邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜

クロシヲ

第三十九話 OHANASHI

3章 イベントとその先


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昨日の間に仲良くなった狼たちを見たことでわかったのだが、この村、ウルフの集落じゃなくて本当に狼の集落だったようである。
現在確認しただけでも狼系のモンスターが30種類ほどいたためである。

そして、腕に抱いていたスライムかシグレに声をかけてくる

「僕も連れてって!」

「いいんですか?」

「うん!僕お兄ちゃんにお礼したい!」

「ならいいでしょう『契約コントラクト』」

ースライムとの契約が完了しました。名前をつけてくださいー
ー従魔の数が5体になりました。『感覚同調シンクロ』を取得しましたー

「メルで」

語源はメルト溶解である。

従魔「メル」
種族:スライム    Lv.1
ステータス
STR:1 VIT:2 AGI:4 DEX:1 POW:4
INT:2

スキル
物理攻撃無効(種族固有)酸液 変形 

準備を済ませて場所を知っているという狼について行く。

「やっと同胞みんなを助けられる…ありがとうございます!」

精霊一同が礼を言ってくれているので素直に受け取っておく。

「ねーわんこ〜、まだ〜?」

「わんこじゃねぇって言ってんだろ!噛みちぎるぞ!
あとまだまだ先だからな!キリキリ歩けコラ!」

そう言って狼と遊理が漫才じみたことをしていた。
空気読んで欲しいものである

数分後

「ねーわんこぉ〜まだぁ〜」

「わんこじゃねーよ!あとまだまだだ」

さらに数分後

「わんこぉ〜」

「だからわんこじゃねーよ。まだまだだからさっさと歩け」

さらにさらに数分後

「わん

「あーーーーーーーーーーうるっせぇ!少しは黙れねぇのかこの駄女!」

この辺りで注意しなければならないとシグレは遊理に声をかける。

「ねぇ遊理ちゃん
ちょっと向こうでOHANASHIしましょうか」

「え、うそだよね、うそだよね?」

動かないので引きずって木の影へと移動する。

「ひっ、やめっ、助けてわんこ!助けて皐月!いやだ!
シニタクナイ!シニタクナーーーーーイ!」

数分後

OHANASHIしたら遊理も分かってくれたようである。
何かブツブツ呟いてますが気にしない。

数十分歩いたのち、案内役の精霊狼エレメントウルフが話しかけてきた

「もう少しだぞ、準備しろ」

「わかりました」

数分後、モンスターと多少のエンカウントはあったものの洞窟に到着した。
それでも時間がかかり、夕方になってしまったようで、空は既に紅く染まり始めている。

「これは…」

「うっ、何この嫌な感じ」

「少なくとも好んで入る場所ではありませんね」

「じゃあお前ら、俺はここで帰るぞ」

「はい、お達者で」

「じゃあね!わんこ!」

「わんこじゃねーって言ってんだろ!お前ら、また用がなくても来いよ!」

「まだ反省が足りないようですね」

「ひっ!反省してるから!」


ネタアンド移動回です

条件を満たしていなくてもモンスターが契約したいと思えば契約できます

次回から敵の本拠地に入ります

クトゥルフ様のクエストの名称と肉と鮮血の効果を修正しました

誤字脱字等ございましたらコメントしていただければ幸いです

コメント

  • ノベルバユーザー274031

    わんこと遊理は言葉通じてるんですか?それともずっとシグレが翻訳してるんですか?

    0
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