本日は性転ナリ。
105.始まりと終わり
それから色々な話をした。
"運命の日"を迎えた1年前。
レイちゃんは友達と遊んで公園から帰る途中、突然激痛に襲われたそうだ。
………
いつもの公園から家路を急ぐ。
今日は僕が夕飯を作る日♪
この前失敗したオムライスを今日は完璧に作り上げてやろっと。
卵に火が通る加減はもう大丈夫だし、
ケチャップの量も今回は少なめにしよう。
そんなことを考えていた。
そして"その時"は突然やってきた。
急に身体がふわっとしたと思うと、地面に叩きつけられた。
身体が思うように動かない。
運悪くその日に限って通行人すらいない。
意識が朦朧とする中、なんとかアパートの玄関まで辿り着いた。
そして意識が遠のいていった。
あれ?…目を覚ますと部屋の布団で寝ていた…
…
顔が熱い…
見慣れた窓から眩いオレンジ色の光が差し込んでいる。
僕の家…
そうだ…急に激痛に襲われて…
『起きた…?』
聞き慣れた声がした。姉ちゃんだ!
『僕…急に身体中が痛くなって…』
枕元に座る姉ちゃんに手を伸ばす。
その手を姉ちゃんが優しく握ってくれる。
そしていつもの姉ちゃんとは違う、か細い声で優しく問いかけてきた。
『何が…あったの?』
意識がまだはっきりとせずしばらく天井を眺めていた。
そこに不思議な質問がされる。
『嶺…だよね?』
『なに言ってんの?姉ちゃん。』
『だって…』
そう言って鞄から手鏡を僕に渡した。
『自分…見て…』
僕の判別が分からなくなるほど酷い怪我をしてしまったのかと不安が過ぎった。
そして手鏡を開くと、僕の想像以上に変わり果てた姿に衝撃が走る。
"運命の日"を迎えた1年前。
レイちゃんは友達と遊んで公園から帰る途中、突然激痛に襲われたそうだ。
………
いつもの公園から家路を急ぐ。
今日は僕が夕飯を作る日♪
この前失敗したオムライスを今日は完璧に作り上げてやろっと。
卵に火が通る加減はもう大丈夫だし、
ケチャップの量も今回は少なめにしよう。
そんなことを考えていた。
そして"その時"は突然やってきた。
急に身体がふわっとしたと思うと、地面に叩きつけられた。
身体が思うように動かない。
運悪くその日に限って通行人すらいない。
意識が朦朧とする中、なんとかアパートの玄関まで辿り着いた。
そして意識が遠のいていった。
あれ?…目を覚ますと部屋の布団で寝ていた…
…
顔が熱い…
見慣れた窓から眩いオレンジ色の光が差し込んでいる。
僕の家…
そうだ…急に激痛に襲われて…
『起きた…?』
聞き慣れた声がした。姉ちゃんだ!
『僕…急に身体中が痛くなって…』
枕元に座る姉ちゃんに手を伸ばす。
その手を姉ちゃんが優しく握ってくれる。
そしていつもの姉ちゃんとは違う、か細い声で優しく問いかけてきた。
『何が…あったの?』
意識がまだはっきりとせずしばらく天井を眺めていた。
そこに不思議な質問がされる。
『嶺…だよね?』
『なに言ってんの?姉ちゃん。』
『だって…』
そう言って鞄から手鏡を僕に渡した。
『自分…見て…』
僕の判別が分からなくなるほど酷い怪我をしてしまったのかと不安が過ぎった。
そして手鏡を開くと、僕の想像以上に変わり果てた姿に衝撃が走る。
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