英雄様の非日常《エクストラオーディナリー》 旧)異世界から帰ってきた英雄

大橋 祐

第31話 イム

 なんか昔(半年前)みたいなやる気や勢いがでてこない作者でございます。
 エタらないことを目標に今後も精進致しますので、これからもよろしくお願いします。

 てか、半年で30話とかペース的にどうなってんの?


 沈黙。
 イムと玖珂の間には沈黙。
 音のない世界が支配していた。

「………」

「………」

 どちらも目を合わせたままジッと相手を見つめている。
 そんな空間を壊すように蒼月が部屋に入ってきた。

「愛月達寝て……た………わ」

 二人と目を合わせる。

「アッハッハ。イムぐうぜんだね? あー、桃姉? この人はクラスメイトの唯夢イムコスプレが趣味なんだよ。少し人見知りでねー」

 圧倒的な棒読みで玖珂に説得を試みる。

「ねえ? のんちゃん?」

「はい」

「貴方、クラスメイトにご主人と呼ばせた挙句合鍵までもたせてんの?」

「すんません。説明します」

 それはそれは見事な土下座だったという。

「ふーん。異世界ね? だから、あの時のんちゃんから嫌な雰囲気が出てた訳だ」

「はい。そうなりますね」

 敬語で話す蒼月をスルーしイムと目を合わせる。

「貴女のんちゃんといて楽しい?」

 イムは思い出す蒼月と出会った頃のことを。

 そして、しっかりと

「はい」
 
 そう答えた。

「なら安心ね。おやすみ」

 布団に被さり、寝てしまった玖珂を見つめたまま蒼月は呟いた。

「ありがとな。イム」

「はい」

 二人は幸せそうに笑った。


 え? 何?
 短いって?

 ごめんなさい。

 次回はイムと出会った蒼月くんのおはなしです。

 コメントとか下さい。
 モチベに繋がるので。

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