何故か美少女達はなんの取り柄もない俺に異常なまでに絡んでくる件について

Luck

15 気まずいんですが

「……………」

「……………」
 
あれこれ20分が経ちました。
凄い静かですね、まるでここだけ時間が止まってる
ようです、あれ?お通夜に来てるんでしたっけ?
いや本当に何話せば分からないんだよ!!

「えっと……莉奈さんは何でこれに参加したん
      ですか?」

「え、いや……」

「え?」

「………実はあまり私は来たくなかったんです…
こういう集まりとか苦手です……」

「え?じゃあ何で来たの?」

「それは……まぁ………最初は家に居たのですが……
インターホンを鳴らされて誰かなと思ったら何故か兵藤君が……住所教えた覚えがないんですが…」
 
「あ、分かったよもう察した」

とりあえずあいつは後で殴っておこう
ていうか何で家知ってるんだよ……もはや犯罪だぞ。
そういえばあいつ俺と同じクラスになって
自己紹介する時、
「俺の特技は、クラス全員の女子の住所を暗記する
ことです」とか言って初日からボロクソ言われてたな
その暗記力をテストとかに出せばモテると思うんだが
…ていうかどこから調べたんだよ
その上、俺に何故かめっちゃ話しかけてくるから
他の女子から同類扱いされたし……
うん、なんかもう死んでほしい。

「はぁ……兵藤君とはもう縁を切りたいぐらいです…」

おい今信じられない言葉を美少女の口から聞いたぞ
終わったな兵藤。

「そ、そこまでか……」

「あ……すみません!初対面の人にいきなりこんな
愚痴を言って……」

「いや、全然大丈夫だ」

そんなかんだて莉奈さんとの会話が成り立った。
まあ、9割は兵藤の愚痴だったが……

そして、1時間が経過し元の席に皆が集まった。

死にそうな顔をしている兵藤が俺に話しかけに来る。

「ど、どうした兵藤?今のお前50歳ぐらい老けた顔
してるぞ?」

「いや…志帆にボロクソ言われてな………もうこんな
集まりしたくねえ……」

いや、こいつなんて言われたんだよ、怖い

「私は楽しかったですよ?」
満面な笑顔を浮かべているセリカさんが言った。
いやぁ、本当に可愛い、さすがAngel(天使)

「もうこんな事絶対にしたくないわ、ほんと」
志帆は鋭い目付きで兵藤を睨んでいた。

「じ、じゃあ皆!今日は解散だ!!」

そう言うと兵藤はそさくさと店から出ていった。
俺も帰るかと思った瞬間、莉奈さんから
話しかけられた。

「あの、雅司君」

「え、あ、はいなんでしょう?」

「良ければ今度は二人で来ませんか?」

頭が真っ白になった、嘘だろ?なんで?
俺達って兵藤の愚痴を言っていただけだよな?

「あぁ、俺で良ければ」

そう言うと莉奈さんは嬉しそうな顔で

「宜しくお願いしますね!!!」
店から楽しそうに出ていった。


兵藤 お前のお陰だ
ちなみにメアドも交換しておいた。


早く合コン回終わらせたくて……(・_・)


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コメント

  • こう

    今回も面白かったです
    いや~本当に兵藤くんいいキャラしてますね
    雅司くんのモテ期到来もよかったです

    3
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