よくある?異世界物語

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よくある?ユウのいた学校にての話

雪視点

日本のユウが通っていた学校にて
私、教室で、ホームルームの先生の話を聞いていました。悠が死んで、4ヶ月漸く彼がいない日常に溶け込むことができた。ふとした時に彼がいないことに、涙をこぼすことも多いけれど。それでも、ここまで、立ち直ることができたのは、あの日、自分も辛いであろうに引っ張り上げてくれた光のおかげだ。彼女には感謝してもしきれない。

閑話休題

私がホームルームの話を聞いていると、
朝のホームルーム中、外を眺めていたらしい男子生徒、中村たく君が、
「な、なんだあれは!」
と言いました。
「どうした?中村」
そう聞いたのは、担任の獅童剛しどうたける先生でした。
「そ、外で、変なものが飛んでいます。」
中村君は、外に向かって指を指しました。
「ん?なんだ?・・・っつ!な、なんだあれは!こっちに向かってきてるぞ。」
先生がそう言うや否や、教室の壁をすり抜けて、床に何かが広がっていた。それは魔法陣だった。クラスは混乱と、そして一部の生徒からの、歓喜の声で、渦巻いていた。
「雪、これは一体?」
「さあ、わからないよ、光」
そのとき、魔法陣が、光を発し、教室を埋め尽くした。光が止む頃には、その教室には誰も残っていなかった。

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