よくある?異世界物語

looc

100話突破記念 閑話・ユウ○○になるその1

それは、ある日のこと。聖国にて。
「ユウさん、小さくなってください。」
もちろん、しゃがめとかいう意味ではなく子供の姿になれということだ。ちょくちょくお願いされており、今日もいつものように使用しようとした。ちなみに、この姿で、色々お世話されるのは、なんていうか、うん、慣れた。そりゃ、週1くらいで行われてるからね。慣れるよ。

閑話休題

いつものように、スキルを使用しようとしたのだが、いつもと違う感じがした。それは、発動しないならまだしも、スキルの暴発といった形になって現れた。
「うぇあっ!みんな早く僕から離れて!」
僕はそう言うや否や、あたりは眩い光に包まれた。光が消えて、目が見えるようになると、急いで周りを見る。あたりには、元々この部屋にあった家具や、床に落ちている服以外何も見つからなかった。まるで服だけを残して彼女たちが消えてしまったかのように。僕はかなりうろたえて僕のせいでと、自分を責めていた。
その時、ふと、赤ん坊の声が聞こえた。ハッとして僕はその声が聞こえた、服が落ちて山になっているところに向かう。服を掻き分けると、そこには、赤ん坊がいた。別の山も探すとそこにも赤ん坊がいたので、僕は安堵する。しかし、彼女たちは、素裸の状態であったので、急いで、僕が今までに着せられてきた服のうち、中性的なもの(というか彼女たちは1歳いっているかどうかくらいの赤ん坊なので普段3歳くらいの姿になっている僕はあまり持っていなかったが)を急いで考えて取り出し、見ないようにしながら着替えさせようとした。(少し頑張ったが、普通に無理だったので、心を無にしながら、服を着せた。)ところでこの子たちはエリアスたちだよね。とりあえず、彼女たちの名前と状態に集中して鑑定を行った。その結果わかったことは、
・彼女たちは、エリアス、リーフェ、サナさん本人であること
・心も体も生後7か月くらいの赤ん坊になっていること
・24時間で元に戻ること
がわかった。
これからどうするか、考えていると、エリアスがぐずりだした。慌ててあやしていると、次は、リーフェがぐずり始めたので、あやす。と、次は、サナさんが、彼女をあやしていると次は、エリアスがと、休む暇がなかった。
「よ、ようやく休める。」
かれこれ二時間ほど、あやしていると、ようやく疲れたのか眠ってくれた。
穏やかに眠っている寝顔を見ていると、心が安らぎ、また頑張れるような気がした。いつか本当の子どもを・・・と思って、そこから色々なことを考えてしまい悶えたこと以外は特に変わりなかった。僕も男だしね。
「さて、次に起きるときは、おそらくお腹が空いてだろうな。ど、どうしよう、粉ミルクとかないよ。いや、離乳食とか食べれるんだっけ?確か。メイドさんに頼んで用意してもらい・・・」
そこまで言って僕は気づいた、そうだよ、何も僕一人で世話をする必要は無かったよね。手伝って貰えばよかったよ。それに、三人がまだ見つかっていないときに感覚を強化すればすぐ見つかったかもしれないのに。
色々後悔しました。

それから先は、メイドさんの手伝いもあり、そのあとは、平穏な時間が過ぎてゆきました。エリアスを抱っこしていると、おねむの時間だったのでしょう。僕の服の袖を掴んだまま眠ってしまっていました。僕は頭を一回撫でると、寝室へ連れてゆき、ベッドに寝かせつけました。
「おやすみエリアス。」
僕はそう言って部屋を出ました。入れ替わりに、元に戻る前に服を着替えさせて置くためのメイドさんが入ってゆきました。リーフェと、サナさんがいる部屋に戻ると、2人は、うつらうつらしていましたが、まだ起きていました。僕を待っていてくれたんでしょうか。嬉しいですね。2人を抱っこすると、すぐに眠ってしまいました。エリアスのときもそうでしたが天使のような寝顔とはまさにこういうもののことを言うんでしょうね。2人をそれぞれの部屋のベッドに連れて行くと、エリアスの時と同じように、一度頭を撫でて、部屋から出ていきました。

みんな、おやすみ。






次の日の朝、神殿内の食堂にいくと三人とも元の姿にもどっていたが、なぜかみんな目を合わせようとしない。
も、もしかして、昨日のこと、なんか覚えているの・・かな?微妙な空気は、五日間ほど続いた。たまには、こういう風に子どもの面倒を見るのも、悪くないのかもしれない。

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