よくある?異世界物語

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よくある?準決勝決着

ユウ視点

・・・絶対にこれやばいやつだな。
「・・・これあんまり広い範囲にやったらまずいんだよな。ある程度なら、まあ、世界の方でなんとかしてくれるでしょう。」
「ちょ!ちょっと待てえええ!!」
「量子乖離」
「・・・ガチでやばそうな名前なんだが・・・」
「効果は単純だ。ヒッグス場に干渉して一時的に量子同士の結合なんかを極小範囲で、無くさせるっていうものだ。いざっていう時用の神力しか残してないから、これを止めればお前の勝ちだ。これが、俺の最大級の技だしな。」
「・・・は?嘘だろ!?こんなのどう止めれば!!!ああっ、考えろ考えろ。どうするどうする!?」
ヒッグス粒子はしってる!確か、物質に質量を与える粒子だったはず・・!正確なところは知らないけど。ということは、ヒッグス粒子を抑え込んでいるわけか?なら、むしろそれを止めさせればいける!だが、どうやって?僕が操れるのは・・・波・・光、音、重力波、それから電気、温度とか、だよな。・・・電気?いけるか?相手の神経系に干渉なんてできるものなのか?いや、
「やるしかない!!」
そう叫んだ瞬間僕の体は光に包まれ、そして、背中に翼が生えてきました。極限まで集中して、相手の脳内電流を乗っ取ってゆき、やがて、権能を解除させることに成功しました。しかし、もちろんそれは簡単なことであるはずもなく、頭の働きも鈍く、さらに神力体力ともに、ほぼ尽きてそれでも、なんとか、相手の動きを止めるのを維持してフラフラしながら歩み寄り剣を突きつけました。
「僕の勝ち・・です。」
「・・・なるほど、これが君の力か。」
「・・・かなり・・の・・力技・・で、頭も痛く・・・なりますけどね。」
「まあ、たしかに大変だろうな。・・・降参だ。」
『はい、これにて準決勝が決着しました!!勝ったのはユウ選手!!両者に盛大な拍手を!!・・・ところで、途中で背中から翼が生えてきたように見えたのですが・・・』
なんて、話していたが、限界がきて僕はそのまま、意識を失いました。

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