クラス全員で異世界転移!?~厨二病が率いる異世界ライフ~

Akisan

方向性2

原から受け取った刀をあろうことか
その女子に降り下ろし
手前で止めた

「────ッ!」

あまりの行動に本人はおろか
回りの人達まで声になら無い
悲鳴をあげている

「サイトーを悪く言うなっ!
確かに暗いよ?地味だし皆の前で話せないし」

───だけどね
と、続ける

「それでも、皆と同じクラスなんだよ!
助けたいって思ったから動いたんだよ!
命かけてんだよ!分かるか!このクソアマ!」

いつもなら信じられない勢いで声を
荒らげる

「は、はい」

と、流石に驚いたのか地面へ座り込む 

そして、戻ってきて
「皆も覚えておいて
サイトーは命を懸けて君たちを守った
君たちの命の恩人だってこと絶対に忘れないで」

光希がここまで思ってくれていたなんて

そして、僕は話始める
「こうやって話すのは、はじめてだと思う
僕は斉藤秋、色々、質問はあるだろうけど 
とりあえず後にさせて貰うね」

と、自分でも驚くほど
すらすらと話せる

「今回は仮面の男が傷を治してくれたし
倒すべき敵が一体だったから良かったけど
次からは何があるかわからない
だから、武器を揃えたり、それこそ
食べ物を補給しないといけない
だから、ここから動いてどこか町に
向かおうと思うんだ」

皆を見渡しながら
「異論があるやついる?」
と、光希が補足してくれる

無言を肯定として受け止め

話をする
「今日はもう遅いから寝て欲しい
明日の夜明けと共に出発しよう」


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