本日は性転ナリ。
137.告白
彩ちゃんの核心を突く言葉に2人して言葉を失ってしまう。
「え…それってどういう事??」
高鳴る心臓の鼓動に比例して額や手のひらから汗が吹き出してくる。
『私だったら"好きな人"がこんなに入院してるのにそんな平然としてられないもの。』
『す、好きなヒトって!!瑠衣は別にそんなんじゃなくてただの…えっと…』
『無理しなくていいよ。"見てればわかる"から♪それに…』
続く言葉に全神経を集中させる。まさか私の正体に気づいてるんじゃ…そんな不安が纏わりつく。
『瑠衣くんと血は繋がってるよね?』
「それは…双子だし…」
『じゃぁ何故衣瑠ちゃんだけ別居してたの?学校の為と言うならどこの学校に行ってたの?瑠衣くんの入院先は?』
「それは…」
ゲームオーバー。もう嘘はつけない…彩ちゃんは気づいてるんだ。
『あ…ごめん。言い過ぎちゃった。だけど私には教えて欲しい。もし…もし私の考えが合っているなら…納得できるから。』
頭の中で、色々な事が"切れかかった蛍光灯"のように点滅している。
その間も真剣な眼差しは真っ直ぐ私の目を見る。
そうだね。わかった。
「これが…本当の私…如月瑠衣だよ。色々あって幼児期までを除いてそこから今まで心も身体も男だった。自分でもそれが心臓が動くのと一緒くらい当たり前に生きてきたんだ。けど違った。隠すつもりは無かったんだよ?だけど言わなくて本当にごめん。」
これで良かった。大切な人にずっと嘘ついてるわけにはいかないもんね…
『そう…信じられないような事だけど…ホントみたいだね。うん。納得するよ。』
「え?こんな話信じてくれるの?だとしても…気持ち悪いよね。正直自分でも時々自分が本当は男なのか女なのか分からなくなるんだ…」
『そんな事はどうでもいいんじゃない?人の心に性別は無いのよ。』
「ありがとう…」
この日から"私"を知る人がまた1人増えた。
それは私にとって大切な1歩であったことに間違いない。
「え…それってどういう事??」
高鳴る心臓の鼓動に比例して額や手のひらから汗が吹き出してくる。
『私だったら"好きな人"がこんなに入院してるのにそんな平然としてられないもの。』
『す、好きなヒトって!!瑠衣は別にそんなんじゃなくてただの…えっと…』
『無理しなくていいよ。"見てればわかる"から♪それに…』
続く言葉に全神経を集中させる。まさか私の正体に気づいてるんじゃ…そんな不安が纏わりつく。
『瑠衣くんと血は繋がってるよね?』
「それは…双子だし…」
『じゃぁ何故衣瑠ちゃんだけ別居してたの?学校の為と言うならどこの学校に行ってたの?瑠衣くんの入院先は?』
「それは…」
ゲームオーバー。もう嘘はつけない…彩ちゃんは気づいてるんだ。
『あ…ごめん。言い過ぎちゃった。だけど私には教えて欲しい。もし…もし私の考えが合っているなら…納得できるから。』
頭の中で、色々な事が"切れかかった蛍光灯"のように点滅している。
その間も真剣な眼差しは真っ直ぐ私の目を見る。
そうだね。わかった。
「これが…本当の私…如月瑠衣だよ。色々あって幼児期までを除いてそこから今まで心も身体も男だった。自分でもそれが心臓が動くのと一緒くらい当たり前に生きてきたんだ。けど違った。隠すつもりは無かったんだよ?だけど言わなくて本当にごめん。」
これで良かった。大切な人にずっと嘘ついてるわけにはいかないもんね…
『そう…信じられないような事だけど…ホントみたいだね。うん。納得するよ。』
「え?こんな話信じてくれるの?だとしても…気持ち悪いよね。正直自分でも時々自分が本当は男なのか女なのか分からなくなるんだ…」
『そんな事はどうでもいいんじゃない?人の心に性別は無いのよ。』
「ありがとう…」
この日から"私"を知る人がまた1人増えた。
それは私にとって大切な1歩であったことに間違いない。
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