よくある?異世界物語

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よくある?結婚前夜・雪編

ユウ視点

「・・・入るよ。」
「うん。どうぞ。」
「明日だね。雪は今の気持ちはどう?」
「うん、ずっとこのときを夢見てたから・・・気分が高まってるよ。」
「・・・そ、そっか。うん、そう言ってもらえると嬉しいよ。いつからの夢なの?」
「・・・うーん、多分幼稚園からかな。」
「へえ。」
「まあ、その時はまだ恋とかそういうのはわかってなかったけどさ。」
「・・・なら、恋心に変わったのはいつ?」
「えっと・・・ってだから、それは言いません!」
「・・・この流れならぽろっと言っちゃうかな?って思ったんだけどダメだったか。」
「だめ。」
「ダメか〜。・・・やっぱり雪の両親に聞くしか・・・。」
「だーめ!!」
「・・・光は教えてくれたのになぁ。」
「・・・えっ!?ほんとなの?それ!」
「うん。ほんとだよ。まあ、勝手に話すことはしないけどさ。」
「・・・うう、なら、話そうかな。」
「えっ!?いいの?」
「・・うん。じゃあ、話すよ。私が悠に対する恋心を自覚したのは、小学校六年生のときだよ。転校するかもしれないってなったこと覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。」
「そのときにね、別れたくないって思って恋心に気づいたんだ。」
「・・・そっか。」
「うん。まあ、そのあと転校の話がなくなって、本当に嬉しかったのを覚えているよ。」
「・・・そっか。僕も、雪とずっと一緒にいれて嬉しかったよ。」
「そう言ってもらえると嬉しいな。寂しいときはいつもすぐ慰めてくれることとか、いつも優しいところとか大好きだよ。明日は人生で最高の1日にしようね。」
「うん。当然だよ。じゃあ、また明日。」
「うん、また明日ね。」
そうして、雪の部屋から出ると部屋に戻って行きました。・・・いよいよか。

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