クラス全員で異世界転移!?~厨二病が率いる異世界ライフ~

Akisan

方向性

「そろそろ、ここから離れた方が良いと思うんだ」
「そうだね、一回皆に話をしよう」




「はい、皆~集まって~」
光希が皆を集め終わるのを待つ
その間に、話す内容をまとめる
「サイトー、皆集まったよ~」
と、光希が戻ってくる
「わ、わかった」
この時、僕は見逃していた
ある重要なことを──

「えっとね、サイトーから
提案があるんだけど、今後を左右する話だから
人任せじゃなくて皆で決めてね?」

じゃあ、話はじめて良いよと、
目で促している光希
 
そして、大きく息を吸って

「え、えと、ぼ、僕のて、
提案何だけどあの、えっと」

そういや、僕、人の目線恐怖症でした
人前だとろくに話せないカスでした

閑話休題

光希に変わりに話をしてもらう

「あのねぇ、このままここにいると
スッゴく不便でしょう?
食べ物もないし、だから、街に行こうと思うんだ」

誰も異論はないそれもその筈
他に良い案なんて誰も出せないのだ

「今日は寝て、明日の朝には
もう出発しようと思うんだ」

と、僕の言ってない事も補足する
確かに、疲れてこそ無いが
精神的に来るものがある
ここで寝るのは良い案だろう

「質問ある人~」
と、光希が聞くと
「はい!チョーあるんですけど」
と、クラスのうぜぇクソy((
女子が手を挙げる
「何~?」
光希が返事をすると
「何であんたらが仕切ってんの?
意味わかんないんですけど
学級委員ですか?」
と、この期に及んで言ってくる
「て、言うか、あの斉藤とか言うやつ何なの?
イキがって戦っちゃってさぁ
クラスの端っこで本でも読んでろよ」

と、言ってくる、すると
光希の拳にみるみる力がこもる
そして、原の元へ

「原ちゃん刀貸して」
と、頼まれあまりの剣幕に
原も素直に貸してしまってる

そして、その刀を─────

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