俺、自分の能力判らないんですけど、どうしたら良いですか?
第六話~乗り越えたその先~
~とある少女の記憶~
私「お母さん!早く、行こ!行こ!」
 早くいきたいなぁ♪
今日はお母さんと一緒に公園へピクニックに行く日!
お母さんがサンドイッチを作ってくれたの!お母さんのサンドイッチは凄く美味しいから今から待ちきれないの!
私「ねぇ、早く早く!」
お母さん「そんなに急がなくてもピクニックは逃げないわよ」
そんな事言われたってまちきれないんだもんっ!
私「うぅ~、早くいきたいなぁ♪」
お母さん「ふふっ、慌てん坊なんたから」
私「えへへっ///」
 公園についたらなにしようかな~
ご飯を食べて、遊具で遊んで、お昼寝したり、公園の子と一緒にかけっこもいいなぁ~へへっ
お母さん「よし、準備完了!っと。こはる隊員!準備は完了しているかな?」
 もっっっちろん!!
私「準備完了であります!」
お母さん「よろしい。ではピクニックへ出発!」
私「おおー!」
 えへへっ、楽しみだなぁ!
お母さん「はい、到着~」
私「到着~」
 やっとついた!うぅ~、早く遊びたいなぁ♪
でもその前にお弁当♪お弁当♪
私「お母さん!お弁当食べようよぉ♪」
お母さん「はいはい、今準備するからねぇ~」
 お弁当食べ終わったらなにして遊ぼうかな?
まずは遊具で遊ぼうかな?滑り台で遊ぼうかな♪
 そう思って遊具の方にめを向けたとき
 お母さんがうめきだした
私「お母さん!?大丈夫?どうしたの?」
お母さん「うぅ、だ、大丈夫。少し頭が痛いだけよ、少し休めば、、、ううぅ」
私「本当に?お母さん休めばよくなる?」
お母さん「良くなる良くなる」
 そう言って無理やり笑顔を作るお母さん
私「じゃあこはるがお母さんの看病する!」
お母さん「えっ!!」
 こはるがお母さんのお医者さんになっちゃおう
私「こはるが今からお医者さんだよ♪」
お母さん「ふふっ、こはるらしいね」
 どーんと任せてよ!
 周りをみるとと他にも頭痛が辛そうな人がいるお母さんだけじゃないのかな?
 この時早くお家に帰れば良かった
 遊具の辺りがゆらゆらしてる!なんだろう?そのままじーっと見ていると
 ピキッ!パキッ!
 何もないところにヒビが入り始めた!えー!なんで?なんでなにもないところにヒビができるの?
 そしてついにヒビが割れた
 パリンッ!!
 あわわっ、割れちゃった、大丈夫かな?
???「Guuuuuuuu・・・」
私「!?!?」
 えっ!なになに!今の声なに!?
 バキン!バキッ!ドンッ!ドンッ!
私「っ!!」
 割れてるところから音がする・・・
 ガッシャーン!!
 そんな音と共に謎の声の正体が現れた。それは大きなトカゲにコウモリの羽がくっついたようなバケモノだった
バケモノ「GYaaaaaaaaaa!!」
 バケモノが一際大きな声をあげた、ビックリしたこはるは大きな声をあげて叫んでしまった
私「うわぁぁぁぁ!?!!」
バケモノ「!!」ギロッ
私「ひっ・・・」
 バケモノがゆっくり近づいてくる
バケモノ「GYaッGYaッGYaaa」
 その声は笑っているように聞こえた
 怖い、怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いーーーーーーーーーーーーーー
お母さん「大丈夫よ」
私「おかあ、さん?」
お母さん「大丈夫、こはるは絶対、私が守るから」
 そう言って今度は優しそうに微笑んでこはるの事をを抱き締めてくれた
バケモノ「Guuuuuu・・・」
 バケモノが近づいてきた、ゆっくり、ゆっくりと、まるで「もういいか?まちくたびれたぞ」と言っているようだった
お母さん「大丈夫」
 そう言うとお母さんは私を庇うように抱き締めた。その直後
 何かを切り裂くような音と、衝撃によって私はきを失った
~現在~
こはる「・・・うぅん・・お母さん・・・・・・」
琥太郎「相当疲れたんだろうな」
麗奈「ん、ぐっすり」
 俺達は今皆の元へ戻っているところだ。この子の母親のこと、魔物の出現地点を報告しなければ。その後はこの子を避難所へ送り届けよう
琥太郎「麗奈、少しいいか」
麗奈「ん」
琥太郎「教官にこの事を報告したら、この子を避難所へ送り届けたいんだけど、麗奈も一緒に来てくれないか」
麗奈「ん。なんで?」
琥太郎「こはるは麗奈に懐いてるからな、避難所に行く途中で目を覚ましたときに寂しくないだろう?」
麗奈「ん」
琥太郎「助かる」
 その後は二人とも会話をせずに黙々と歩き続ける、会話は無いが悪い空気じゃない。むしろ心地いい、俺と麗奈の距離感
 この感じにもっと浸っていたかったが、どうやらもう着いてしまったらしい
澪「琥太郎!麗奈!皆さん、二人が帰ってきましたよ!」
宗「ホンマか!」
皐月「お帰りー!」
雅也「どうだった、母親はみつかったのか」
琥太郎「しーっ」
 俺は背中にいるこはるに目をやる
宗「おおっと、こはるちゃん寝てたんか。そりゃすまんなぁ」
皐月「おお、じゃあ、しーっ、だね!」
琥太郎「あぁ、それで頼む」
澪「それで、こはるちゃんのお母様は見つかったのですか?」
琥太郎「あぁ、それも兼ねて教官に報告しようと思ってる。教官は何処に?」
澪「教官なら・・・」
教官「私ならここだ」
一同「「教官!」」
琥太郎「ちょうど良かった、教官、こはるの件なんですが、このではちょっと・・・」
教官「わかった、そこの路地で聞こう」
澪「私達にも聞かせてほしいのですが」
琥太郎「すまない、後で教えるから今は避難誘導を続けてくれ」
澪「はぁ、、、わかりました。皆さんには私の方から伝えておきますのでどうぞ行って下さい。」
琥太郎「有り難う、助かる」
教官「話は済んだか」
琥太郎「はい」
教官「ならば行くぞ」
琥太郎「わかりました、それじゃあ行ってくる」
澪「わかりました」
~路地裏~
教官「で?その子の母親は見つかったのか」
琥太郎「はい、母親自体は見つかりました」
教官「自体は?」
琥太郎「こはるの母親は、、、、、亡くなっていました」
教官「そうか。それで?その子は知っているのか?」
琥太郎「、、、、はい。そして乗り越えようとしています」
教官「そうか、強い子なんだな」
琥太郎「はい。それから、このままこはるを避難所につれていこうと思うのですが」
教官「あぁ、かまわない」
琥太郎「有り難う御座います。それと麗奈も連れて行っても良いでしょうか」
教官「麗奈を?」
琥太郎「はい、こはるは麗奈に懐いているので」
教官「そ、そうか。わかったつれていけ。それと、しばらくその子のそばにいてやれ」
琥太郎「有り難う御座います。にしても珍しいですね。そんな優し人みたいな事をいうんですね?」
教官「あぁぁ?」
琥太郎「すいませんでした!、、、、それと、魔物の方はどうなっていますか?」
教官「ったく、調子のいいやつめ。まぁいい、思いの外苦戦しているようだ。タイプはワイバーンでCランクだが、ビルの合間を飛んで攻撃をかわしているようだ」
琥太郎「わかりました、ならもう少しかかりそうですね」
教官「あぁ、だがもうすぐ避難誘導も終る、そしたらお前たちも避難しろ」
琥太郎「了解しました、其れでは」
教官「わかった、死ぬなよ」
琥太郎「了解」
 さて、それじゃあ行きますかね
琥太郎「麗奈」
麗奈「ん」
澪「おきお付けて」
琥太郎「あぁ、行ってくる」
宗「いってら~、気ぃつけぇよ」
皐月「いってらーしゃーい!」
雅也「きおつけろよ」
琥太郎「あぁ」
麗奈「ん」
 よし、行こうか
琥太郎「すまんな、麗奈。付き合わせて」
麗奈「ん、気にしてない」
琥太郎「そうか」
 まただ、この感じ、心地いいこの感じ。魔物が暴れている時に考える事じゃないとは思うがやっぱ心地いい
 そんな心地良さに浸っていると
一般人「みてみて、あれ。兄妹かな」
一般人「仲が良いのねぇ」
一般人「え、でもみて。あの人の隣にいる人。めっちゃ可愛くない!?」
一般人「ほんとだ!彼女さんかな?」
一般人「でも、それじゃああの背中の子は?」
一般人「もしかして・・・」
一般人「「キャー///」」
 一体何を想像したんだ!?兄妹は分かる、カップルの件についても周りからそう見えただけだ。けど最後のはなんだ!?何を想像したんだ!?
 おいっ、何ニヤニヤしてんだ!
琥太郎「はぁ~」
麗奈「?」
 麗奈は気づいてないのか、まぁマイペースだし。むしろその方が都合がいい、こんな奴の彼氏にされても迷惑なだけだろう。知らぬが仏という言葉もあることだし
こはる「ん、んんん、ぅぅ。お兄ちゃん?」
琥太郎「おっ、起こしたか?」
こはる「うんん、そんな事ないよ」
琥太郎「そうか、今避難所に向かってる所だ」
こはる「そこについたら居なくなっちゃうの?」
琥太郎「そんなことないぞ。傍にいてやる、麗奈も一緒だ」
こはる「本当!?」
麗奈「ん?一緒」
 あれ?言ってなかったっけ?まぁいいや
琥太郎「だからもう少しの辛抱だからな」
こはる「うん!頑張る!」
琥太郎「いい子だ」ナデナデ
こはる「えへへ///」
麗奈「・・・」じーっ
琥太郎「どうした?」
麗奈「私も」
琥太郎「へ?」
麗奈「私も撫でて」
 そう言って頭を突きだしてくる麗奈
犬かお主はっ!
琥太郎「いいよ」ナデナデ
麗奈「~♪」
 ホントに犬みたいだな。いや、なに考えてるかわからんから猫か?うん、猫だな随分人懐っこいけど。←わかってない
 お、そうこうしてるうちにそろそろ着きそうだな
琥太郎「もうすぐ着くぞ」
こはる「うん!」
麗奈「ん」
 早く魔物が討伐されることを祈りますかね
私「お母さん!早く、行こ!行こ!」
 早くいきたいなぁ♪
今日はお母さんと一緒に公園へピクニックに行く日!
お母さんがサンドイッチを作ってくれたの!お母さんのサンドイッチは凄く美味しいから今から待ちきれないの!
私「ねぇ、早く早く!」
お母さん「そんなに急がなくてもピクニックは逃げないわよ」
そんな事言われたってまちきれないんだもんっ!
私「うぅ~、早くいきたいなぁ♪」
お母さん「ふふっ、慌てん坊なんたから」
私「えへへっ///」
 公園についたらなにしようかな~
ご飯を食べて、遊具で遊んで、お昼寝したり、公園の子と一緒にかけっこもいいなぁ~へへっ
お母さん「よし、準備完了!っと。こはる隊員!準備は完了しているかな?」
 もっっっちろん!!
私「準備完了であります!」
お母さん「よろしい。ではピクニックへ出発!」
私「おおー!」
 えへへっ、楽しみだなぁ!
お母さん「はい、到着~」
私「到着~」
 やっとついた!うぅ~、早く遊びたいなぁ♪
でもその前にお弁当♪お弁当♪
私「お母さん!お弁当食べようよぉ♪」
お母さん「はいはい、今準備するからねぇ~」
 お弁当食べ終わったらなにして遊ぼうかな?
まずは遊具で遊ぼうかな?滑り台で遊ぼうかな♪
 そう思って遊具の方にめを向けたとき
 お母さんがうめきだした
私「お母さん!?大丈夫?どうしたの?」
お母さん「うぅ、だ、大丈夫。少し頭が痛いだけよ、少し休めば、、、ううぅ」
私「本当に?お母さん休めばよくなる?」
お母さん「良くなる良くなる」
 そう言って無理やり笑顔を作るお母さん
私「じゃあこはるがお母さんの看病する!」
お母さん「えっ!!」
 こはるがお母さんのお医者さんになっちゃおう
私「こはるが今からお医者さんだよ♪」
お母さん「ふふっ、こはるらしいね」
 どーんと任せてよ!
 周りをみるとと他にも頭痛が辛そうな人がいるお母さんだけじゃないのかな?
 この時早くお家に帰れば良かった
 遊具の辺りがゆらゆらしてる!なんだろう?そのままじーっと見ていると
 ピキッ!パキッ!
 何もないところにヒビが入り始めた!えー!なんで?なんでなにもないところにヒビができるの?
 そしてついにヒビが割れた
 パリンッ!!
 あわわっ、割れちゃった、大丈夫かな?
???「Guuuuuuuu・・・」
私「!?!?」
 えっ!なになに!今の声なに!?
 バキン!バキッ!ドンッ!ドンッ!
私「っ!!」
 割れてるところから音がする・・・
 ガッシャーン!!
 そんな音と共に謎の声の正体が現れた。それは大きなトカゲにコウモリの羽がくっついたようなバケモノだった
バケモノ「GYaaaaaaaaaa!!」
 バケモノが一際大きな声をあげた、ビックリしたこはるは大きな声をあげて叫んでしまった
私「うわぁぁぁぁ!?!!」
バケモノ「!!」ギロッ
私「ひっ・・・」
 バケモノがゆっくり近づいてくる
バケモノ「GYaッGYaッGYaaa」
 その声は笑っているように聞こえた
 怖い、怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いーーーーーーーーーーーーーー
お母さん「大丈夫よ」
私「おかあ、さん?」
お母さん「大丈夫、こはるは絶対、私が守るから」
 そう言って今度は優しそうに微笑んでこはるの事をを抱き締めてくれた
バケモノ「Guuuuuu・・・」
 バケモノが近づいてきた、ゆっくり、ゆっくりと、まるで「もういいか?まちくたびれたぞ」と言っているようだった
お母さん「大丈夫」
 そう言うとお母さんは私を庇うように抱き締めた。その直後
 何かを切り裂くような音と、衝撃によって私はきを失った
~現在~
こはる「・・・うぅん・・お母さん・・・・・・」
琥太郎「相当疲れたんだろうな」
麗奈「ん、ぐっすり」
 俺達は今皆の元へ戻っているところだ。この子の母親のこと、魔物の出現地点を報告しなければ。その後はこの子を避難所へ送り届けよう
琥太郎「麗奈、少しいいか」
麗奈「ん」
琥太郎「教官にこの事を報告したら、この子を避難所へ送り届けたいんだけど、麗奈も一緒に来てくれないか」
麗奈「ん。なんで?」
琥太郎「こはるは麗奈に懐いてるからな、避難所に行く途中で目を覚ましたときに寂しくないだろう?」
麗奈「ん」
琥太郎「助かる」
 その後は二人とも会話をせずに黙々と歩き続ける、会話は無いが悪い空気じゃない。むしろ心地いい、俺と麗奈の距離感
 この感じにもっと浸っていたかったが、どうやらもう着いてしまったらしい
澪「琥太郎!麗奈!皆さん、二人が帰ってきましたよ!」
宗「ホンマか!」
皐月「お帰りー!」
雅也「どうだった、母親はみつかったのか」
琥太郎「しーっ」
 俺は背中にいるこはるに目をやる
宗「おおっと、こはるちゃん寝てたんか。そりゃすまんなぁ」
皐月「おお、じゃあ、しーっ、だね!」
琥太郎「あぁ、それで頼む」
澪「それで、こはるちゃんのお母様は見つかったのですか?」
琥太郎「あぁ、それも兼ねて教官に報告しようと思ってる。教官は何処に?」
澪「教官なら・・・」
教官「私ならここだ」
一同「「教官!」」
琥太郎「ちょうど良かった、教官、こはるの件なんですが、このではちょっと・・・」
教官「わかった、そこの路地で聞こう」
澪「私達にも聞かせてほしいのですが」
琥太郎「すまない、後で教えるから今は避難誘導を続けてくれ」
澪「はぁ、、、わかりました。皆さんには私の方から伝えておきますのでどうぞ行って下さい。」
琥太郎「有り難う、助かる」
教官「話は済んだか」
琥太郎「はい」
教官「ならば行くぞ」
琥太郎「わかりました、それじゃあ行ってくる」
澪「わかりました」
~路地裏~
教官「で?その子の母親は見つかったのか」
琥太郎「はい、母親自体は見つかりました」
教官「自体は?」
琥太郎「こはるの母親は、、、、、亡くなっていました」
教官「そうか。それで?その子は知っているのか?」
琥太郎「、、、、はい。そして乗り越えようとしています」
教官「そうか、強い子なんだな」
琥太郎「はい。それから、このままこはるを避難所につれていこうと思うのですが」
教官「あぁ、かまわない」
琥太郎「有り難う御座います。それと麗奈も連れて行っても良いでしょうか」
教官「麗奈を?」
琥太郎「はい、こはるは麗奈に懐いているので」
教官「そ、そうか。わかったつれていけ。それと、しばらくその子のそばにいてやれ」
琥太郎「有り難う御座います。にしても珍しいですね。そんな優し人みたいな事をいうんですね?」
教官「あぁぁ?」
琥太郎「すいませんでした!、、、、それと、魔物の方はどうなっていますか?」
教官「ったく、調子のいいやつめ。まぁいい、思いの外苦戦しているようだ。タイプはワイバーンでCランクだが、ビルの合間を飛んで攻撃をかわしているようだ」
琥太郎「わかりました、ならもう少しかかりそうですね」
教官「あぁ、だがもうすぐ避難誘導も終る、そしたらお前たちも避難しろ」
琥太郎「了解しました、其れでは」
教官「わかった、死ぬなよ」
琥太郎「了解」
 さて、それじゃあ行きますかね
琥太郎「麗奈」
麗奈「ん」
澪「おきお付けて」
琥太郎「あぁ、行ってくる」
宗「いってら~、気ぃつけぇよ」
皐月「いってらーしゃーい!」
雅也「きおつけろよ」
琥太郎「あぁ」
麗奈「ん」
 よし、行こうか
琥太郎「すまんな、麗奈。付き合わせて」
麗奈「ん、気にしてない」
琥太郎「そうか」
 まただ、この感じ、心地いいこの感じ。魔物が暴れている時に考える事じゃないとは思うがやっぱ心地いい
 そんな心地良さに浸っていると
一般人「みてみて、あれ。兄妹かな」
一般人「仲が良いのねぇ」
一般人「え、でもみて。あの人の隣にいる人。めっちゃ可愛くない!?」
一般人「ほんとだ!彼女さんかな?」
一般人「でも、それじゃああの背中の子は?」
一般人「もしかして・・・」
一般人「「キャー///」」
 一体何を想像したんだ!?兄妹は分かる、カップルの件についても周りからそう見えただけだ。けど最後のはなんだ!?何を想像したんだ!?
 おいっ、何ニヤニヤしてんだ!
琥太郎「はぁ~」
麗奈「?」
 麗奈は気づいてないのか、まぁマイペースだし。むしろその方が都合がいい、こんな奴の彼氏にされても迷惑なだけだろう。知らぬが仏という言葉もあることだし
こはる「ん、んんん、ぅぅ。お兄ちゃん?」
琥太郎「おっ、起こしたか?」
こはる「うんん、そんな事ないよ」
琥太郎「そうか、今避難所に向かってる所だ」
こはる「そこについたら居なくなっちゃうの?」
琥太郎「そんなことないぞ。傍にいてやる、麗奈も一緒だ」
こはる「本当!?」
麗奈「ん?一緒」
 あれ?言ってなかったっけ?まぁいいや
琥太郎「だからもう少しの辛抱だからな」
こはる「うん!頑張る!」
琥太郎「いい子だ」ナデナデ
こはる「えへへ///」
麗奈「・・・」じーっ
琥太郎「どうした?」
麗奈「私も」
琥太郎「へ?」
麗奈「私も撫でて」
 そう言って頭を突きだしてくる麗奈
犬かお主はっ!
琥太郎「いいよ」ナデナデ
麗奈「~♪」
 ホントに犬みたいだな。いや、なに考えてるかわからんから猫か?うん、猫だな随分人懐っこいけど。←わかってない
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