チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第二十四話 街ストラード
俺達は翌日森からの脱出を達成できた。
あれからは、何も危険なことはなく、リリアにも戦わせる余裕があった。
それから森を出ると、そこは荒地だった。
しかし、荒地を歩いてると、遠くに街のようなものが見える。
助かった。正直に言ってもう歩くのは勘弁だ。
「街よ!早く行きましょう!」
リリアはテンションが高くてウキウキだ。
そういうものの俺もテンションは高い。
俺は今まで村から出たことは無かった。
だから、俺も早く行きたいのが本音だ。
俺も無意識に歩くペースが速くなったのだろう。
街にはあっという間に着いた。
そこはムー大陸の端っこの街とは思えない賑わいだ。
街の行く先では色んな露店があり、殆どが人族だ。若干ドワーフのような人たちもいるがほんとに少数に見える。
「ねえ!先生!あっちの方も行ってみましょうよ!」
「そうだな!行こう!」
俺とリリアのテンションはマックスだ。
なんせ初めて異世界というのに来たんだなと思える。
それにこういう街に来てみたかったからな。
俺にリリアを止める術もない。なんせ俺も行きたいからな。
「なら、私が宿を取っておくからお前達は遊んで来い。待ち合わせはこんだけ広いんだ。ギルドはあるだろうからそこに集合にしよう。もし無いなら今日この街に入ってきた所で待ち合わせだ」
セシリアさんはそう言って俺達に一銀を一枚ずつ渡してくれた。俺達は魔石はあるがお金を持っているのはセシリアさんしかいないから助かる。
「ありがとうございます。お言葉に甘えさせてもらいます。リリア行こう!」
俺はそう言いリリアと一緒に露店を見て回ることにした。
ちなみに今セシリアさんには変身魔法をタマにかけてもらい黒髪で耳を隠してもらっている。
リリアに何故黒髪なのかと言われ、好みだから、と言ったらドン引きされた。
......しょうがないじゃないか。日本人は黒髪好きなんだから。(レイの偏見です)
俺らは色んなものを見て回った。
お金が無いから今は買えないが、色んな物を見て回った。そこでふといい匂いがした露店の一つをみる。
「お?ガキ同士でデートか?羨ましいね。そんなお二人にこれはいるか?」
「デートじゃないですけどそれなんですか?」
露店の爺さんが俺達に見せたのは四角の小さめの肉だった。
「なんだ?お前らこの街の者じゃないのかい?これはプチ肉だよ。食感が癖になるのさ。しょうがないから今なら二個入り一銅だが、四個で一銅にしてやるよ」
何だ、そのプチトマトみたいなネーミングは。だが安くしてもらったので、
「買います」
即買った。この世界での初めて食べるような食材だしな。
「まいどあり。また買えよな」
露店の爺さんにお礼を言って二人で座って食べる。
「これ上手いな!」
「ええ。確かに癖になるわね」
このプチ肉と言われた四角い肉は確かに食感が最高だ。肉が若干硬いが噛み切れない程の硬さでもない。一つ惜しいのは肉が小さい所だがこの大きさだから売れるのかもしれない。
丁度いい噛み応えの肉で大満足だった。今度金があったらもっと買おう。
そう思いながら、更に歩いて回る。だがほんとに色んな店がある。日本でいうフリーマーケットのような感じだ。色んな人が沢山の物を売っている。
ふとリリアは服屋の前で止まった。
「どうしたんだ?」
リリアはハッとし、
「何でもないわ」
そう言い歩きを再開させた。
俺はリリアが先程服屋で見ていた服を見た。
白い綺麗な服だった。
そういえば、リリアはあの日からずっと同じ服だ。
それでも何一つリリアは文句を言わない。
だから俺はリリアに聞いた。
「なあ、リリア。少し不満とかあるんだったら言ってくれよ。出来る限り何とかしてみせるからさ」
「どうしたのよ、急に。別に今は不満はないわよ」
リリアはそう言ってくれる。
けど、不満がないわけがない。我慢しているに決まっている。
なんせ女の子なのに服も着替えられていないし、風呂にも入ってないのだ。
昔だったら考えられない。
昔は俺になんでも文句たらたらだったリリアは大分成長したのかもしれない。
今のリリアは成長し、大人っぽく見える気がする。
俺がずっとリリアを見つめていたのにリリアも気付いたようで、
「何よ、そんなにじろじろ見て。もしかして私に見惚れたの?」
そんなことを、ニヤニヤしながら言ってくる。
......こいつはそんなに変わってないな。
俺は改めてそう思った。
それからも、リリアと色んな所を歩き回りながら、冒険者ギルドを探す。
すると、中々でかい冒険者ギルドがあった。もしかしたらこの街は結構冒険者が多いのかもしれない。
入り口には、セシリアさんとタマが既に待っていた。
「すいません。待たせてしまいましたか?」
「いや、そんなに待っていない。私達も先程来たばかりだ」
セシリアさんと恋人の待ち合わせのような会話をして、冒険者ギルドに入った。
そこには、色んな装備が整った人達がいた。
魔法使いのローブを着た人もいれば、軽装備の人もいる。それに重装備をしている輩もいる。
「「おおおおお!」」
俺とリリアはいかにも冒険者ギルドのような場所に興奮を隠せなかった。
俺達は興奮しながらも受付に行った。
「すいません。冒険者になりたいんですが」
「ようこそ。街ストラードの冒険者ギルドへ」
受付の人は美人で営業スマイルの笑顔で言った。
俺がその笑顔にちょっと見惚れていると、リリアに足をおもいっきり踏まれる。
俺は蹴ったリリアを睨むが、リリアは知らん顔だ。
......めっちゃ、痛いんですけど。
それからは何もなく普通に登録することが出来て冒険者カードが貰えた。俺とリリアはその冒険者になった証であるカードを見て興奮してしまう。
「凄いな。俺らほんとに冒険者になれたよ」
「ほんとよ。まさか冒険者になるなんて夢だったけど昔だったら絶対無理だったわね」
この冒険者カードは俺達の一滴血が付いており、それによって倒された魔物がここに書かれるらしい。
そこからは冒険者についての決りなどを受付の人から説明された。
冒険者はC、B、A、Sランクがあり、初めはCランクから始まる。
ランクを上げるには、何回か自分のいるランクのクエストを受け、ギルドにランクを上げることをお願いし、許可が出れば一個上のランクのクエストが受けられそれを達成すれば、上のランクに上がることが出来るというものだった。
クエストは、冒険者カードと掲示板に貼ってあるクエストを受付の人の所にクエストをすることを言うことで受けられるらしい。
殺人、窃盗などをするとギルドに指名手配される。
大体こんな感じだ。
一通り説明されて何か質問はないかと聞かれたので俺は一つ質問した。全く今の説明に関係はないが、
「あの、ジルダ、アリアンナ、アネットという名前に覚えはありませんか?」
「......私は知らないですね。人を探すのならば、クエストを発注したらどうですか?」
受付の人は提案してくれたが、
「いえ。今はお金も無いですし今は大丈夫です」
俺は丁寧にお断りした。お金ないし。やっぱりこの世界もお金は重要ですよね。
そこで俺は魔石の事を思い出した。
「あの魔石の交換をしたいんですけど」
「魔石の交換はあちらの換金所の方に行ってください」
「分かりました」
俺達は隣にある換金所で魔石の交換をしてもらう。
この世界では魔石とクエストの報酬は別払いだそうだ。
魔石は今後必要になる可能石があるとなっており、換金する事が出来るらしい。
「全部で十九金貨、四銀、三銅ですね」
「ありがとうございます」
案外安いな。日本円で言うと十九万四千五百円だ。普通なら高いかもしれないが、俺達は命を失うかもしれないのにこの値段だ。
少しおかしくないですかね!?俺が文句を言ってやろうかと思ったが、これには訳があった。
俺が魔石を知らないで倒した魔物が多くて傷付け過ぎで利用不能と判断されたらしい。
「すみません」
「気にするな。これは仕方ない」
ほんとすみません!
セシリアさんが許してくれたので夕方だったのでクエストを受けるのは明日にした。
それから、宿に泊まるのだが、ここで問題が起きた。
セシリアさんしか宿をとれるお金を持っていない為、文句は言えないが、部屋が一部屋しかない。
しかもこの宿は少しぼろくて最安値の宿なのだが、風呂付き昼のみ食事ありらしい。
しかもこのぼろい宿で一金貨、五銀貨もするらしい。これからの事を考えると二部屋取ることも出来ない。
......だがちょっと待ってほしい。俺は身体はお子様だが精神年齢は大人だ。この一部屋で寝るとなると、ベットは二つしかない。
俺はリリアかセシリアさんのどちらかと寝ないといけなくなる。
これはピンチだ。
俺以外の二人と一匹は風呂に入っている。
この音さえも何か邪な思いをしてしまう。
皆風呂から上がり服は着ているが髪が濡れていて何かやばい。分かるだろう?
俺は寝る場所を考えている内にもう場所は決まっていた。
俺とタマだ。
.......ですよね。女子が男と寝る必要が無い。
この世界でそんなテンプレ展開はない。
俺は気持ちを切り替え、明日から冒険者として頑張ろう。
別にちょっと期待とかしてないんだからな!
あれからは、何も危険なことはなく、リリアにも戦わせる余裕があった。
それから森を出ると、そこは荒地だった。
しかし、荒地を歩いてると、遠くに街のようなものが見える。
助かった。正直に言ってもう歩くのは勘弁だ。
「街よ!早く行きましょう!」
リリアはテンションが高くてウキウキだ。
そういうものの俺もテンションは高い。
俺は今まで村から出たことは無かった。
だから、俺も早く行きたいのが本音だ。
俺も無意識に歩くペースが速くなったのだろう。
街にはあっという間に着いた。
そこはムー大陸の端っこの街とは思えない賑わいだ。
街の行く先では色んな露店があり、殆どが人族だ。若干ドワーフのような人たちもいるがほんとに少数に見える。
「ねえ!先生!あっちの方も行ってみましょうよ!」
「そうだな!行こう!」
俺とリリアのテンションはマックスだ。
なんせ初めて異世界というのに来たんだなと思える。
それにこういう街に来てみたかったからな。
俺にリリアを止める術もない。なんせ俺も行きたいからな。
「なら、私が宿を取っておくからお前達は遊んで来い。待ち合わせはこんだけ広いんだ。ギルドはあるだろうからそこに集合にしよう。もし無いなら今日この街に入ってきた所で待ち合わせだ」
セシリアさんはそう言って俺達に一銀を一枚ずつ渡してくれた。俺達は魔石はあるがお金を持っているのはセシリアさんしかいないから助かる。
「ありがとうございます。お言葉に甘えさせてもらいます。リリア行こう!」
俺はそう言いリリアと一緒に露店を見て回ることにした。
ちなみに今セシリアさんには変身魔法をタマにかけてもらい黒髪で耳を隠してもらっている。
リリアに何故黒髪なのかと言われ、好みだから、と言ったらドン引きされた。
......しょうがないじゃないか。日本人は黒髪好きなんだから。(レイの偏見です)
俺らは色んなものを見て回った。
お金が無いから今は買えないが、色んな物を見て回った。そこでふといい匂いがした露店の一つをみる。
「お?ガキ同士でデートか?羨ましいね。そんなお二人にこれはいるか?」
「デートじゃないですけどそれなんですか?」
露店の爺さんが俺達に見せたのは四角の小さめの肉だった。
「なんだ?お前らこの街の者じゃないのかい?これはプチ肉だよ。食感が癖になるのさ。しょうがないから今なら二個入り一銅だが、四個で一銅にしてやるよ」
何だ、そのプチトマトみたいなネーミングは。だが安くしてもらったので、
「買います」
即買った。この世界での初めて食べるような食材だしな。
「まいどあり。また買えよな」
露店の爺さんにお礼を言って二人で座って食べる。
「これ上手いな!」
「ええ。確かに癖になるわね」
このプチ肉と言われた四角い肉は確かに食感が最高だ。肉が若干硬いが噛み切れない程の硬さでもない。一つ惜しいのは肉が小さい所だがこの大きさだから売れるのかもしれない。
丁度いい噛み応えの肉で大満足だった。今度金があったらもっと買おう。
そう思いながら、更に歩いて回る。だがほんとに色んな店がある。日本でいうフリーマーケットのような感じだ。色んな人が沢山の物を売っている。
ふとリリアは服屋の前で止まった。
「どうしたんだ?」
リリアはハッとし、
「何でもないわ」
そう言い歩きを再開させた。
俺はリリアが先程服屋で見ていた服を見た。
白い綺麗な服だった。
そういえば、リリアはあの日からずっと同じ服だ。
それでも何一つリリアは文句を言わない。
だから俺はリリアに聞いた。
「なあ、リリア。少し不満とかあるんだったら言ってくれよ。出来る限り何とかしてみせるからさ」
「どうしたのよ、急に。別に今は不満はないわよ」
リリアはそう言ってくれる。
けど、不満がないわけがない。我慢しているに決まっている。
なんせ女の子なのに服も着替えられていないし、風呂にも入ってないのだ。
昔だったら考えられない。
昔は俺になんでも文句たらたらだったリリアは大分成長したのかもしれない。
今のリリアは成長し、大人っぽく見える気がする。
俺がずっとリリアを見つめていたのにリリアも気付いたようで、
「何よ、そんなにじろじろ見て。もしかして私に見惚れたの?」
そんなことを、ニヤニヤしながら言ってくる。
......こいつはそんなに変わってないな。
俺は改めてそう思った。
それからも、リリアと色んな所を歩き回りながら、冒険者ギルドを探す。
すると、中々でかい冒険者ギルドがあった。もしかしたらこの街は結構冒険者が多いのかもしれない。
入り口には、セシリアさんとタマが既に待っていた。
「すいません。待たせてしまいましたか?」
「いや、そんなに待っていない。私達も先程来たばかりだ」
セシリアさんと恋人の待ち合わせのような会話をして、冒険者ギルドに入った。
そこには、色んな装備が整った人達がいた。
魔法使いのローブを着た人もいれば、軽装備の人もいる。それに重装備をしている輩もいる。
「「おおおおお!」」
俺とリリアはいかにも冒険者ギルドのような場所に興奮を隠せなかった。
俺達は興奮しながらも受付に行った。
「すいません。冒険者になりたいんですが」
「ようこそ。街ストラードの冒険者ギルドへ」
受付の人は美人で営業スマイルの笑顔で言った。
俺がその笑顔にちょっと見惚れていると、リリアに足をおもいっきり踏まれる。
俺は蹴ったリリアを睨むが、リリアは知らん顔だ。
......めっちゃ、痛いんですけど。
それからは何もなく普通に登録することが出来て冒険者カードが貰えた。俺とリリアはその冒険者になった証であるカードを見て興奮してしまう。
「凄いな。俺らほんとに冒険者になれたよ」
「ほんとよ。まさか冒険者になるなんて夢だったけど昔だったら絶対無理だったわね」
この冒険者カードは俺達の一滴血が付いており、それによって倒された魔物がここに書かれるらしい。
そこからは冒険者についての決りなどを受付の人から説明された。
冒険者はC、B、A、Sランクがあり、初めはCランクから始まる。
ランクを上げるには、何回か自分のいるランクのクエストを受け、ギルドにランクを上げることをお願いし、許可が出れば一個上のランクのクエストが受けられそれを達成すれば、上のランクに上がることが出来るというものだった。
クエストは、冒険者カードと掲示板に貼ってあるクエストを受付の人の所にクエストをすることを言うことで受けられるらしい。
殺人、窃盗などをするとギルドに指名手配される。
大体こんな感じだ。
一通り説明されて何か質問はないかと聞かれたので俺は一つ質問した。全く今の説明に関係はないが、
「あの、ジルダ、アリアンナ、アネットという名前に覚えはありませんか?」
「......私は知らないですね。人を探すのならば、クエストを発注したらどうですか?」
受付の人は提案してくれたが、
「いえ。今はお金も無いですし今は大丈夫です」
俺は丁寧にお断りした。お金ないし。やっぱりこの世界もお金は重要ですよね。
そこで俺は魔石の事を思い出した。
「あの魔石の交換をしたいんですけど」
「魔石の交換はあちらの換金所の方に行ってください」
「分かりました」
俺達は隣にある換金所で魔石の交換をしてもらう。
この世界では魔石とクエストの報酬は別払いだそうだ。
魔石は今後必要になる可能石があるとなっており、換金する事が出来るらしい。
「全部で十九金貨、四銀、三銅ですね」
「ありがとうございます」
案外安いな。日本円で言うと十九万四千五百円だ。普通なら高いかもしれないが、俺達は命を失うかもしれないのにこの値段だ。
少しおかしくないですかね!?俺が文句を言ってやろうかと思ったが、これには訳があった。
俺が魔石を知らないで倒した魔物が多くて傷付け過ぎで利用不能と判断されたらしい。
「すみません」
「気にするな。これは仕方ない」
ほんとすみません!
セシリアさんが許してくれたので夕方だったのでクエストを受けるのは明日にした。
それから、宿に泊まるのだが、ここで問題が起きた。
セシリアさんしか宿をとれるお金を持っていない為、文句は言えないが、部屋が一部屋しかない。
しかもこの宿は少しぼろくて最安値の宿なのだが、風呂付き昼のみ食事ありらしい。
しかもこのぼろい宿で一金貨、五銀貨もするらしい。これからの事を考えると二部屋取ることも出来ない。
......だがちょっと待ってほしい。俺は身体はお子様だが精神年齢は大人だ。この一部屋で寝るとなると、ベットは二つしかない。
俺はリリアかセシリアさんのどちらかと寝ないといけなくなる。
これはピンチだ。
俺以外の二人と一匹は風呂に入っている。
この音さえも何か邪な思いをしてしまう。
皆風呂から上がり服は着ているが髪が濡れていて何かやばい。分かるだろう?
俺は寝る場所を考えている内にもう場所は決まっていた。
俺とタマだ。
.......ですよね。女子が男と寝る必要が無い。
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