日本らしさ、と言うよりまんま鳥居といった様相を呈している。
その鳥居の先には巨大な集会場のようなものが移り、間違ってもここに来た時に見た庭園は鳥居の先の空間には映し出されていなかった。
「今回は日本神話主催じゃからこんな日本じみたものになっておるんじゃ、こんなふうに神会は開催する神話によって細かな違いが出るんじゃよ」
「なるほど……」
「毎度毎度ありがたい。今回もよろしく頼む」
「ありがたきお言葉、して、そこの女は?金髪のお方はセレス様であることはわかりますが……」
「ああ、こやつは今回新しく神となったものじゃ、儂ら三人が後見人としてついておる。あと男じゃぞ」
最後につけ加えられた言葉により案内人の男は少し驚いたように見えたが、すぐに居住まいをただす。
「!?……これはこれは、ですが、皆様の眷属にこんな者はいなかったような……」
「そのとおり、こいつはある意味自力で神となったんだよ。野良だ野良」
「なるほど……おっと、時間が迫っています。鳥居にお入りください、神会場への直通です」
それに促されて四人は鳥居を潜る。
そこは、先ほど鳥居の先に移されていた集会場だった。
「「「神会へようこそ」」」
おrrrrrrrrrrr(お食事中の方すみません)
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(IDはあらすじにあります)
「神会なんぞ行きたくないわい!」
「ハッハッハッ!ジジイいつも玩具だもんな!」
「笑うでないわこの童が!」
「らめですよぉ〜みにゃさんなかよくしないとぉ〜〜ほ〜ら〜シグレちゃんいいこいいこ〜」
「あいつらめぇ!いつもわしをコケにしおってからにぃ〜うわぁぁぁぁぁあん!」
「ギャハハハハハハハハハハ!!!!!」
「たのしくやりましょ〜〜は〜いいいこいいこ〜」
「うわぁぁぁぁぁん!誰も助けてくれないんおrrrrrrrrr」
「ギャハハハハハハハハハハ!汚ぇなジジイ!!」
「シグレちゃんはいいこでふねぇ〜〜」
(うわぁ……)
シグレはセレスに膝枕されながら光の消えた遠い目でどこかを見据えていた。
室内には酒の匂いが充満し、酒に弱い人間なら入っただけで酔ってしまうであろうほどの酒気が漂っていた。
『まぁ八塩折之神酒が充分アルコール度数高いのにそりゃ樽飲んだらこうなるよね』
室内にはシグレ含めて四人の男女がおり、そのうち3人が酒に呑まれていた。
フツヌシノカミは泣き上戸、愚痴を漏らしながら泣き叫ぶさまに加え若干の幼児退行が見られる。
正直老人の姿でそれやられるとSAN値が減る。
『辛辣ぅ!』
タケミカヅチは笑い上戸、とにかく笑いながら浴びるように酒を飲んでいる。
背中を叩いたりしてくるのだが力加減ができていないようで威力が頭おかしい。
(私じゃなきゃ死んでますよ)
『むしろなぜ死なん』
セレスは……なんだろうねこれ、なんかもうにへらにへらしながらシグレを強制的に抱っこしたり膝枕してくる。
内側の母性が漏れ出ているのだろうか。
頭なでなでと膝枕のコンボはやばい。
とくに幼少期にそう言った愛を受けていないシグレにとっては。
一瞬幼児退行して「ママ」と呼んでしまいかけた。不覚である。
『いや、それはよくね?……よくないか』
恐ろしや、酒の力。
セレスに撫で撫でされながら、シグレはひたすらに待った。
「あ゛ーーーぎもちわりぃぃぃいぃ……」
「頭痛がするのぉ……」
「うう……気持ち悪い……」
「飲み過ぎですよ。飲む前に飲みすぎないとか言ってたのはどこいったんですか」
「すまぬ……一度飲み始めると止まらんのじゃ……こやつは……」
「ウプッ……そりゃおめーも一緒だろうがよジジイ」
「私も柄にもなく飲んでしまいましたね……」
「ハイキュア、節度を守ってくださいよ」
「おお、すまぬ」
回復魔法で酔いどれ神様からアルコールを抜き、酔いを回復させたところで戸を叩く音が聞こえる。
「フツヌシノカミ様!神会が開始されます!お迎えにあがりました」
「少し待っておくれ」
「分かりました」
従者だろうか、戸越しにフツヌシノカミは声を掛け、待たせた数秒の間に食事のあと片付けや着替えなどの準備を終わらせていた。
「よし、行くぞい」
「おう」
「ええ」
「分かりました」
それはシグレを含めたほかの神も同じだった。と言ってもシグレは装備非表示にしているせいで初期から変わらないいつもの恰好なのだが。
戸を開くと、大きな扉があった。
天界の最初にあったもんとは違い、今回は日本らしさ、と言うよりまんま鳥居といった様相を呈している。
その鳥居の先には巨大な集会場のようなものが移り、間違ってもここに来た時に見た庭園は鳥居の先の空間には映し出されていなかった。
「今回は日本神話主催じゃからこんな日本じみたものになっておるんじゃ、こんなふうに神会は開催する神話によって細かな違いが出るんじゃよ」
「なるほど……」
「毎度毎度ありがたい。今回もよろしく頼む」
「ありがたきお言葉、して、そこの女は?金髪のお方はセレス様であることはわかりますが……」
「ああ、こやつは今回新しく神となったものじゃ、儂ら三人が後見人としてついておる。あと男じゃぞ」
最後につけ加えられた言葉により案内人の男は少し驚いたように見えたが、すぐに居住まいをただす。
「!?……これはこれは、ですが、皆様の眷属にこんな者はいなかったような……」
「そのとおり、こいつはある意味自力で神となったんだよ。野良だ野良」
「なるほど……おっと、時間が迫っています。鳥居にお入りください、神会場への直通です」
それに促されて四人は鳥居を潜る。
そこは、先ほど鳥居の先に移されていた集会場だった。
「「「神会へようこそ」」」
おrrrrrrrrrrr(お食事中の方すみません)
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