チートスキルで異世界を生きる!

お月見兎

09 油断大敵

魔剣も手に入ったし、次は防具かな。
「おい、我を魔剣と呼ぶな」
じゃあ、レーヴァテイン?
いや、長いんだよな。
うーん。よし!レヴィにしよう 
「まあ、それでよい」


なあレヴィの能力は、ステータス超UPだけなのか?他にもありそうな気がするけど。
「勿論あるが、主にはまだ使えんよ」


アイ、防具ってどこにある?
「目の前です」
そう言われたので、前を見てみると、でかい盾を飾っているいかにも防具屋っていうのがありました。
確認しなくてすみません。



防具屋には強面の男の人がいた。
「あの、軽い防具ってありますか?」
「あるぜ、予算はいくらだ」
「銀貨5枚〜7枚です」
「ならこれがいいな」


黒い革のコートだった。

ブラックウルフのコート
ランクR


「こいつは、軽いし防御力に優れている」
「いくらですか?」
「銀貨7枚だな」
「ありがとうございました」
「おう。おめーはでかい男になりそうだからな、また用があれば来いよ」
「はい。絶対来ます」


良い人だったな。
よし、ギルド行くか。


ギルドに入ったら、周りの視線がいつもと違う気がする事が気になった。少し警戒しているような感じがする。



今日の依頼はゴブリン討伐にしよう。
早速依頼受けに行くか。


「リカさんこれお願いします」
「あの、昨日は大丈夫でしたか」
「昨日?」
「カラームさんに絡まれたじゃないですか」
「勿論大丈夫ですよ」
「あの人はCランクなんですけど」
「そうだったんですか」
「まあ良いです。ゴブリン討伐頑張って下さい」
「はい。ありがとうございます」
「いえ、とうじぇんです」


リカさんたまに噛むけどなんでかな?僕が笑顔で言うからか?
「マスターも鈍感ですね」
「酷いな主は」
アイもレヴィもどういう事だよ。
まあいい、ゴブリン討伐に行くか。


森を探索していると、ゴブリン発見。
近づいて一瞬で首をはねる。
これの作業だ。
レヴィのお陰でめちゃくちゃ強くなったからな。
「油断はいけませんよマスター」
アイは厳しいな。
「マスターを思ってのことですよ」
分かってるよ、感謝してる。
「はい!」
「なんじゃお主もか?」
「そそそんなことありませんよ‼︎」
「なら嫌いなのか?」
「いや嫌いじゃないですけど」
「ならお主もじゃないか」
アイとレヴィが言い合っている。


ドン‼︎‼︎
大きな音のした方に行ってみると。
ゴブリンよりも一回り大きいのが3体、ローブを着ているのが1体、3メートル位で赤黒いのが1体。


ゴブリンナイト
魔物
LV.32
HP180
MP0
筋力168
防御力140
敏捷103
魔力0
運10

スキル
剣術LV.3
盾術LV.3


ゴブリンメイジ
魔物
LV.36
HP90
MP150
筋力80
防御力76
敏捷104
魔力148
運12

スキル
火魔法LV.3


ゴブリンキング
魔物 亜種
LV.52
HP860
MP450
筋力755
防御力674
敏捷490
魔力450
運18

スキル
剣術LV.4
土魔法LV.2
統率LV.4
咆哮LV.3


強い、今まで断トツだ。
赤黒い奴は亜種なのか。


……行くか。
まずはメイジからだな。
レヴィに魔力を流してみる。
するとレヴィが紅く光る。


脚力強化を使い、地面を蹴りメイジの首をはねる。
そして、向かってきたナイトを倒すと、キングが雄叫びをあげた。
なんだこれ…身体が痺れる。
残り2体のナイトが来たので一度退く。


アイ今のはなんだ。
「スキル「咆哮」です」
やっぱりそうか。
よし、もう一回行くか。
レヴィまだいけるか?
「勿論、余裕じゃよ」


もう一度脚力強化でナイトの近くに行く。
横並びのナイトをレヴィを振り抜き倒す。
土の塊が飛んで来たので、躱す。
今のは土魔法か。
キングめっちゃ睨んでる。


キングが地面を蹴ったと思ったら一瞬で目の前にいた、上から振り下ろされる剣をなんとか横に避けて、左腕を切る。すると、土の塊が身体にあたる。
片手を切った事に満足して、土魔法に気付けなかった。
腕の痛みをこらえ腕力強化を使い一気に切り裂く。


やった、勝てた。
ステータスは勝っていてもギリギリだった。
「マスター!大丈夫ですか!」
ありがと、アイ。今回は僕のせいだから。
「主はまだまだじゃの」
うん。レヴィもありがと。頑張るよ。
「そ、そうじゃな頑張るのじゃぞ」
「あれ、貴方もじゃないですか」
「そ、そんなことはないぞ」
また言い合いか。


取り敢えず魔石取るか。
ゴブリンキングの魔石がでかい。
亜種だからなのか? 


そうだ、ステータス

シュンヤ・オリハラ
人間
LV.46
HP3480
MP2408
筋力3150
防御力2950
敏捷3280
魔力2480
運100

スキル
火魔法LV.1
土魔法LV.1
盾術LV.1
統率LV.1
咆哮LV.1


あれ?レベルが上がる音が無かった。
「戦闘中でしたので消しておきました」
なるほどナイスだぞアイ。
「ありがとうこざいます。早く腕を治しに行きましょう」
ステータスのお陰でそんなに痛くないし、大丈夫でしょ。
「ダメですよ。何かあったらどうするんですか?」
「大丈夫だって、よしギルド行くか」

明日からはもっと鍛えないとな。







スキルの方は新しいのしか書いてません。
いずれステータス紹介みたいのをしたいと思っています。

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