よくある?異世界物語

looc

よくある?褒め合い

ユウ視点

「うむ、まあ、こんな感じかな?」
そう言って現れたのは背中に龍の翼を生やした僕と同い年くらいに見える男でした。
「おお!・・・かっこいいね!」
「ふふっ、だろ!?まあ、お前の翼もカッコいいけどな。」
「ありがとう!・・・それで君はどうするの?」
「うーん、どうするかな。天空島に戻りたいんだけど、今どこにあるかわからないしね。・・・というよりもなんで転移したんだ?あの島。・・・島に何か脅威が近寄って来たときに転移するって話だけど・・・。」
「・・・っえ?!」
僕はその言葉に反射的に空を見上げました。・・・そうして、見つけました。
「・・・あった。」
僕はそういうと、一瞬にして空に飛び上がりました。
「お、おい?!」
下の方から声が聞こえて来ますが聞いている暇はありません。
僕の周りにある観測できた波を全て束ねて・・・
「いけぇぇぇ!!!」
島に対する脅威、らしきものに放ちました。それは、触手が蠢き、一つ目の不定形のナニカでした。・・・見ているだけで正気度がガリガリ削られそうな見た目をしています。
「・・・どうだ?」
観測するための手段をまとめて攻撃に使用してしまったために、場の状態が乱れ、正常に付近の様子を知ることができずにほんの少しの間相手のや様子がわからなかったためにそう呟きました。そうして、場が整って来た頃、見えて来たのはなんの損耗もないナニカの姿でした。

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