第百六十七話錬金？

7章あゝ神よ

さてさて、セレスとのお茶会を終えたシグレは一度王宮の部屋へと戻り、新しく購入した万能型錬金キットを使い錬金術による薬草の効能強化及び一部低級のポーションを大量生産錬金し、圧縮していた。

因みにこのキットの効果は凄まじく、制作時間の短縮もそうだが作業の細さも従来のものとは次元が違うレベルである。

万能生産キット　☆10

あらゆる生産行動に適した形に自動的に変化するキット。
また、所有者のステータス、スキル、称号によりあらゆることに関して補正を与える

また、作成物を最適化し、常にアイテム使用量を最小化する

これにより、1024倍が限界だった固形の圧縮HP・MPポーションは131072倍という頭おかしい数値へと変貌(もちろんその分味も凝縮されるがなんとかなる)した。
また、適当に作った下級ポーションが劣化エリクサー並の回復量になったりした。

また、HPとMPどちらも回復するポーションの生産に成功、こちらも下級ですら劣化エリクサー並と恐ろしいものである。
もちろんこのポーションも圧縮及び固形化は完了している。

まあ、これらのアイテムは意図的に回復量を調整出来るので一般販売も問題はない。

また、制作中にも頭痛によりかなりミスが多発してしまった。

そして現在、様々な状態異常の回復薬及び毒や麻痺などの投擲物の開発、最適化が進行していた。
ちなみに状態異常回復ポーションは飴状にすると舐めているあいだはその状態異常に耐性を得られることが分かった。

また、状態異常を与える毒液は完全な投擲用として真円ガラスに入れたものから針に穴を開け毒を仕込んだもの、武器に塗りつけるためのスライム状のもの、接触箇所に張り付く糊状のものを用意した。

因みに一番ヤバイ毒液は接触するだけで耐性が低下し、回数を重ねる毎にどんどんあらゆる耐性と防御力まで下がってしまう恐ろしいものである。

ちなみにシグレはこれを糊状にして持っている。

そして、この毒液は継続接触でも上記の効果が現れる。

また、何かの耐性に特化することも可能であるため、例えば物理耐性が高く、魔法無効の敵に対しては物理のみに特化させることで低下スピードを数十倍にできるのである。

因みに仙桃はひとつしかないためシグレの異次元の中で栽培中である。

ー錬神術を取得しましたー

さあ、次回はなんだろう、

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(IDはあらすじにあります)