よくある?異世界物語

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よくある?召喚者たちの驚愕

雪視点

「自己紹介も終わりましたし、とりあえず、食事にしましょうか。ついてきてください」
私たちは、ずらずらと、サナと名乗った女の子についていく。そのときに、男子の一人が、
「好きな人っていますか?」
と聞いていた。
「ええ、いますよ」
「いるわよ」
「いますよ」
「私は〜、いないよ〜」
とのことだった。男子生徒の数名は、なんか目に見えて落ち込んでいる。あの3人のうちの誰かに惚れていたのかな?
「へえー、そうなの?どんな人?優しい人?」
他人の恋愛話が大好きな島田春ちゃんが、聞いている。
「はい、とても優しい人です。」
「そっちの、えっと、エリアスちゃんと、リーフェちゃんは?」
「もちろん私も優しくてかっこいいとおもっていますよ?」
「私も同じです」
「へえー、んっ?あれ?もしかして、同じ人が好きなの?」
「あれ?言ってませんでしたっけ?まあ、その通りですよ。」
その言葉に、男子生徒は、その相手の人に嫉妬して、なかには、半狂乱になっているものもいた。だが、そのことも、次の言葉でどうでも良くなった。
「私たちの大好きな人、ユウくんは、今、スフェイダ帝国で悪魔族と、戦っているのですよ。」
「えっ」
という声を出したのは、おそらく私だけではないだろう。

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