女神様の暇つぶし

イト♂

第7話 名前決定!

《着きました!ここが最南の街 ミクティア ですっ!》


体の自由が戻った俺は、目の前に広がる光景に少し感動を覚えた

「ゲームの中にでも入ったみたいだ...」

まー、異世界だしなw
とりあえず、中に入るか...

「おぉー、これはこれはシルバさんではありませんか
お久しぶりで御座いますねぇ」

突然門番のおっさんに話しかけられた
えーっと、どうしようこの人しらないんだけど!

《このおじさんは知人程度の人なので軽く挨拶を交わすぐらいでいいと思いますよー》

おっ!ナイスアドバイス
そうするわ

「そーですね、お久しぶりで元気そうで何よりです」

おっさんの割に爽やかな笑顔で通してくれた
アレで良かったんかな?

《多分だいじょーぶですよー
あと、そこを曲がって次の3番目の角を左に真っ直ぐ進んだとこにあるのが家でーす》

サンキューな
てか、さっきよりも体が軽くて歩きやすいんだけどお前なんかした?

《あー、それは秘密でーす》

「あっ、シル爺だー」
「ホントだホントだシル爺だー」
「シル爺遊んで遊んでー!」

何だこいつら
子供が3人協会の前を通ったらいきなりシル爺連呼って
知り合いか?孫か?

《いえ、この子達は前にこの人が協会に寄付をした時に遊んであげた子供たちです》

なるほど、元の人偉いなー
俺だったら1円も寄付しないけどなぁー
...そんな目で見るなよ皆だってそうだろ??

《どうしました?とうとう壊れました?あっ、元からでしたねw
それより、この子達は適当に頭でも撫でてればだいじょーぶですよー》

...お前、色々失礼やな

「よしよし、お前ら元気だったか?おっちゃん忙しいからまた今度な」

「うん!」
「わかった!」
「えー、絶対だよー」

よし、コレで完了〜
子供は単純だから楽でいいや

《...》

そこは何か言えやw
てか、このおっさん結構顔広いなさっきからやたらと挨拶されるんだが
まー、ほとんど無視してるけど...

《そうですね〜 この人は結構な善人だったらしいでよ
一部の人々に崇拝されてたぐらいですから》

へー、そうなのかー
俺とは真逆だな

《よくお分かりでw》

うっせぇ
おっ、やっと着いたか
にしても何か普通だな、もう少し期待してなのに...

《とりあえず中に入りますか》

だな

《あっ、そう言えば私の名前!
早く考えてくださいよ、約束したんですから!》

あー、そう言えばそんな約束もしたっけな
じゃー、ポチとかコロとかで良くね?

《は?私に喧嘩売ってんですか?
ナビゲーションとして仕事をストライキしますよ?
私だって女の子何ですから犬につけるような名前は普通に辞めて欲しいんですけど》

あ、何か、ごめん
今のはデリカシーが無かったな
よし、真面目に考えるか...

《分かってくれればいいんですよ〜》

うわー、こいつ怖ーなw

《ん?何か言いました?》

いえ、何も...
それより、名前かぁ...
どうするか...んー、ナビゲーション...ナビるん、ナビ子
ゲーショ、ション...
うわー、全部絶対怒られるヤツだわ
なんでも知ってる...G○○gle先生、Sir○
んー、森羅万象とか?意味よく分からんがなんか凄そう
森羅...シンラ...シーラ
ん? シーラ ってよくない?

《シーラ ですか...
はい、いいですね気に入りました!
これから私のことは シーラ とお呼びください》

ふー、なんとか一安心だな
街に着いたし、家にも着いた明日はどうするか?
お前なら、どうすればいいと思うか?

《...》

おーい

《...》

もしもーし
壊れたかー?

《...》

もしかして...
あのー、シーラさん

《はい!何でしょ》

マジかこいつめんどくせぇ 
シーラならどうする?

《私なら、とりあえずギルドに行って働きますね》

なら、俺もそうするわ
働きたくないが...

《一緒に頑張りましょう!
なんていったて、この私シーラお姉さんがついてますからね》

はいはい、うわー、うれいいなー

《という訳でもう夜ですし寝ますよ》

だな、寝るか

《また、明日ですっ!》


俺は、寝床に行き横になるとスグに意識を手放した
忍び寄る人影に気がつかないまま...

『次こそは...必ず』







読んでくださってありがとうございますm(*_ _)m
嬉しいですねぇー、フォロワーさんが増えるって
頑張ったかいがありますね
とまー、今回はいつもより少し長めのお話です
また、読んでくれると嬉しいですっ!
これからもよろしくお願いしますっ!
(`・ω・´)ゞビシッ!!

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