英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

???

 PV3000!
 ブクマ200!
 ありがとうございます。

 こんなに多くの人に読んでもらえるとは正直思ってませんでした。

 こんな起承転結が変で無理やり繋げた自己満の物語でも、こんなに読んでくれるものなのだと感動しております。

 はい。読者の皆様、くどいようですが本当にありがとうございます。




「ったく、ifルートなんて気にしてられっかよ」

 一人の少年が吐き捨てるよう言った。

「それよりも。ティオはどこだ!?」

 少年は首にかけられた十字架を握り、一人の少女を探す。
 周りには誰もいない。

 辛うじてここは山だとわかる。
 木が生い茂り、視界がほぼ無い状態だが。

「くそっ! おいティオ!」

 呼んでも。
 叫んでも。

 その少女は現れない。

 少年はその場に立ち、右手を強く握り締めた。

炎拳ファイアナックル花火フラワー』」

 少年の右腕の手首辺りに炎が渦巻く。
 そしてその右手で空に向かって殴る動作をした。

 右手の炎は浮かび、天高く昇っていく。

 爆発。

 空に飛んでいった炎は太陽光よりもやや明るく輝いた。
 それは、花火のようだった。

「これで…………」

朝陽あさひくん!」

 しばらくして林の中から一人の少女が顔を出した。
 ティオだった。
 
「私の居ないところで魔法は使わないでって言ったじゃない! ホラ、こっちきて魔力補充して上げるから」

 朝陽と呼ばれた少年は苦笑いをして、その場に座り込んだ。
 ティオが朝陽の手を握ると何やら光出した。

「魔法は暴発したら危ないんだから」

「お前が創った・・・力だろ? なら、大丈夫…………とは限らないか」

「ちょっとどういう意味よ?」

 ティオは握っている手を離し、腕を組んだ。

「あはは。てか、ここは?」

「うーむ、魔力が微かに感じ……?」

 数秒思考し、ティオは固まった。

「な、なんで、魔力感じんの!? おかしくない? ねえ、おかしくない?」

「いやいや、しらねぇよ。俺のじゃないの?」

「いや、確かに朝陽くんに似た魔力だけど………一人? かな」

「そいつのとこに行けば?」

 ティオは顔をブンブン振り回して否定した。

「そんな振るなよ」

「だって、私が創った力だよ? 私しか知らないはずもないけど。他の神は使う必要ないじゃん」

「確かに」

 朝陽は軽く頷いた。

 直後、空間に穴が開いた。
 いや、穴では無いのかもしれない。
 それでも、直接空間に何かが干渉した。

「おっとぉ。お迎え的なやつ?」

 空間は光輝き、思わず二人は目を瞑った。
 二人は消えていた。


 どうも。後書き的なやつにも参上致しました。

 さて、今回の話は相当わけわからん回だったのではないでしょうか?

 いずれ、分かる。と言っておきましょうか。

 多分、また間接的に出るので。


 では。
 次回は主人公でますよ!

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