第１０章　第３００話　嫉妬？

お詫び：二作目『【嫌われ体質】自覚したら最強？かも』の執筆でこちらの投稿が、遅くなっている事をお詫び致します。

二作同時執筆は、大変難しい(--;)
スマホ１台だから余計。
と、愚痴を溢す作者。
機種変して辞書がリセット…も愚痴の一つとして追記。
m(__)m愚痴ってごめんなさい

～　蜘蛛side　～
時間は、神の蜘蛛アランカブトゥーに手紙を(折り鶴で)送った頃まで遡さかのぼる
※参照＃１５７

「人間からか？　鳥？　紙で出来た鳥？」
「私の魔力を感じるな。　この紙の鳥に私の糸を織り込んでいるのか？」
「何か書いて有るが…、」
ショウリの書いた文字…人の文字は読めなかった

この神の蜘蛛アランカブトゥーは、ショウリの誘いに乗らなかったのではなく、文字が読めず、バトル大会に行くことが出来なかった。
※参照＃１６３

神の蜘蛛アランカブトゥーは、オリメ→オリガミ家→その関係者から、紙製鳥の送り主が僕だと知るまでに時間はかからなかった。

オリメの呪いを解き、オリガミ家に何度も出入りするショウリ、蜘蛛の見張りがその連れにまゆアランカブトゥーが居る事を確認する。

「何故、神の蜘蛛アランカブトゥーがヤツの側に？　何故、人間に味方する？」
「私の邪魔をする為か？」
「今の私では、二人を相手にしては勝てない、準備が必要だ。それにヤツの仲間は強い…何故？精霊まで居る？」

「くそっ！　ヤツには何であんなに綺麗な女性ばかり側に居る？」「なっ！　オリメが婚約者に？」「私のオリメを…」
「許さん！　絶対に許さん！」

そういう嫉妬流れで襲撃の準備となる
随分時間を掛けて準備をした神の蜘蛛アランカブトゥー

彼は、自分がショウリとまゆより弱いことを自覚している、強い魔物が人間に負けるときパーティーや軍隊…数や連携だと、魔法と剣(物理攻撃)の相乗効果だと考えていた

兎に角、まずは数を揃える
数が増えた場合、下手に知恵がある部下が逆らうことも考えていた、だから、知恵のある部下を産まないようにしていた。
命令に忠実に従う者だけしていた。

次に魔法を無効化する、物理攻撃を無力化する事を考えた
行き着いた魔法無効化は、【魔法霧散マジウザ】＆【魔力吸収アブソープ】
　魔法も無効化出来、吸収し自分の魔力に出来る、一石二鳥。
　蜘蛛の糸は普通の攻撃には耐えられる、魔法が絡むと耐久力が落ちるので、魔法を無効化されれば物理攻撃にそれほど驚異はない

自分が弱いと自負しているので数を揃えた
兎に角～いっぱい揃えた
増やす過程で、増殖と培養、急成長のスキルを習得する

命令に逆らわない予防に賢い蜘蛛を作らないように注意していた、役割分担をした
・【魔法霧散マジウザ】に特化した蜘蛛
・【魔力吸収アブソープ】に特化した蜘蛛
・糸の攻撃に特化した蜘蛛
・巣作りに特化した蜘蛛
・増殖の為に生産に特化した蜘蛛

優先順位、バランスを考え、周到に準備をした

弱いという自覚が故に数を揃えた
「負けたくない　負けたくない　私は強い…ブツブツ」
弱い故に自己暗示で、強くみせる

問題が発生、魔力供給が、出来なくなる

繭のままの待機部隊を作る

繭を世話する世話部隊を作る

繭の待機部隊が奇襲部隊になる。
ビッグスパイダーバンの蜘蛛や他の魔物の魔力がカモフラージュになり、発見されなかった。
　グランドランに近すぎず遠すぎずの位置で人間に見つからないように繭が揃えられ、隠されていた

「私は強い…私は強い…ブツブツ」
「まだだ、まだだ、もっとだ、もっとだ！」

暫く経って
「まだだ、もっとだ…ブツブツ」
「俺は強い…俺は強い…ブツブツ」
私→俺に変わった

神の蜘蛛アランカブトゥーは、魔物等を食べ強くなる
　産み出した蜘蛛を食べ少しづつ強くなっていった
　食べたものの魔力を利用して、蜘蛛を産み出した

＊襲撃直前＊
「オリメが、居るのは確認済み。アイツが居ないのも確認済み。アイツは転移が使えるから、居なくても油断が出来ん、俺は強い…ここまで準備したのだ、負ける事は無い筈だ」

「ヤツは必ず結界を張る筈、繭を孵すにも魔力は要る、ヤツに気づかれないように魔力を頂く。ヤツ等は魔法を使う、それを頂く。」

「私は弱い、俺は、強い、私は弱い、俺は、強い　ブツブツ」
二重人格…否、二重蜘蛛格？
冷静に状況を判断できる蜘蛛と熱く行動する蜘蛛が生まれた、共通認識はショウリに復讐する事、オリメを手に入れる事は二の次になっていた。

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