異世界を追い出された俺はーー元の世界でハーレム作りに勤しみます

Beater

ねがてぃぶになることもあるよね

「よう、勝鬨! おっはよ!」
今日も相津は元気だ。
今日も、というほど会っていない、というか昨日知り合った仲だけれどこいつはこんな風にいつもはっちゃけているのだろう。
そんなことを思う。
瞳に一筋の陰も無いから。
立ち向かう気力すら根こそぎ奪われるような危機に瀕したことが無いから。
ただの中学生にそこまで要求するのは酷か。
挨拶を交わしながら暗いことを考えている俺がいた。
いやいやいや!
駄目だろ!
暗い顔してる奴に女は寄ってこない!
しっかりしろ、ハーレム作るんだろ!
バチン、と音がするくらい強く頬を叩く。
俺の顔を見て、教室に響いたものの音源に気づいたのか目を逸らされた。
気合を入れたら引かれた!?
昨日の夜の回想を思い返したのがいけなかったらしく、ネガティブな思考になっているようだ。
あ、ほら。
あのピンク女子が睨むように俺を凝視してるよ。
キモあの男子とか影で言われるのか……。
これ以上後ろ向きなことを思いつかないうちにもう寝てしまおうと机に頭を乗せて腕で囲った時、肩にトントンと
何かが触れた。
相津め……俺が今寝ようとしてるの分かってるだろう。
肩に乗っている手を右手で振り払うと手首を掴まれた。
ひんやりとした手入れのされたしっとり肌。
……はへ?
ゆっくり顔を起こすと顔に笑みを乗せたピンク女子が俺の手首をガッチリホールドしていた。
「火矢さんと、仲良くなれましたこと?」
しかも、言っている意味が理解出来ない。
「ないない。あれ、じゃなかった。龍生と仲良くとかない。昨日俺が襟首ひっつかまれて引きずられてったの見たろ、あんたも。あの様が仲良く見えたら眼科行きだ」
「あら。私には仲の良い友人に見えましてよ。それと、視力は2.2ございますのでご安心を」
今の文のどこに安心できる要素があった。
今ふっと感じたが、この女、Sっぽいぞ。
「へえ。じゃ、オススメの闇医者を紹介するぜ。奴は頭はやられてるが腕はいい」
「まあ、闇医者、ですの? どこでお知り合いになられたのでしょう」
「さあな。忘れちまった」
俺とこの女の作り出す緊迫した空気に呑まれた他の生徒は息を潜めて見守っている。
相津も同様だ。
この状態を破ったのは意外なことに先生だった。

「仲がいいのもいいですけれど、喧嘩はいけませんよ! ね、みんな?」

一瞬で、殺伐とした教室がほのぼのした雰囲気に包まれた。
長身に似合わぬホワホワ系女子である。

〜*〜*〜*〜*〜
1日にして10神も増えるとは思いませんでした(
とっくにデフォの方を超えてしまいましたねw
目指せ100神ですね!
なかなか学級閉鎖にならずやきもきしているBeaterでしたー。

「異世界を追い出された俺はーー元の世界でハーレム作りに勤しみます」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「文学」の人気作品

コメント

  • によっしゃー

    ふむむ(´~`)
    意外と面白いですなぁ…
    これからも頑張ってください!
    (ノ゚ο゚)ノガンバルゾイッ!!

    1
コメントを書く