チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第四十一話 ココの秘密
......どうしてその言葉を。
そう言おうと思ったが驚き過ぎて何も言えなかった。
ココは俺のそんな顔をみて、
「やっぱり知ってたんだ」
こちらを見ながら言ってくる。
「.......なんでお前が日本を知っているんだ?」
そこからココは話してくれた。
「私は、八歳の頃に通り魔に刺されたの。死んだなと思ったらこの世界に来てたってわけなの。お兄ちゃんは?」
もの凄いさっぱりしたものだな。
「俺も似たようなもんだ。幼女が、通り魔に刺されそうになってたのを、俺が庇って刺さって死んだら、この世界に連れて来られたんだ」
「......え」
何故かココが俺の死因を聞いて驚いている。
「どうしたんだ?」
「.....お兄ちゃん。日本の頃の名前何だった?」
「赤江樹だけど」
俺の名前を聞いたココは何故か泣き出してしまった。
「......え?どうしたんだよ」
俺は狼狽える事しか出来ない。
なんで泣かれているのか全く思いつかない。
「.....ごめん...なさい。ごめ.....んなさい」
ココは泣きながらそう言う。
だが、何故謝られているのだろうか。
......まさか。
いや。けど、そんな偶然があるわけが。
だがそれしか思いつかない。
俺はほぼ確信を持って聞いた。
「もしかしてココって、俺があの時助けた幼女なのか?」
ココは頷き更に謝ってくる。
「まず、一回落ち着こう。俺は別に怒ってないから」
そう言ってココが泣き止むまで待った。
ココが泣き止んだことで話を再開した。
話を簡単に言うとこんな感じだった。
ココは俺に助けられた事を覚えていた。
しかしその時はまだ四歳だった。
病院に行くことも何も出来なかった。
その時ココは父親と母親を通り魔に刺されて孤児院にいたらしい。
だが助けてくれた俺の事がずっと気になっており七歳になったときに孤児院の先生に俺の事を聞いたらしい。
そこで初めて俺が死んだことを知ってせめてお墓参りに行こうとした。
しかし孤児院の人は他の子の面倒をみなければいけなく墓参りには行けないと言われた。
そこでココは申し訳ないからどうしても行きたかったらしく一人で行ったらしい。
ココには場所が分からなく色んな人に聞きまわりながら探していたらしい。
だがそこで聞きまわった最後の人がまだ捕まってなかったあの時の通り魔だったらしい。
ココは最初分からなかったらしいが通り魔の方は分かっていたらしく持っていたナイフを取り出し、ココに襲い掛かったらしい。
最初は慌てて逃げたが、俺の時のように助けてくれる人がいなかったらしく通り魔に刺され死んでしまった。
そして次に目が覚めるとこの世界に来ていたということだったらしい。
「大変だったんだな」
ココは首を横に振る。
「最初は、少し怖くて、帰りたいって思ったけど、今はお父さんやお母さんも優しいし、ここが楽しい」
「そうか。俺もこの世界が楽しいよ」
ココも同じ気持ちで嬉しい。
「ココが転生したってことはロロもそうなのかな」
俺は独り言のように呟いた。
「違うと思う。双子だからか分からないけど、何か違う気がする」
ココが違うと否定するってことは多分違うのかもしれない。
まあ、確証はないがな。
俺は気になっていることを聞いた。
「何で、俺が日本人だって分かったんだ?」
「初め会ったときから何か皆と違う感じがして、気になってお兄ちゃんの書いた文字を見たら日本語だったから。他の文字は何か一瞬ぼやけて日本語になるのに」
そういうことか。まあ確かにその通りなんだよな。言葉なのは普通に日本語で言われているように感じるのだが、文字の場合若干違う。一瞬なんの文字があるのかぼやけるのだが、すぐに日本語に見えるからそこまで支障はない。
初めのは女の勘というものだろうか。
確かに俺も勉強している時日本語を書いていたな。ていうか日本語しか知らないし。
「あの時は本当にごめんなさい」
ココが頭を下げて謝ってくる。
「俺はあの時助けたことで謝ってほしいわけじゃないぞ?」
ココは涙を浮かべながらも、
「助けてくれてありがとう。お兄ちゃん」
まだ会って一年も経ってないが今までの笑顔で、一番可愛い笑顔を向けた。
俺とココはそれから一緒に寝た。
ココは気分がすっきりしたのかすぐに寝てしまったが俺はもう少し寝ることが出来なさそうだ。
何故ココがこの世界に転生したのか。必ず意味がある様に思える。
それに助けた幼女がわざわざ俺の家族になって甦るってそんな事はあり得ない。
まだ何処か違う場所で転生して学校で知り合ったりする方があり得るという話だ。
だが、そこまで言うと、俺がこの世界に転生したのにも何か意味がある様に思えてくる。
まあ、確証がない事を考えても仕方ない。
それよりも俺が楽しみなのは、明日は校長が提案した特別生のアスタナシアさんとの勝負の事が楽しみでしょうがなかった。
そう言おうと思ったが驚き過ぎて何も言えなかった。
ココは俺のそんな顔をみて、
「やっぱり知ってたんだ」
こちらを見ながら言ってくる。
「.......なんでお前が日本を知っているんだ?」
そこからココは話してくれた。
「私は、八歳の頃に通り魔に刺されたの。死んだなと思ったらこの世界に来てたってわけなの。お兄ちゃんは?」
もの凄いさっぱりしたものだな。
「俺も似たようなもんだ。幼女が、通り魔に刺されそうになってたのを、俺が庇って刺さって死んだら、この世界に連れて来られたんだ」
「......え」
何故かココが俺の死因を聞いて驚いている。
「どうしたんだ?」
「.....お兄ちゃん。日本の頃の名前何だった?」
「赤江樹だけど」
俺の名前を聞いたココは何故か泣き出してしまった。
「......え?どうしたんだよ」
俺は狼狽える事しか出来ない。
なんで泣かれているのか全く思いつかない。
「.....ごめん...なさい。ごめ.....んなさい」
ココは泣きながらそう言う。
だが、何故謝られているのだろうか。
......まさか。
いや。けど、そんな偶然があるわけが。
だがそれしか思いつかない。
俺はほぼ確信を持って聞いた。
「もしかしてココって、俺があの時助けた幼女なのか?」
ココは頷き更に謝ってくる。
「まず、一回落ち着こう。俺は別に怒ってないから」
そう言ってココが泣き止むまで待った。
ココが泣き止んだことで話を再開した。
話を簡単に言うとこんな感じだった。
ココは俺に助けられた事を覚えていた。
しかしその時はまだ四歳だった。
病院に行くことも何も出来なかった。
その時ココは父親と母親を通り魔に刺されて孤児院にいたらしい。
だが助けてくれた俺の事がずっと気になっており七歳になったときに孤児院の先生に俺の事を聞いたらしい。
そこで初めて俺が死んだことを知ってせめてお墓参りに行こうとした。
しかし孤児院の人は他の子の面倒をみなければいけなく墓参りには行けないと言われた。
そこでココは申し訳ないからどうしても行きたかったらしく一人で行ったらしい。
ココには場所が分からなく色んな人に聞きまわりながら探していたらしい。
だがそこで聞きまわった最後の人がまだ捕まってなかったあの時の通り魔だったらしい。
ココは最初分からなかったらしいが通り魔の方は分かっていたらしく持っていたナイフを取り出し、ココに襲い掛かったらしい。
最初は慌てて逃げたが、俺の時のように助けてくれる人がいなかったらしく通り魔に刺され死んでしまった。
そして次に目が覚めるとこの世界に来ていたということだったらしい。
「大変だったんだな」
ココは首を横に振る。
「最初は、少し怖くて、帰りたいって思ったけど、今はお父さんやお母さんも優しいし、ここが楽しい」
「そうか。俺もこの世界が楽しいよ」
ココも同じ気持ちで嬉しい。
「ココが転生したってことはロロもそうなのかな」
俺は独り言のように呟いた。
「違うと思う。双子だからか分からないけど、何か違う気がする」
ココが違うと否定するってことは多分違うのかもしれない。
まあ、確証はないがな。
俺は気になっていることを聞いた。
「何で、俺が日本人だって分かったんだ?」
「初め会ったときから何か皆と違う感じがして、気になってお兄ちゃんの書いた文字を見たら日本語だったから。他の文字は何か一瞬ぼやけて日本語になるのに」
そういうことか。まあ確かにその通りなんだよな。言葉なのは普通に日本語で言われているように感じるのだが、文字の場合若干違う。一瞬なんの文字があるのかぼやけるのだが、すぐに日本語に見えるからそこまで支障はない。
初めのは女の勘というものだろうか。
確かに俺も勉強している時日本語を書いていたな。ていうか日本語しか知らないし。
「あの時は本当にごめんなさい」
ココが頭を下げて謝ってくる。
「俺はあの時助けたことで謝ってほしいわけじゃないぞ?」
ココは涙を浮かべながらも、
「助けてくれてありがとう。お兄ちゃん」
まだ会って一年も経ってないが今までの笑顔で、一番可愛い笑顔を向けた。
俺とココはそれから一緒に寝た。
ココは気分がすっきりしたのかすぐに寝てしまったが俺はもう少し寝ることが出来なさそうだ。
何故ココがこの世界に転生したのか。必ず意味がある様に思える。
それに助けた幼女がわざわざ俺の家族になって甦るってそんな事はあり得ない。
まだ何処か違う場所で転生して学校で知り合ったりする方があり得るという話だ。
だが、そこまで言うと、俺がこの世界に転生したのにも何か意味がある様に思えてくる。
まあ、確証がない事を考えても仕方ない。
それよりも俺が楽しみなのは、明日は校長が提案した特別生のアスタナシアさんとの勝負の事が楽しみでしょうがなかった。
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