クラス全員で異世界転移!?~厨二病が率いる異世界ライフ~

Akisan

再演

『俺が殺した?何を言って──』
「そう、君が殺したんだ
だけど、認められないから僕に押し付けた
一人じゃ耐えられなかったから
僕と一緒だって事にしたんだ
君が忘れろって言ったのは僕にじゃない
君自信に言っていたんだよ」

『─────』

「だけど、僕はそれでも君を受け入れるよ
君が望んだように、罪を認めよう
だから、僕に力を貸せ共犯者」

秋はニヤリと笑かける

『しょうがねぇ、お前一人じゃ弱ぇから
俺が力を貸してやるよ、負けんじゃねぇぞ!』




目が覚めるとまた井戸の前にいた
両手を開いて閉じてを繰り返す

「行かなきゃ」

建物の外に出ると何やら騒がしい

「もう、始まってたのか!」
外へ向かって走り出し、大通りへでると

『こちらへ避難してください!』
『押さないでゆっくり進んで下さい!』

クラスメイトが避難誘導をしていた

『サイトー!まだこんなところにいたのかよ!
神崎も木澄ももう行ってるぞ!』
『こっちへ来い!ここを行った方が早い!走れ!』

「皆、ありがとう!」

指差された道を駆け抜ける
壁の上を見ると二人の人影があった

『───────!』
遠くから何やら怒鳴る声と轟音が響く

秋の目に映ったのは黒煙と大木の先端だった

「木澄!」

足に力を込めて地面を踏みしめ
体を空中へと躍らせる 

「待ってたぜ!サイトー!」

そして、地面から伸びてきた木を
ジャンプ台にしてさらに高く飛び


─────壁を越える



「あなたはどうするの?」
神崎が聞いてくる
「いつも通り、皆を助けてくる!」


少女の言葉でもう一度自分のやることを確認し
少年は再び戦いへとその身を投じた

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