邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百七十六話 災厄過ぎて
7章 あゝ神よ
「ふう……」
『あれ?経験値入らないんだ』
『今一番優先するのそれじゃあないだろうクトゥルフ』
全てが終わり、倒れ込んだシグレに、脳内でクトゥルフが疑問を投げかける。
ちなみにほかの神は怪我の治癒のために自身の神域に早々と帰っていった。
「ああ、さっきもも言いましたが、従魔という扱いなので、倒したところで意味は無いんですよ。と言うか倒していませんしね」
『え゛』
「だって、メル生きてますし」
「Yes,I am!」
某赤い魔術師の人のようなセリフを吐きながら、真っ黒に染ったメルが現れる。
「最後のアレは、別に殺したわけでも封印したわけでもなく、力の上澄みと世界悪の意識を奪い取っただけです。そのため、メルは生き残り、残された世界悪の力はメルに吸収されたのですよ」
そのため、メルは種族が変化し、レベルがリセットされていますが、と説明したあと、シグレは目を瞑った。
「まあ、そんなわけでなにかする必要はありません。まあ、やろうにも今は動くことすら許されないのですがね」
ちなみに今シグレや神々は世界悪の置き土産と言うか呪いというかのせいでこの世に存在するあらゆる状態異常を最大の強さで付与されている。
そのため、魔法を発動することすら出来ず、重ねて動けないためこうやって寝転がって時が過ぎるのを待つしかないのである。
『そう言えば、セレスから与えられたモノはなんだったんだ?』
「ああ、あれは契約強化のアイテムですよ。契約者と契約生物の契約を強化するんです。たとえば、従魔が死ねば契約者も死ぬといったふうになりますね。今回はそれを通り越して何故か眷属から『一心同体』というよく分からん状態になりましたが」
『何が違うの?』
「ステータスやスキルなど全ての情報が統合されます」
『どういうことだってばよ?』
「私がレベルを上げれば、彼らのレベルも上がり、彼らのスキルを私は使え、一部制限は付きますが彼らも私のスキルを使える。というものですね。まあ、ステータス自体は私のそのままのようですし、今後従魔のステータスは能力値を表示しないようにしときますか、従魔のスキルについては私が使えるように多少改変されるようですが」
『制限の内容はなんだ?』
「よく分かりませんが適正らしいです」
『なるほどわからん』
『まあ、使っていく中でわかるだろうよ』
「とりあえず状態異常が治ったらセレスに礼を言いに行きましょうか」
『『ああ』』
はい、サブイベ?おわり
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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(IDはあらすじにあります)
「ふう……」
『あれ?経験値入らないんだ』
『今一番優先するのそれじゃあないだろうクトゥルフ』
全てが終わり、倒れ込んだシグレに、脳内でクトゥルフが疑問を投げかける。
ちなみにほかの神は怪我の治癒のために自身の神域に早々と帰っていった。
「ああ、さっきもも言いましたが、従魔という扱いなので、倒したところで意味は無いんですよ。と言うか倒していませんしね」
『え゛』
「だって、メル生きてますし」
「Yes,I am!」
某赤い魔術師の人のようなセリフを吐きながら、真っ黒に染ったメルが現れる。
「最後のアレは、別に殺したわけでも封印したわけでもなく、力の上澄みと世界悪の意識を奪い取っただけです。そのため、メルは生き残り、残された世界悪の力はメルに吸収されたのですよ」
そのため、メルは種族が変化し、レベルがリセットされていますが、と説明したあと、シグレは目を瞑った。
「まあ、そんなわけでなにかする必要はありません。まあ、やろうにも今は動くことすら許されないのですがね」
ちなみに今シグレや神々は世界悪の置き土産と言うか呪いというかのせいでこの世に存在するあらゆる状態異常を最大の強さで付与されている。
そのため、魔法を発動することすら出来ず、重ねて動けないためこうやって寝転がって時が過ぎるのを待つしかないのである。
『そう言えば、セレスから与えられたモノはなんだったんだ?』
「ああ、あれは契約強化のアイテムですよ。契約者と契約生物の契約を強化するんです。たとえば、従魔が死ねば契約者も死ぬといったふうになりますね。今回はそれを通り越して何故か眷属から『一心同体』というよく分からん状態になりましたが」
『何が違うの?』
「ステータスやスキルなど全ての情報が統合されます」
『どういうことだってばよ?』
「私がレベルを上げれば、彼らのレベルも上がり、彼らのスキルを私は使え、一部制限は付きますが彼らも私のスキルを使える。というものですね。まあ、ステータス自体は私のそのままのようですし、今後従魔のステータスは能力値を表示しないようにしときますか、従魔のスキルについては私が使えるように多少改変されるようですが」
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『なるほどわからん』
『まあ、使っていく中でわかるだろうよ』
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