妹はこの世界でただ一人の味方
学校生活
校舎内に入り下駄箱を開けると1通の手紙が入っていました。またですか・・・。私は誰にも聞こえないくらい小さなため息をつきました。
手紙の中身を確認してからゴミ箱に入れました。
時刻は放課後4:40  場所は教室
私は鍵付きロッカーに宝物の入ったカバンを入れて教室に向かいました。
一限目の準備を机の上に置いた時ジャラっと音がなりました。少し驚いて机の中を見てみると中には画鋲がたくさんありました。その時「チッ!」という声を私は聞き逃しませんでした。
その声を出した人は分かっています。加藤 桃子。私にちょっかいをしてくるグループのボス的存在です。
161cmで二年生でも彼女にしたい人が多いらしいです。
彼女が好きな男子生徒を振ったところグループを作り、ちょっかいをし始めました。
何でも彼女が好きな人は二年生のサッカー部のエースらしく、とても人気らしいです。
まあ私からしたらお兄ちゃんよりかっこいい人も、気配りができる人も知りません。むしろお兄ちゃんをみんな見習って欲しいです。
・・・学校は嫌いです。男子はしつこく付きまとってくるし、女子はそれを妬んでちょっかいを出してきます。
学校にいる間は全てが無駄な時間。周りの人はめんどくさいですし、何よりお兄ちゃんと一緒にいれる時間が少なくなってしまいます。
ああ・・・お兄ちゃん。早く学校から帰って会いたいなぁ。
昼
今日の授業も簡単でした。クラスの人がアホすぎます。あんなんで高校に行けるのでしょうか?お兄ちゃんの負担を軽くするためにも特待生で受かんなくてはいけないし、いい高校に行かなくてはいけません。お兄ちゃんからは今でも十分推薦はもらえるくらいと言っていましたが全然ダメです。せめてお兄ちゃんくらいにはならないと。
昔テストを見せてもらいました。たしかにテストは高得点で学年でもトップレベルのはずです。でも自分の実力を偽ってるようにも思えました。
お昼は男子生徒の多くに誘われます。私はそれを断り、屋上に行きます。立ち入り禁止とあるせいか誰も来ないのが気に入っている点です。
今日も購買にあるパンを買って食べていましたが、半分以上残しました。理由としては美味しく無いからです。私が美味しいと感じられるのはお兄ちゃんの料理だけです。風邪で調味料の量を間違った時は流石に美味しいとは思えなかったですが。
放課後
「霧崎さん。好きです! 付き合ってください! 」
今日告白してきたのは確か・・・陸上部の部長だったはず。まあ論外ですが。
「ごめんなさい。私好きな人いるので。」
いつもならここで諦めて帰る人が多かったですが、この人は違いました。
「ならせめてその人を教えてくれませんか?・・・いえ、特徴だけでもいいです。」
私の好きな人。そう思ったところであの人・・・血の繋がって無い兄を思い浮かべた。
「ごめんなさい。」
全ての答えを無表情で淡々と言うと相手も萎えたのか何も聞かなくなりました。
いつも通り。私はお兄ちゃんだけいればいい。
家に帰るとお兄ちゃんはもう夕飯の支度をしていました。
「おかえり! 学校で変なことされなかったか?結衣は可愛いんだからもっと注意してくれ。下手したら誘拐されるんだぞ。そうだ! 今度スタンガン買ってくるからそれを持ち歩いてくれ。」
帰って早々そんな事を言ってくるお兄ちゃんがいました。スタンガンって・・・。
「いらない。」
絶対にいりません。
「ええ・・・。お兄ちゃんの言うことが聞けないのか?なら・・・俺がずっと一緒にいてやる!」
ずっと一緒に!?結婚してくれるんでしょうか?・・・きっとお兄ちゃんはそういう意味で言ったのでは無いでしょうね。だとしたら相当
「気持ち悪いからやめて。」
ああもう! 何で素直になれないの!? 嬉しいのに!
ガチャン!!
「き、気持ち悪い・・・。」
「えっ・・・。」
ふらふらしながらキッチンに戻っちゃいましたが大丈夫でしょうか?心配です。・・・皿は片付けておきましょう。
あとで謝らなくてはいけませんね。心にも無いこととはいえひどい事を言ってしまったので。
「結衣夕飯できたぞ!」
あれ?いつもと同じくらいのテンションに戻っていますね?
「「いただきます」」
私は一口食べると顔を噛みしめました。
「うっ・・・。ねえ。何入れたの?」
「どうしたんだ結衣?いつも通りの味付けのはずなんだが・・・。うわっ。何だこの味。何入れたんだ?」
それくらいひどい味でした。
二人でキッチンに行ってみると塩が入っていたビンの中身が無くなってました。
「塩全部入れてたのか・・・。何でだ?」
「そんなこと言われても・・・。自分でやったんでしょ。少し休んだら?」
「結衣が看病してくれるなら休む。」
何を言ってるのでしょうか?そんなの当たり前なことなのに。
「・・・分かった。先に布団敷いて休んでて。コンビニ行ってくるから。」
まずは栄養のあるものを買って来ないといけませんね。そう思いコンビニに向かった。
夜中の九時頃の話だ。
--------------------------------------------
以下作者のコメント
眠くて眠くて起きてます。
12月9日の別冊マガジンでは進○の巨人が100話記念です。応募者全員サービスがあるみたいなので三冊くらい買おうか迷ってます。皆さんも買ってみてはいかがでしょう?
いいね、コメント、フォローお願いします。
手紙の中身を確認してからゴミ箱に入れました。
時刻は放課後4:40  場所は教室
私は鍵付きロッカーに宝物の入ったカバンを入れて教室に向かいました。
一限目の準備を机の上に置いた時ジャラっと音がなりました。少し驚いて机の中を見てみると中には画鋲がたくさんありました。その時「チッ!」という声を私は聞き逃しませんでした。
その声を出した人は分かっています。加藤 桃子。私にちょっかいをしてくるグループのボス的存在です。
161cmで二年生でも彼女にしたい人が多いらしいです。
彼女が好きな男子生徒を振ったところグループを作り、ちょっかいをし始めました。
何でも彼女が好きな人は二年生のサッカー部のエースらしく、とても人気らしいです。
まあ私からしたらお兄ちゃんよりかっこいい人も、気配りができる人も知りません。むしろお兄ちゃんをみんな見習って欲しいです。
・・・学校は嫌いです。男子はしつこく付きまとってくるし、女子はそれを妬んでちょっかいを出してきます。
学校にいる間は全てが無駄な時間。周りの人はめんどくさいですし、何よりお兄ちゃんと一緒にいれる時間が少なくなってしまいます。
ああ・・・お兄ちゃん。早く学校から帰って会いたいなぁ。
昼
今日の授業も簡単でした。クラスの人がアホすぎます。あんなんで高校に行けるのでしょうか?お兄ちゃんの負担を軽くするためにも特待生で受かんなくてはいけないし、いい高校に行かなくてはいけません。お兄ちゃんからは今でも十分推薦はもらえるくらいと言っていましたが全然ダメです。せめてお兄ちゃんくらいにはならないと。
昔テストを見せてもらいました。たしかにテストは高得点で学年でもトップレベルのはずです。でも自分の実力を偽ってるようにも思えました。
お昼は男子生徒の多くに誘われます。私はそれを断り、屋上に行きます。立ち入り禁止とあるせいか誰も来ないのが気に入っている点です。
今日も購買にあるパンを買って食べていましたが、半分以上残しました。理由としては美味しく無いからです。私が美味しいと感じられるのはお兄ちゃんの料理だけです。風邪で調味料の量を間違った時は流石に美味しいとは思えなかったですが。
放課後
「霧崎さん。好きです! 付き合ってください! 」
今日告白してきたのは確か・・・陸上部の部長だったはず。まあ論外ですが。
「ごめんなさい。私好きな人いるので。」
いつもならここで諦めて帰る人が多かったですが、この人は違いました。
「ならせめてその人を教えてくれませんか?・・・いえ、特徴だけでもいいです。」
私の好きな人。そう思ったところであの人・・・血の繋がって無い兄を思い浮かべた。
「ごめんなさい。」
全ての答えを無表情で淡々と言うと相手も萎えたのか何も聞かなくなりました。
いつも通り。私はお兄ちゃんだけいればいい。
家に帰るとお兄ちゃんはもう夕飯の支度をしていました。
「おかえり! 学校で変なことされなかったか?結衣は可愛いんだからもっと注意してくれ。下手したら誘拐されるんだぞ。そうだ! 今度スタンガン買ってくるからそれを持ち歩いてくれ。」
帰って早々そんな事を言ってくるお兄ちゃんがいました。スタンガンって・・・。
「いらない。」
絶対にいりません。
「ええ・・・。お兄ちゃんの言うことが聞けないのか?なら・・・俺がずっと一緒にいてやる!」
ずっと一緒に!?結婚してくれるんでしょうか?・・・きっとお兄ちゃんはそういう意味で言ったのでは無いでしょうね。だとしたら相当
「気持ち悪いからやめて。」
ああもう! 何で素直になれないの!? 嬉しいのに!
ガチャン!!
「き、気持ち悪い・・・。」
「えっ・・・。」
ふらふらしながらキッチンに戻っちゃいましたが大丈夫でしょうか?心配です。・・・皿は片付けておきましょう。
あとで謝らなくてはいけませんね。心にも無いこととはいえひどい事を言ってしまったので。
「結衣夕飯できたぞ!」
あれ?いつもと同じくらいのテンションに戻っていますね?
「「いただきます」」
私は一口食べると顔を噛みしめました。
「うっ・・・。ねえ。何入れたの?」
「どうしたんだ結衣?いつも通りの味付けのはずなんだが・・・。うわっ。何だこの味。何入れたんだ?」
それくらいひどい味でした。
二人でキッチンに行ってみると塩が入っていたビンの中身が無くなってました。
「塩全部入れてたのか・・・。何でだ?」
「そんなこと言われても・・・。自分でやったんでしょ。少し休んだら?」
「結衣が看病してくれるなら休む。」
何を言ってるのでしょうか?そんなの当たり前なことなのに。
「・・・分かった。先に布団敷いて休んでて。コンビニ行ってくるから。」
まずは栄養のあるものを買って来ないといけませんね。そう思いコンビニに向かった。
夜中の九時頃の話だ。
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以下作者のコメント
眠くて眠くて起きてます。
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コメント
さらだ
浅はかな物語なのであまり面白くないと思いますよ・・・。
アンチ野郎
続きが気になるけど嫌なことが起こりそうでムズムズする
さらだ
ご報告有難う御座います。変でしたね。見直しをしたのに間違っているところがあると自分肉ショックを受けます。今まで以上に注意します。