よくある?異世界物語

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よくある?言えなかった言葉

雪視点

悪魔族を減らしている最中に、重圧を感じた。かなり強そうな悪魔族、おそらく将軍級悪魔族が私に殴りかかってきた。攻撃がはやくて、避けることはできなそうだ。とっさに身構えた。が、私に拳はつきささらなかった。私の目の前に、身体中から血を吹き出しながらも立つ、悠の姿がそこにあった。おそらく腕をはね上げたのかな?いつもいつも守られてばっかの私に嫌気がさしてくる。私の目の前にいる悠の雰囲気は突如、変化した。ぴりぴりとした緊張感が伝わってくる。とてもとても集中しているのがわかる。目にも留まらぬ速さで、剣を振り抜いたらしい。将軍級悪魔族は、一瞬にして灰とかした。私は、そこで今までの緊張感から、していなかった息を再びしようとした。そのとき、先ほどとは比べ物にならない重圧が襲いかかる。
「っつ、逃げろ!雪!」
悠が慌てたようにそう叫んだ。
「えっ?!」
私はとっさのことにそう呟くだけだった。その瞬間悠に、大剣が振り下ろされた。悠は受け流したようだ。だが、連続で、大剣が振られる。悠はなんとかしのいでいるようだが、
何回か、それを繰り返していると、突然、悠が膝から崩れ落ちた。その隙を逃すような相手ではなく、相手は、容赦なく剣を突き出した。私はとっさに、悠を押し倒した。当然そんなことをすれば、剣は私に突き刺さる。相手は、私から剣を抜くと、剣を振り上げて、そして悠に向かって振り下ろした。そこに透明な壁が現れた。サナちゃんだね。よかった。
「ゆ・・・・・き・・・?」
悠が酷い顔で、私を見ています。
「こほっ、・・今度は・・・こっちが助ける・・番だよ。」
他にも言いたいことが山ほどあったけど、意識は徐々に薄れていきました。ああ、死んじゃうのかな?せっかく悠に逢えたのに。まだ、死にたくないなあ。声に出なかった言葉もまた、闇に消えていきました。

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