強奪の勇者~奪って奪って最強です~
ドワーフから強奪!!⑥
「エイミー!!」
俺は全速力で走りながら、エイミーの前に魔力障壁を発動した。
そして、俺はポロポロと涙をこぼすエイミーに笑顔でこういった。
「助けに来たぞ」
「あっあり、ありがとう、ございま…す…」
エイミーは嗚咽を漏らしながら、俺にそういった。
「キュテリア、エイミーを頼む」
「全く……私だって満身創痍なんだけど…」
「それはわかってる。けどそこをなんとか頼む。お前しか頼れないんだ」
「仕方ないな〜」
俺がそう言うとキュテリアは、頬を少し染めて了承してくれた。
ドラゴンはブレスで少し魔力を消耗したのか、まだ何かをする様子はない。
俺はそんなドラゴンに全力で殴りかかった。
「あああああ!!!」
「ご主人様!!」
エイミーが俺の名を叫ぶ。きっと俺の拳は届かないと思っているのだろう。
拳がドラゴンの鼻頭にクリーンヒットする。
そして、強固な鱗を叩き割る。
「なんで?』
キュテリアがポツリとこぼした呟きはこの場にあった疑問を代弁していた。
GYAOOOOOOOOO!!!
ドラゴンは辛そうに叫びをあげるもすぐに立て直し、闇の球体を俺に発射する。
「がぁ!」
俺はそれをもろに受けて、エイミーたちのはるか後方まで吹き飛ばされる。
しかし、神速と龍化のダブルコンボで一瞬で前線まで復帰する。
「はぁぁぁぁぁぁぁあ」
俺は拳を連続で叩き込む。まさに怒涛のラッシュだ。
その一撃一撃は助けを呼びに行く前よりもはるかに重く、鱗を砕き続ける。
GYAOAAA!!!
ドラゴンは殴られながらも大きく力強く嘶く。
刹那、その体から漆黒のオーラ、真紅のオーラが立ち上り混ざり合う。
胸の宝石はその輝きを増した。
「コ、コロ……ス」
たしかに人間の言葉でそう言うと、姿を消した。
そして
ドゴォォォォ!!
けたたましい爆音と共に俺の体が宙をまう。
俺は血を吐き出し、壁に打ち付けられる。
「はぁ、はぁ、まだ届かない」
俺は自分を叱咤するかのように頬を殴るとドラゴンに体当たりをかます。
今度はドラゴンの体はビクともしない。
ドラゴンの顔がニヤリと笑ったような気がした。
「ヤッベェ」
一瞬で膨大な魔力が収束し、ブレスが放たれる。
俺は体を捻り、やっとの思いでブレスの攻撃班にから逃れる。
しかし、右肩をブレスに焼かれてしまった。
「回復」
俺がポツリと呟くと、右肩が光に包まれ血が止まる。
エイミーとキュテリアは目を見開きぽかんとしている。
しかしそれも一瞬で俺に向かって叫んだ。
「アルくん!!後ろ!!」
刹那、ドラゴンの尻尾が俺の肺を貫いた。
「しまっ」
あらにさっきのお返しと言わんばかりに連続で攻撃を繰り出す。
右の焼き柄を食いちぎられ、あばらが砕ける。内臓が潰れたのだろうか、鉄の味が腹の奥からせり上がってきた。
GYAOOOOOOOOOOO!!!
ドラゴンは勝鬨の咆哮をあげるとエイミーたちの方に向き直り一歩、また一歩と追い詰めるように距離を詰めて行く。
なんでもいい!!俺に力をくれ!!
俺は心の中で強く願った。
そんな時であった。奴が、いや奴らが答えたのは。
ーー主、力を欲するか。
頭に威厳のある声が響いた。
誰だ!!俺は心の中で叫ぶ。
我は主に宿る龍の心だ
声の主はやはり威厳のある声で、しかし威圧感なく答えた。
だからなだ!俺に力をくれんのか!!
こうしている間にもドラゴンはエイミーたちに迫っている。
ーーちょっとちょっと〜、何勝手に始めてんだよ、龍この野郎
今度は、なんともチャラそうな声が響いた。
ちーす、俺はあんたに宿る神器っす
龍の次は神器である。
俺の体には色々宿りすぎではないだろうか。
龍)なんだ、神器よ。今我は主と話していたのだが
神)うっせぇっすよ!!なに自分だけ力解放させようとしてんスか
龍)我が主を認めたからに決まっているだろう。それにちょうど力を欲していたしな
今とてつもない単語が聞こえたぞ?
力の解放、だと?
俺は凄まじい剣幕で龍と神器に迫った。
神)そそそそ、そうだよ!!
龍)その通り、まだ主は我らの力を使いきれておらん
俺は不覚にもムッとしてしまった。
神)なんせ君は俺たちの真の名前、真名を知らないんすからね
龍)左様、我らは真名によって力を抑えられておる。真名で呼べば我らの真の力を解き放つことができる
なるほど……。それで?お前の真名を教えてくれよ。
神)わかった、それじゃ始めるっすよ
神 龍) 汝力を欲するか?
ああ、俺は力が欲しい。
神 龍) 汝、我らの力を受けてる覚悟はあるか
ある!!
神 龍) ならばよい、叫べ我らの真名を!!
龍)我は勇者と共に魔王に向かいし伝説の龍なり。そう我こそは英雄龍!!
神) 我はかの伝説の創造神より人の子に与えられし伝説の矛なり。我は紡ぐ無限の絆を!!名を神器霊装!!
神 龍) セイクリッド!!はぁ!!?
ダブルセイクリッドは真名を叫ぶと共に驚きをあらわにした。
それはそうだろう名前一緒なんだから。
英雄龍セイクリッド、神器霊装セイクリッド、まざりて我に力を与えよ!!神龍霊装・セイクリッド!!
俺が叫ぶと、体が暖かい何かに包み込まれる。
なんと叫べばいいかは、はじめから頭に刻まれていたかのようにわかっていた。
ダブルセイクリッドが嫌っすよ!!なんでこんな古ぼけたジジイと!!とか主よはかったな!!とか言ってるのが聞こえたが知ったことではない。
エイミーとキュテリアが助けられればそれでいいのだ。
そんな思いが届いたのかどうかはわからないが、ダブブルセイクリッドは黙る。
「よっしゃ!!ここからが本番だ!!」
俺は自分を鼓舞知るように大きな声を出すと、自分の全身を見る。
光り輝く白金の鎧に右手には一つ振りの大剣が握られている。とても重そうな装備だが重さは全く感じない。
ドンっと強く地面を蹴ると、信じられないほどの速さでドラゴンに接近する。
俺はそのまま大剣を振り、尻尾を切断した。
GYAOOO!!?
ドラゴンは驚き半分痛み半分のような叫び声をあげる。
「ご主人様!!?」
「アルくん?」
エイミーとキュテリアが驚いたように声を上げる。
ドラゴンはそんな2人に構うことなく俺に向かってくる。
「遅い!!」
さっきまでは見切ることなど叶わなかった一撃も今なら防げる。
しかし、パワーは向こうが上なのか少し押され気味である。
龍)主!!龍魔法だ!能力飛躍を唱えよ!!
俺は英雄龍に言われたように心の中で能力飛躍と唱える。
すると、体から黄金のオーラが立ち上り、力が溢れてくるのがわかった。
「うおりゃ!!」
大剣で受け止めていた前足ごと大剣を振り上げるとドラオンの姿勢が大きく崩れた。
俺は肩甲骨に力を入れる。すると思った通り。黄金の羽根が生えてきた。
それをはためかせ、空に舞い上がると、重力、力、落下速度全てを大剣に乗せてドラゴンの脳天に叩きつけた。
GYAOOOOOOOOOOO!!!!
最後の抵抗か、膨大な魔力を収束して分厚い魔力障壁を作り出す。
「クッソ!!あとちょっと力がたりねぇ!!」
そんな俺に答えてか、神器が口を開いた。
神)霊力解放っすよ。そう唱えればもっと強くなれるっす。
「霊力解放!!」
今度は大剣が青白く光り輝きまるで鏡のように美しい刀身になる。
そして、少し引っかかりを感じるものの難なく魔力障壁と呪赤龍を切り裂いた。
「やった、な」
俺は息も絶え絶えにエイミーたちを振り返ってそういう。
すると2人は目に大粒の涙を浮かべて俺に抱きついてきた。
「うわぁっと」
俺は完全にバランスを崩して地面に倒れこむ。
「バカ!バカバカバカ!!」
キュテリアが泣きながら俺の胸を叩く。
エイミーも同じように泣いているがどこか申し訳なさそうだ。
「エイミー!」
俺が名前を呼ぶとびくりと肩を震わせる。
「約束守ったぞ!」
そういうと、パッと顔を輝かせて、俺に言った。
「ありがとうございます、ご主人様。そしてごめんなさい」
「なんで謝るんだ?エイミーは生きてただろ」
俺はそのままエイミーを抱き寄せた。
「アルティオムくん!!大丈夫!!みたいだねー」
エミリアがたくさんの冒険者を引き連れてやってくる。
「ああ、なんとかなったよ」
「それは良かった。それはそうとなんでそんな状態になったんだい?」
「さあな?」
俺は今日にぶかそうに聞いてくるエミリアをあしらうと、神龍霊装を解除する。
「それじゃ、帰るか!!」
俺はこの場にいる全員に聞こえるように言う。
なんとなく外は気持ちのいい青空な気がした。
そして、一歩俺が足を踏み出すと
あれ?
ぐらりと視界が揺れ、体の力が抜けていく。
「ご主人様!!」
「アルくん!!」
「アルティオムくん!!」
エイミー、キュテリア、エミリアが俺に駆け寄ってくる。
それを最後に、俺の意識は微睡みの中に沈んでいった。
俺は全速力で走りながら、エイミーの前に魔力障壁を発動した。
そして、俺はポロポロと涙をこぼすエイミーに笑顔でこういった。
「助けに来たぞ」
「あっあり、ありがとう、ございま…す…」
エイミーは嗚咽を漏らしながら、俺にそういった。
「キュテリア、エイミーを頼む」
「全く……私だって満身創痍なんだけど…」
「それはわかってる。けどそこをなんとか頼む。お前しか頼れないんだ」
「仕方ないな〜」
俺がそう言うとキュテリアは、頬を少し染めて了承してくれた。
ドラゴンはブレスで少し魔力を消耗したのか、まだ何かをする様子はない。
俺はそんなドラゴンに全力で殴りかかった。
「あああああ!!!」
「ご主人様!!」
エイミーが俺の名を叫ぶ。きっと俺の拳は届かないと思っているのだろう。
拳がドラゴンの鼻頭にクリーンヒットする。
そして、強固な鱗を叩き割る。
「なんで?』
キュテリアがポツリとこぼした呟きはこの場にあった疑問を代弁していた。
GYAOOOOOOOOO!!!
ドラゴンは辛そうに叫びをあげるもすぐに立て直し、闇の球体を俺に発射する。
「がぁ!」
俺はそれをもろに受けて、エイミーたちのはるか後方まで吹き飛ばされる。
しかし、神速と龍化のダブルコンボで一瞬で前線まで復帰する。
「はぁぁぁぁぁぁぁあ」
俺は拳を連続で叩き込む。まさに怒涛のラッシュだ。
その一撃一撃は助けを呼びに行く前よりもはるかに重く、鱗を砕き続ける。
GYAOAAA!!!
ドラゴンは殴られながらも大きく力強く嘶く。
刹那、その体から漆黒のオーラ、真紅のオーラが立ち上り混ざり合う。
胸の宝石はその輝きを増した。
「コ、コロ……ス」
たしかに人間の言葉でそう言うと、姿を消した。
そして
ドゴォォォォ!!
けたたましい爆音と共に俺の体が宙をまう。
俺は血を吐き出し、壁に打ち付けられる。
「はぁ、はぁ、まだ届かない」
俺は自分を叱咤するかのように頬を殴るとドラゴンに体当たりをかます。
今度はドラゴンの体はビクともしない。
ドラゴンの顔がニヤリと笑ったような気がした。
「ヤッベェ」
一瞬で膨大な魔力が収束し、ブレスが放たれる。
俺は体を捻り、やっとの思いでブレスの攻撃班にから逃れる。
しかし、右肩をブレスに焼かれてしまった。
「回復」
俺がポツリと呟くと、右肩が光に包まれ血が止まる。
エイミーとキュテリアは目を見開きぽかんとしている。
しかしそれも一瞬で俺に向かって叫んだ。
「アルくん!!後ろ!!」
刹那、ドラゴンの尻尾が俺の肺を貫いた。
「しまっ」
あらにさっきのお返しと言わんばかりに連続で攻撃を繰り出す。
右の焼き柄を食いちぎられ、あばらが砕ける。内臓が潰れたのだろうか、鉄の味が腹の奥からせり上がってきた。
GYAOOOOOOOOOOO!!!
ドラゴンは勝鬨の咆哮をあげるとエイミーたちの方に向き直り一歩、また一歩と追い詰めるように距離を詰めて行く。
なんでもいい!!俺に力をくれ!!
俺は心の中で強く願った。
そんな時であった。奴が、いや奴らが答えたのは。
ーー主、力を欲するか。
頭に威厳のある声が響いた。
誰だ!!俺は心の中で叫ぶ。
我は主に宿る龍の心だ
声の主はやはり威厳のある声で、しかし威圧感なく答えた。
だからなだ!俺に力をくれんのか!!
こうしている間にもドラゴンはエイミーたちに迫っている。
ーーちょっとちょっと〜、何勝手に始めてんだよ、龍この野郎
今度は、なんともチャラそうな声が響いた。
ちーす、俺はあんたに宿る神器っす
龍の次は神器である。
俺の体には色々宿りすぎではないだろうか。
龍)なんだ、神器よ。今我は主と話していたのだが
神)うっせぇっすよ!!なに自分だけ力解放させようとしてんスか
龍)我が主を認めたからに決まっているだろう。それにちょうど力を欲していたしな
今とてつもない単語が聞こえたぞ?
力の解放、だと?
俺は凄まじい剣幕で龍と神器に迫った。
神)そそそそ、そうだよ!!
龍)その通り、まだ主は我らの力を使いきれておらん
俺は不覚にもムッとしてしまった。
神)なんせ君は俺たちの真の名前、真名を知らないんすからね
龍)左様、我らは真名によって力を抑えられておる。真名で呼べば我らの真の力を解き放つことができる
なるほど……。それで?お前の真名を教えてくれよ。
神)わかった、それじゃ始めるっすよ
神 龍) 汝力を欲するか?
ああ、俺は力が欲しい。
神 龍) 汝、我らの力を受けてる覚悟はあるか
ある!!
神 龍) ならばよい、叫べ我らの真名を!!
龍)我は勇者と共に魔王に向かいし伝説の龍なり。そう我こそは英雄龍!!
神) 我はかの伝説の創造神より人の子に与えられし伝説の矛なり。我は紡ぐ無限の絆を!!名を神器霊装!!
神 龍) セイクリッド!!はぁ!!?
ダブルセイクリッドは真名を叫ぶと共に驚きをあらわにした。
それはそうだろう名前一緒なんだから。
英雄龍セイクリッド、神器霊装セイクリッド、まざりて我に力を与えよ!!神龍霊装・セイクリッド!!
俺が叫ぶと、体が暖かい何かに包み込まれる。
なんと叫べばいいかは、はじめから頭に刻まれていたかのようにわかっていた。
ダブルセイクリッドが嫌っすよ!!なんでこんな古ぼけたジジイと!!とか主よはかったな!!とか言ってるのが聞こえたが知ったことではない。
エイミーとキュテリアが助けられればそれでいいのだ。
そんな思いが届いたのかどうかはわからないが、ダブブルセイクリッドは黙る。
「よっしゃ!!ここからが本番だ!!」
俺は自分を鼓舞知るように大きな声を出すと、自分の全身を見る。
光り輝く白金の鎧に右手には一つ振りの大剣が握られている。とても重そうな装備だが重さは全く感じない。
ドンっと強く地面を蹴ると、信じられないほどの速さでドラゴンに接近する。
俺はそのまま大剣を振り、尻尾を切断した。
GYAOOO!!?
ドラゴンは驚き半分痛み半分のような叫び声をあげる。
「ご主人様!!?」
「アルくん?」
エイミーとキュテリアが驚いたように声を上げる。
ドラゴンはそんな2人に構うことなく俺に向かってくる。
「遅い!!」
さっきまでは見切ることなど叶わなかった一撃も今なら防げる。
しかし、パワーは向こうが上なのか少し押され気味である。
龍)主!!龍魔法だ!能力飛躍を唱えよ!!
俺は英雄龍に言われたように心の中で能力飛躍と唱える。
すると、体から黄金のオーラが立ち上り、力が溢れてくるのがわかった。
「うおりゃ!!」
大剣で受け止めていた前足ごと大剣を振り上げるとドラオンの姿勢が大きく崩れた。
俺は肩甲骨に力を入れる。すると思った通り。黄金の羽根が生えてきた。
それをはためかせ、空に舞い上がると、重力、力、落下速度全てを大剣に乗せてドラゴンの脳天に叩きつけた。
GYAOOOOOOOOOOO!!!!
最後の抵抗か、膨大な魔力を収束して分厚い魔力障壁を作り出す。
「クッソ!!あとちょっと力がたりねぇ!!」
そんな俺に答えてか、神器が口を開いた。
神)霊力解放っすよ。そう唱えればもっと強くなれるっす。
「霊力解放!!」
今度は大剣が青白く光り輝きまるで鏡のように美しい刀身になる。
そして、少し引っかかりを感じるものの難なく魔力障壁と呪赤龍を切り裂いた。
「やった、な」
俺は息も絶え絶えにエイミーたちを振り返ってそういう。
すると2人は目に大粒の涙を浮かべて俺に抱きついてきた。
「うわぁっと」
俺は完全にバランスを崩して地面に倒れこむ。
「バカ!バカバカバカ!!」
キュテリアが泣きながら俺の胸を叩く。
エイミーも同じように泣いているがどこか申し訳なさそうだ。
「エイミー!」
俺が名前を呼ぶとびくりと肩を震わせる。
「約束守ったぞ!」
そういうと、パッと顔を輝かせて、俺に言った。
「ありがとうございます、ご主人様。そしてごめんなさい」
「なんで謝るんだ?エイミーは生きてただろ」
俺はそのままエイミーを抱き寄せた。
「アルティオムくん!!大丈夫!!みたいだねー」
エミリアがたくさんの冒険者を引き連れてやってくる。
「ああ、なんとかなったよ」
「それは良かった。それはそうとなんでそんな状態になったんだい?」
「さあな?」
俺は今日にぶかそうに聞いてくるエミリアをあしらうと、神龍霊装を解除する。
「それじゃ、帰るか!!」
俺はこの場にいる全員に聞こえるように言う。
なんとなく外は気持ちのいい青空な気がした。
そして、一歩俺が足を踏み出すと
あれ?
ぐらりと視界が揺れ、体の力が抜けていく。
「ご主人様!!」
「アルくん!!」
「アルティオムくん!!」
エイミー、キュテリア、エミリアが俺に駆け寄ってくる。
それを最後に、俺の意識は微睡みの中に沈んでいった。
コメント
ノベルバユーザー316963
呪いまで奪ってしまうからとか
アホの子は俺だ!
なぜ強奪しなかったのか疑問
眠たい狐
面白いんですが、何故、ステータスとスキルを奪わないんですか?
奪って最強という意味を持つタイトルなら奪った方がいいと思いますが...
これからも期待してます。