邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第七十九話 決勝前半

5章 蹂躙


決勝戦です。 今回は特別リングってことでさっきまでのリングの8倍くらいの大きさのリングになっています。
そりゃ私もフブキさんも広範囲攻撃使いますけどここまで広さいりますかね?

「よろしくお願いします」

「絶対あなたに勝ってやるわ!」

なんなんでしょうねこの気迫

「私って何かあなたを怒らせるようなことしました?」

「当然よ!私よりも強いなんて許されることではないわ!」

なんですかその理不尽…
と、そこでアナウンスが

「さあお前ら準備はいいなァ!?この対戦の勝者によってこの第四サーバーの最強プレイヤーが決まる!その決戦の場に立つのはッ!「邪神」シグレと「氷姫」フブキだ!さあ最強を決めるこの一戦!開始!」

「フライ」

「アイスグランド!」

とりあえず開始と同時に空に飛んでおきましたが正解ですね。アイスグランドでリング一帯が凍ってしまっています。

「エンチャント・ヘルフレイム」

地獄の黒炎を足に纏わせることでとりあえず私の近くだけは凍らなくなりましたね。
観客まわりがエンチャントで騒いでますが放置でしておきましょう。

「ヘイルストーム!」

とりあえず空に飛んで回避します。

「ヘイルブリザード!」

ヘイルストームより大きな竜巻ができました。だいたいリングの3分の2くらいですかね?
同じように避けましょう。

「バカね、竜巻の餌食になりなさい!」

避けた竜巻が追いかけてきました。遠隔操作でもしてるんですかね?
地味にフブキさんからヘイルストームやアイスピラーによる攻撃が飛んできて鬱陶しいですね。

黒炎の城塞ヘルフレイムフォートレス

私を中心として黒炎の城塞が展開され、全ての攻撃が無効化されます。

地上に降りて黒炎の城塞ヘルフレイムフォートレスを解除するとフブキさんがレイピアを持って突進してきていました。
盾で弾き刀で斬りつけます。

「甘いわ!」

「あなたが、ですよ」

「ツッ!」

バックステップで回避したつもりだったのでしょうがこの刀は現在見えないようにした魔力で刀身を延長しているので胸に深々と切断痕が残り、大幅にダメージが入りました。

「マルチプルアイスウォールッ!」

追いかけようとしますが何枚もの氷の壁を貼られて破壊している間に回復されてしまいました。

「完璧に避けたのになんでこんなにダメージがあるのよ!」

回復し終わったフブキさんが叫んできます。

「相手に手の内をバラすとでもお思いで?」

さて、これからどうしましょうかね。


はい、決勝前半です。

次話で闘技大会編は終了します

エンチャント・ヘルフレイムはエンチャント・ファイアの上位魔法です。
ちなみにエンチャント系は頑張ればどこにでもエンチャントできます。

ヘルフレイムフォートレスはシグレのオリジナルで術者を中心とする半径10mくらいの円形の城塞をヘルフレイムで作る魔法です。

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