チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
番外編13 教師生活
俺は邪神を倒してからというものの無職だ。
そして妹のココに言われてしまった。働かないの?ニートは駄目だよと。
これは働くしかないと思った。
そして俺は以前から考えていた教師になった。
面接やその他は楽勝だった。俺が無詠唱が使えるし、余裕で合格。
だが、ここまでは別に不思議ではない。
しかし、
「先生。これどう?」
「私はこれを着るような年齢ではない気がするんだが」
リリアとセシリアが魔法学校の生徒になりました。
何言ってんの?と思う人がいるかもしれないが、事実だ。それには理由がある。俺達は邪神を倒したからお金は大量に入ったが、一度の人生を謳歌出来るぐらいだ。それならこれからの家族の為にも全員働かないといけないとなり、魔法学校に入っていたら就職先もそんなに困らないという事になり、リリアとセシリアが俺が教師になる時に一緒に入学するという事だ。
「まさかまたリリアに勉強を教えることになるとはな。苦労しそうだ」
「......あの時の事は忘れて」
リリアが若干恥ずかしそうに顔を赤くしながら言う。
あれはリリアにとっては黒歴史なのかもしれない。ずっと俺に対して反抗的な態度を取っていたしな。
「よし、行くか!」
俺の言葉にリリアもセシリアも頷き、今から俺の学校教師での生活が始まるのだった。
だが、そう簡単にはいかない。
~リリアの場合~
俺は全クラス一年生の無詠唱を教える先生になってしまったのは別に構わないが何だか自分の妻が生徒って本当に不思議な感覚だな、そう思いながら授業を始める。
「無詠唱はイメージが大事です。皆さんはまだ使ったことが無いかもしれませんが必ず出来るようになります。先代の方たちも出来るようになりましたから」
俺の言葉に一年生の生徒は期待するような眼を向けてくる。
結構責任重大な気がするが、頑張って教えよう。そう思っていたら、
「リリアさんどうしましたか?」
リリアが手を挙げたので、話を聞く。
やっぱり学校でリリアと呼ぶのは駄目だからリリアさんだけどめっちゃ言いづらい。
「先生。今日の夜のご予定は?」
「......用がないなら座ってください」
リリアは後で十分叱っておこう。
だが、これがリリアにとって他の女が手を出さない為の布石とは本人は気付いてはいない。
だが、生徒の眼は期待した目から一転この二人はどういった関係なのかという目になっている。
ほんとあいつどうしてくれようか。
授業が終わると当然とばかりに生徒から質問攻めにあう。
「先生!あのリリアって子とどういう関係なんですか?」
「先生!逃げられないぞ」
今の子たちはコミ力高すぎだろ。なんでこんなグイグイ来れるんだよ。
「......いえ。あのリリアと言う人は知り合いなだけですよ」
「先生酷い!私達は」
リリアが何かとんでもない事を言おうとしているのは分かっているので、口を抑える。
「お前!学校で変な事言うんじゃない!面倒な事になるだろ!」
「......しょうがないわね」
リリアが本当に渋々と言った感じで引き下がってくれた。
......本当にこれから大丈夫だろうか?
~セシリアの場合~
他のクラスでは何事もなく済み、今日最後の授業がセシリアがいるクラスだ。途中までは何事も無かった。しかし、
「それでは授業の最後に確認をします。分かった人は手を挙げてください。では火魔法超級の名前は何でしょうか?」
真っ先に手が上がるのは当然と言うべきか、セシリアだ。
「ではセシリアさん。答えてください」
「フレイムランスだ」
「正解です。全員拍手を」
それから全員から速すぎると拍手を貰い、セシリアが少し照れるまでは良かった。
「では、次に無詠唱は確かに強力ですが、戦闘で危機状態になった場合どうすれば」
いいでしょうか?と言う前にセシリアが手を挙げる。
「じゃあ、セシリアさん」
「一言詠唱を唱えることだ」
「正解です。皆さん拍手を」
しかし、そこからセシリアの歯止めが利かなくなった。
何を質問しても最後まで聞く前にセシリアが答え、段々と皆が速すぎて凄いを通り越して引き気味だ。
「セシリア、流石にもう少し誰かにチャンスを与えてやってくれませんかね?」
「......分かった」
なんでそんな悲しそうな眼をするんだよ。俺が悪いみたいじゃないか。
それからは他の生徒も答えることが出来たのだが、まだ時間がある。
この学校では余る時間も出来るかぎり勉強に費やし、ギリギリまでやるという感じだが、流石に皆の集中力が持たないので少し自習にする。
そこで俺は少し気になって他の生徒に聞く。
「なあ、もしかしてセシリアさんは他の授業でもあんな感じなんですか?」
「それが全然ですよ。他の授業では全く静かだった......」
その瞬間そよ風が起こる。
その瞬間少し談笑していた人も何かを感じ取ったのか黙る。
その風を起こしたのは当然セシリアだ。
俺と話していた生徒の間に冷や汗が流れる。
どうして流れるのかは分からない。だけどこれ以上喋れば命の危険があると思ってしまう程に。だからこそ生徒も黙ったのだ。
「......ええと、セシリアさんどうしましたか?」
「何でもないですよ先生。そのまま雑談を楽しんでください」
お前は誰だ。セシリアじゃない。何だ今の口調は。始めて聴いたぞ。
怖い、恐ろしいしか思いつかない。
「もしかしてこの先生の授業で張りきってるのバレたくなか」
その瞬間、空気を読まず発言した生徒の横に風の超級の刃が通り過ぎる。
「......冗談です」
その場に静かに座る生徒。
しかも今のシルフの力を使ったように思えるんですが見間違いですかね?
だが、このままでは大変よろしくない。
セシリアにはこの学校で是非友達を作って欲しいのだ。
それなのにこのままじゃ不良のレッテルを貼られてもおかしくない。
だからこそ夫であり、先生である俺がやるしかない!
「セシリアさんが張りきってくれるとは思いませんでしたよ、嬉しいな」
俺が空気を紛らしセシリアと仲良く話している姿を皆に見せよう作戦だ。
だが、周りからお前殺されるぞ?と言う目を向けられるが、大丈夫な筈。
作戦通りセシリアが俺に何かをすることはない。
それに生徒たちが驚いた姿を見せるが気にしない。
「......別に張りきってるわけではない」
「そうですか?しかしあんなに速く答えられるなんて凄いですよ」
「......もう勘弁してください」
どうしたのだろうか?ただ褒めてるだけなのに。
「他の授業でもそんなカッコイイ姿を見せてくださいね」
「.....もう限界だ!」
「へ!?」
俺はセシリアに風魔法でぶっ飛ばされる。
「......レイは先程から何でそんな褒めちぎるんだ!もう勘弁してくれ!」
「え?ただ褒めてるだけじゃないですか」
「ほめ過ぎなんだ!勘弁してくれ!」
「あれ?もしかしてセシリア照れてるんですか?」
今になってようやく気付いた。
「気付くのが遅すぎるぞ!」
「いやいや、まさか褒めたら照れるなんて案外可愛いですね?」
「お前は本当に!」
セシリアが素手で俺に何かしようとするので防いだりしながら揉め合う。
その時クラスの思いは一致した。
(ここはイチャイチャする場所じゃねえよ!)
誰もがそう思うのは仕方ない事だった。
そしてセシリアには妻のあだ名が付けられ、リリアに愛人というあだ名が付けられ、リリアが暴れたのはまた別の話。
そしてセシリアが超級を放ったとこで学校の壁が一部壊され、弁償の為、三カ月給料貰えないのは当然の話だった。
そして妹のココに言われてしまった。働かないの?ニートは駄目だよと。
これは働くしかないと思った。
そして俺は以前から考えていた教師になった。
面接やその他は楽勝だった。俺が無詠唱が使えるし、余裕で合格。
だが、ここまでは別に不思議ではない。
しかし、
「先生。これどう?」
「私はこれを着るような年齢ではない気がするんだが」
リリアとセシリアが魔法学校の生徒になりました。
何言ってんの?と思う人がいるかもしれないが、事実だ。それには理由がある。俺達は邪神を倒したからお金は大量に入ったが、一度の人生を謳歌出来るぐらいだ。それならこれからの家族の為にも全員働かないといけないとなり、魔法学校に入っていたら就職先もそんなに困らないという事になり、リリアとセシリアが俺が教師になる時に一緒に入学するという事だ。
「まさかまたリリアに勉強を教えることになるとはな。苦労しそうだ」
「......あの時の事は忘れて」
リリアが若干恥ずかしそうに顔を赤くしながら言う。
あれはリリアにとっては黒歴史なのかもしれない。ずっと俺に対して反抗的な態度を取っていたしな。
「よし、行くか!」
俺の言葉にリリアもセシリアも頷き、今から俺の学校教師での生活が始まるのだった。
だが、そう簡単にはいかない。
~リリアの場合~
俺は全クラス一年生の無詠唱を教える先生になってしまったのは別に構わないが何だか自分の妻が生徒って本当に不思議な感覚だな、そう思いながら授業を始める。
「無詠唱はイメージが大事です。皆さんはまだ使ったことが無いかもしれませんが必ず出来るようになります。先代の方たちも出来るようになりましたから」
俺の言葉に一年生の生徒は期待するような眼を向けてくる。
結構責任重大な気がするが、頑張って教えよう。そう思っていたら、
「リリアさんどうしましたか?」
リリアが手を挙げたので、話を聞く。
やっぱり学校でリリアと呼ぶのは駄目だからリリアさんだけどめっちゃ言いづらい。
「先生。今日の夜のご予定は?」
「......用がないなら座ってください」
リリアは後で十分叱っておこう。
だが、これがリリアにとって他の女が手を出さない為の布石とは本人は気付いてはいない。
だが、生徒の眼は期待した目から一転この二人はどういった関係なのかという目になっている。
ほんとあいつどうしてくれようか。
授業が終わると当然とばかりに生徒から質問攻めにあう。
「先生!あのリリアって子とどういう関係なんですか?」
「先生!逃げられないぞ」
今の子たちはコミ力高すぎだろ。なんでこんなグイグイ来れるんだよ。
「......いえ。あのリリアと言う人は知り合いなだけですよ」
「先生酷い!私達は」
リリアが何かとんでもない事を言おうとしているのは分かっているので、口を抑える。
「お前!学校で変な事言うんじゃない!面倒な事になるだろ!」
「......しょうがないわね」
リリアが本当に渋々と言った感じで引き下がってくれた。
......本当にこれから大丈夫だろうか?
~セシリアの場合~
他のクラスでは何事もなく済み、今日最後の授業がセシリアがいるクラスだ。途中までは何事も無かった。しかし、
「それでは授業の最後に確認をします。分かった人は手を挙げてください。では火魔法超級の名前は何でしょうか?」
真っ先に手が上がるのは当然と言うべきか、セシリアだ。
「ではセシリアさん。答えてください」
「フレイムランスだ」
「正解です。全員拍手を」
それから全員から速すぎると拍手を貰い、セシリアが少し照れるまでは良かった。
「では、次に無詠唱は確かに強力ですが、戦闘で危機状態になった場合どうすれば」
いいでしょうか?と言う前にセシリアが手を挙げる。
「じゃあ、セシリアさん」
「一言詠唱を唱えることだ」
「正解です。皆さん拍手を」
しかし、そこからセシリアの歯止めが利かなくなった。
何を質問しても最後まで聞く前にセシリアが答え、段々と皆が速すぎて凄いを通り越して引き気味だ。
「セシリア、流石にもう少し誰かにチャンスを与えてやってくれませんかね?」
「......分かった」
なんでそんな悲しそうな眼をするんだよ。俺が悪いみたいじゃないか。
それからは他の生徒も答えることが出来たのだが、まだ時間がある。
この学校では余る時間も出来るかぎり勉強に費やし、ギリギリまでやるという感じだが、流石に皆の集中力が持たないので少し自習にする。
そこで俺は少し気になって他の生徒に聞く。
「なあ、もしかしてセシリアさんは他の授業でもあんな感じなんですか?」
「それが全然ですよ。他の授業では全く静かだった......」
その瞬間そよ風が起こる。
その瞬間少し談笑していた人も何かを感じ取ったのか黙る。
その風を起こしたのは当然セシリアだ。
俺と話していた生徒の間に冷や汗が流れる。
どうして流れるのかは分からない。だけどこれ以上喋れば命の危険があると思ってしまう程に。だからこそ生徒も黙ったのだ。
「......ええと、セシリアさんどうしましたか?」
「何でもないですよ先生。そのまま雑談を楽しんでください」
お前は誰だ。セシリアじゃない。何だ今の口調は。始めて聴いたぞ。
怖い、恐ろしいしか思いつかない。
「もしかしてこの先生の授業で張りきってるのバレたくなか」
その瞬間、空気を読まず発言した生徒の横に風の超級の刃が通り過ぎる。
「......冗談です」
その場に静かに座る生徒。
しかも今のシルフの力を使ったように思えるんですが見間違いですかね?
だが、このままでは大変よろしくない。
セシリアにはこの学校で是非友達を作って欲しいのだ。
それなのにこのままじゃ不良のレッテルを貼られてもおかしくない。
だからこそ夫であり、先生である俺がやるしかない!
「セシリアさんが張りきってくれるとは思いませんでしたよ、嬉しいな」
俺が空気を紛らしセシリアと仲良く話している姿を皆に見せよう作戦だ。
だが、周りからお前殺されるぞ?と言う目を向けられるが、大丈夫な筈。
作戦通りセシリアが俺に何かをすることはない。
それに生徒たちが驚いた姿を見せるが気にしない。
「......別に張りきってるわけではない」
「そうですか?しかしあんなに速く答えられるなんて凄いですよ」
「......もう勘弁してください」
どうしたのだろうか?ただ褒めてるだけなのに。
「他の授業でもそんなカッコイイ姿を見せてくださいね」
「.....もう限界だ!」
「へ!?」
俺はセシリアに風魔法でぶっ飛ばされる。
「......レイは先程から何でそんな褒めちぎるんだ!もう勘弁してくれ!」
「え?ただ褒めてるだけじゃないですか」
「ほめ過ぎなんだ!勘弁してくれ!」
「あれ?もしかしてセシリア照れてるんですか?」
今になってようやく気付いた。
「気付くのが遅すぎるぞ!」
「いやいや、まさか褒めたら照れるなんて案外可愛いですね?」
「お前は本当に!」
セシリアが素手で俺に何かしようとするので防いだりしながら揉め合う。
その時クラスの思いは一致した。
(ここはイチャイチャする場所じゃねえよ!)
誰もがそう思うのは仕方ない事だった。
そしてセシリアには妻のあだ名が付けられ、リリアに愛人というあだ名が付けられ、リリアが暴れたのはまた別の話。
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