これって?ゲーム?異世界?
第8章 第273話 盗賊一網打尽?
第8章 規則、新規と変更
第273話 盗賊一網打尽?
前回のあらすじ。
カラオッケイ国首都ボックスへ来た。
頭の上に『※印』のある人に出会う。
ツクルイエ=マユさんの依頼?、旦那ツクルイエ=カンカンさんの仕事道具…大工道具を彼に届ける。
「今、黒ペリニャンが、乗り合い馬車に追い付きました。……御者さんからも、カンカンさんに伝えられました。」
メールで済ませられたのでは?
まぁ、監視眼で見れるからいっか…。
チロリン♪ マユさんのスマホにメールが来た。
『どうしよう?』
僕が、その事を説明、メールの開き方が解らず、隣の乗客に聞いていた。返信の仕方が解らず、隣の乗客に返信してもらった。
マユさんも呆れていた。
マユさんは、学校の教師らしく、初等部の子供達でさえ、メールのやり方は、授業で直ぐに使えるようになった、カンカンさんには、何度も教えた『いつも、解った、解った。簡単、簡単。』と、言っていたらしい。
黒ペリニャンで、伝えても良かったが、メールしてもらった。
『道具は、ロックスの商業ギルドで受け取れるので、ロックスへ行ってください。商業ギルドへは、メールしておきます。』
やはり、隣の乗客に読んでもらっていた。
『どういうこと?』
「どう説明したらいいですか? 魔法陣を使っての転送は知られない方がよろしくないですか?」
頭がいいようです、マユさんは。
「そうですね、早馬でロックスへ行く冒険者が居る、収納アプリで運ぶ、受け取れるのは、商業ギルドってことで、お願いします」
マユさんは、カンカンさんでも解るような内容でメールしてくれた。
『解った』と返ってきた。
「あら~? ……盗賊を視界に捕らえました。」
黒ペリニャンの視界に盗賊を確認した。
このままだと、4~5分後に遭遇する。
掲示板の盗賊かな?
「ホーンさん、盗賊です、乗り合い馬車に、4~5分で遭遇します。どうしましょう?」
「何!」「え?」
「!? もしかして」
ギルドの外に出て黒ペリニャンを更に4体召喚、赤ペリニャンを5体召喚、「他の乗り合い馬車や商隊を確認して」
記憶転移でカンカンさんの乗り合い馬車に飛ばす。
カンカンの乗り合い馬車の乗客が急に黒ペリニャン・赤ペリニャンが現れ、飛び去って驚いていた。
「どうしたんです? ショウリさん」
「人数確認! ……6人」
「乗り合い馬車を襲おうとしている盗賊は6人です。 他の乗り合い馬車、商隊も襲われる可能性があるので黒ペリニャン・赤ペリニャンをやりました。」
商業ギルド職員、カロヤカ=デリエ、カッキアル=ヴィルグは、速やかに乗り合い馬車、商隊にメール『盗賊の襲撃のおそれ有り!注意されたし。』
僕とホーンさんは、冒険者ギルドへ転移。
「緊急!クエスト、『盗賊討伐』ここにいる全員強制参加。第一班『池麺隊』と冒険者A、B相手は6人行けるな!」
「え?どうやって?今からじゃ……」
記憶転移でカンカンさんの乗り合い馬車へ飛ばした。
「今みたいに記憶転移で転移させます。」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
『池麺隊』達も同調していた
「冒険者Cと冒険者Dと冒険者E、盗賊の後ろへ転移させます、挟み撃ちでお願いします」
転移させた。3人とも女性で遠距離攻撃系、冒険者Cは魔法使い、冒険者D、Eは回復呪文も使えます。『池麺隊』に気を使ったつもりです。
「やっぱり、他の乗り合い馬車でも盗賊の待ち伏せが有ります。 第二班編成、お願いします。盗賊は5人です。」
「でも、何故乗り合い馬車は、バラバラなんですか? 盗賊は待ち伏せしてるのですか?」
「試練の迷霧に紛れ込んだ場合に備えて距離をとって、出発しますから、盗賊に備えて御者が元冒険者だったので…。」
「昨日が女神の誕生祭、昨日までが雪だったからではないでしょうか?商隊は荷物をいつもより多く運んでますし」
「そういうこと、納得です。」
元冒険者(ランクB以上)身体的な問題、定年等での現役引退で御者になる者も居る。
経験が盗賊との交渉に役立つ事が多い。
「編成終わりました、彼等(冒険者F、G、H、Iと『アキノミカク』)をお願いします。」
「パーティー『アキノミカク』は盗賊の後ろへ転移させます、いいですね、殺さないようにお願いします」
二組を転移させた。
黒ペリニャン・赤ペリニャンを通して、出来る限り殺さないようにお願いする。
「商隊を襲ってます、盗賊の人数12人に対し、冒険者4人です。」
「盗賊の数が多いので僕のクラブメンバーを1人出します。」
“ロン お願い、盗賊の討伐を手伝って”
ロンが、ギルドへ召喚された……竜人です、驚いたのは言うまでもありません。
「ロン、お願い」「主の仰せのままに」
僕に頭を下げる竜人に驚く。
ロンと冒険者J、K、L、M、Nを転移させた。
「あ あんた 何者だ?」
「僕は、ショウリ。お節介なカルタ帝国の冒険者です。一応Sランクです。」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
「活動申請は特別召喚師(ランクSS)です。」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
「16歳ですけど、結婚してます。」
左手の指輪を見せる。
「…「なんですとぉー!死ね!」…」同調した
“ライト、ミホ、デューク、スキマ、カオル、フレイ、盗賊退治お願い。フレイ バカデさんも連れてきて。冒険者ギルドに居るから”
カランコロン♪
ライト、ミホ、デューク、スキマ、カオル、フレイ、バカデさんが、入ってきた。
「デュークには、別の仕事ね。一人で大丈夫だよね。はい、これ」
「終わったら、メールして、回収に行くから」
盗賊のアジトの地図とリュックを渡す
頷いて闇に消えた。
「…「なんですとぉー!」…」同調した
「ショウリさん、今のは?」
「渡したのは、盗賊のアジトの地図、拘束用のロープとお宝回収用の鞄です」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
ライトとミホ、冒険者O、P、Qを
スキマとカオル、冒険者R、S、Tを
フレイとバカデさん、冒険者U、V、Wを
「殺さないようにお願い」
「「解りました」」「解った」「ショウリお前なぁ」
転移した。
念話でエナ、シーレン、スイレン、エスプリ、ミーゼ、まゆ、ルージュをダミエナに起こしてもらい、冒険者ギルドへ来てもらった。
カランコロン♪
「おはよう、エナ、シーレン、スイレン、エスプリ、ミーゼ、まゆ、ルージュ」
説明、盗賊のこと、現在の状況
「まゆ、糸で仮説の檻を(駐馬車場に)造ってくれる?」
「はい、ショウリ様」
「ルージュは、転移を使いこなせるようになってもらいたいから、盗賊を連れてきて」
「え?」
“昨晩、付与してるよ”
赤くなったルージュ『精神安定』発火しては困りますから。
「『テレポート』で、上空に方向と距離の感覚を覚えたら、『印転移』で、ここへ戻ってきて。『テレポート』と『印転移』『記憶転移』の練習」
「解りました、ショウリ様」
『ナビレーダー(ショウリバージョン)』はルージュの転移、現場に向かっている事を確認。
「ちょっと待っててね」
地図、盗賊のアジトへ『テレポート』『印転移』用の印を付ける
「流石、デューク」
盗賊達は気絶、拘束されていた。
次々とテレポートし印をつけていく。
「お待たせ、じゃ盗賊のアジトに印を付けてきたから、みんなで連れてきて」
「ショウリが、連れてきて来ればよかったんじゃない?今、行ってきたんでしょ?」
「あっ…。(--;)」「ですよねぇ…」
「出来ました、ショウリ様。 こんな感じで良いでしょうか?」
「お疲れ様」チュッ(魔力譲渡した)
「あー、まゆだけズルい」
「エスプリも、盗賊を連れてきたらキスしてあげるよ」
“昨日、付与してるから出来るでしょう?”
赤くなるエスプリ
記憶再生で、印の位置(盗賊のアジト)を見せる。
「この位置を強く念じれば行けるはず。飛ばせるはずだから、二人づつでもいいから、無理しないようにね」
※僕は範囲内の物を飛ばせるが、普通は触れないと転移できない。
「ミーゼは、行き成り長距離は無理だろうから、ここから檻までを頼む。転移の練習」
「あっ、はい」
「エナ、シーレン、スイレンは、乗り合い馬車や商隊の盗賊を連れてきて」
「「「解りました」」デスワ」
転移させた。
30分後に無事、盗賊達を一網打尽にしました。
怪我していた盗賊は回復させて、檻の中…死なれたら困るので。
盗賊の生け捕り報酬、アジトの回収したお宝(荷馬車20台分)は協力してくれた冒険者達に渡した。
※持ち主が解るお宝は、持ち主に戻ります。
冒険者達は、感涙していた。
ミーゼは、転移の練習になりましたから…、と微笑んでくれた。(途中何度もキスしたから、指輪で回復するけど……ね、キスしたいし)
◆冒険者ギルド本部◆
商業ギルドへ連絡して、カンカンさんは無事、盗賊制圧の完了を伝える。
〈会議室〉
ギルマス マーラ=カース
副マス ヘッド=ホーン、タンバ=リン
規格外クラブメンバー
僕、エスプリ、エナ、シーレン、スイレン、まゆ、ルージュ、ミーゼ
ロン、ライト、デューク、スキマ、カオル、ミホ、フレイ、バカデさん
盗賊合計56人、アジト12ヵ所、お宝は荷馬車20台分
「今回の盗賊討伐、ショウリさんには、感謝致します」
「偶々ですから、気にしたいで下さい。」
「本当に、討伐報酬は、下の冒険者達で分けてもよろしいのですか?」
「僕らは、転移と彼等のお手伝いをした程度ですし、お金は要りません」
「そうですかぁ、回収したお宝は、持ち主が解る物は返す規則ですので、時間がかかると思いますが、残りは冒険者で分けて良いのですね?」
「はい、お金には困ってませんから」
「問題は、これかもしれません」
盗賊のアジトで見つけたメモを見せる。
そこには、商隊の編成、出発時間、乗り合い馬車の乗客数、出発時間等が書かれていた。
「ギルドに内通者が要るのでしょうか?」
「僕は、カルタ帝国で馬泥棒の組織を討伐したことが、あります。その時、盗賊らは孤児を情報収集に利用してました。」……馬泥棒の件を詳細を話した。
「恐らく、この走り書きは内通者の物ではなく、それらを書いた物だと思います。」
「内通者は居ないと?」
「少なくとも、ギルド内には、居ないと思います。」
「でも、門番に怪しい人が居ます」
オリガミ家の通行手形を出す
「これ、何か解りますか?」
「メダル…ですね、これが何か?」
「やはり、ご存知無かったですか…、これは、スポツピック王国で検問で見せないといけない通行手形です、オリガミ家は社 長 爵で、僕はその通行手形を所持してます。」
ギルドマスターでさえ、何か知らなかった、でも、門番の男は、特別な物だと思い、入都を許可した。
あの男は、トラブルを懸念し、僕らを通したと推測される。彼は盗賊の手先だということになる。
今朝、僕らが入都した際に門の警備をしていた者は、捕らえられた。二人とも。
【神眼】を使えば解ったのかもしれない。
【神力拡散】オーラ診断も使ってなかったし
正式な門番でした、盗賊が門番になるために昔からボックスに住んでいた、潜伏タイプの盗賊でした。
通行手形案は王宮へ提案された。
家紋が採用されることになる。
馬車や建物、荷物、所持品に家紋が付く。
孤児の事も気になる。
孤児の管轄・管理はある部 長 爵がやっていた。
叩けば誇りが出そうな黒い噂が多い貴族。
使い込み、横領…、ネズミを召喚、調べさせることにした。
オリガミ家の通行手形の事を勘違いしていた、まさかこんなことになるとは、想定外です。(--;)
残り1727日(3月4日)
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第273話 盗賊一網打尽?
前回のあらすじ。
カラオッケイ国首都ボックスへ来た。
頭の上に『※印』のある人に出会う。
ツクルイエ=マユさんの依頼?、旦那ツクルイエ=カンカンさんの仕事道具…大工道具を彼に届ける。
「今、黒ペリニャンが、乗り合い馬車に追い付きました。……御者さんからも、カンカンさんに伝えられました。」
メールで済ませられたのでは?
まぁ、監視眼で見れるからいっか…。
チロリン♪ マユさんのスマホにメールが来た。
『どうしよう?』
僕が、その事を説明、メールの開き方が解らず、隣の乗客に聞いていた。返信の仕方が解らず、隣の乗客に返信してもらった。
マユさんも呆れていた。
マユさんは、学校の教師らしく、初等部の子供達でさえ、メールのやり方は、授業で直ぐに使えるようになった、カンカンさんには、何度も教えた『いつも、解った、解った。簡単、簡単。』と、言っていたらしい。
黒ペリニャンで、伝えても良かったが、メールしてもらった。
『道具は、ロックスの商業ギルドで受け取れるので、ロックスへ行ってください。商業ギルドへは、メールしておきます。』
やはり、隣の乗客に読んでもらっていた。
『どういうこと?』
「どう説明したらいいですか? 魔法陣を使っての転送は知られない方がよろしくないですか?」
頭がいいようです、マユさんは。
「そうですね、早馬でロックスへ行く冒険者が居る、収納アプリで運ぶ、受け取れるのは、商業ギルドってことで、お願いします」
マユさんは、カンカンさんでも解るような内容でメールしてくれた。
『解った』と返ってきた。
「あら~? ……盗賊を視界に捕らえました。」
黒ペリニャンの視界に盗賊を確認した。
このままだと、4~5分後に遭遇する。
掲示板の盗賊かな?
「ホーンさん、盗賊です、乗り合い馬車に、4~5分で遭遇します。どうしましょう?」
「何!」「え?」
「!? もしかして」
ギルドの外に出て黒ペリニャンを更に4体召喚、赤ペリニャンを5体召喚、「他の乗り合い馬車や商隊を確認して」
記憶転移でカンカンさんの乗り合い馬車に飛ばす。
カンカンの乗り合い馬車の乗客が急に黒ペリニャン・赤ペリニャンが現れ、飛び去って驚いていた。
「どうしたんです? ショウリさん」
「人数確認! ……6人」
「乗り合い馬車を襲おうとしている盗賊は6人です。 他の乗り合い馬車、商隊も襲われる可能性があるので黒ペリニャン・赤ペリニャンをやりました。」
商業ギルド職員、カロヤカ=デリエ、カッキアル=ヴィルグは、速やかに乗り合い馬車、商隊にメール『盗賊の襲撃のおそれ有り!注意されたし。』
僕とホーンさんは、冒険者ギルドへ転移。
「緊急!クエスト、『盗賊討伐』ここにいる全員強制参加。第一班『池麺隊』と冒険者A、B相手は6人行けるな!」
「え?どうやって?今からじゃ……」
記憶転移でカンカンさんの乗り合い馬車へ飛ばした。
「今みたいに記憶転移で転移させます。」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
『池麺隊』達も同調していた
「冒険者Cと冒険者Dと冒険者E、盗賊の後ろへ転移させます、挟み撃ちでお願いします」
転移させた。3人とも女性で遠距離攻撃系、冒険者Cは魔法使い、冒険者D、Eは回復呪文も使えます。『池麺隊』に気を使ったつもりです。
「やっぱり、他の乗り合い馬車でも盗賊の待ち伏せが有ります。 第二班編成、お願いします。盗賊は5人です。」
「でも、何故乗り合い馬車は、バラバラなんですか? 盗賊は待ち伏せしてるのですか?」
「試練の迷霧に紛れ込んだ場合に備えて距離をとって、出発しますから、盗賊に備えて御者が元冒険者だったので…。」
「昨日が女神の誕生祭、昨日までが雪だったからではないでしょうか?商隊は荷物をいつもより多く運んでますし」
「そういうこと、納得です。」
元冒険者(ランクB以上)身体的な問題、定年等での現役引退で御者になる者も居る。
経験が盗賊との交渉に役立つ事が多い。
「編成終わりました、彼等(冒険者F、G、H、Iと『アキノミカク』)をお願いします。」
「パーティー『アキノミカク』は盗賊の後ろへ転移させます、いいですね、殺さないようにお願いします」
二組を転移させた。
黒ペリニャン・赤ペリニャンを通して、出来る限り殺さないようにお願いする。
「商隊を襲ってます、盗賊の人数12人に対し、冒険者4人です。」
「盗賊の数が多いので僕のクラブメンバーを1人出します。」
“ロン お願い、盗賊の討伐を手伝って”
ロンが、ギルドへ召喚された……竜人です、驚いたのは言うまでもありません。
「ロン、お願い」「主の仰せのままに」
僕に頭を下げる竜人に驚く。
ロンと冒険者J、K、L、M、Nを転移させた。
「あ あんた 何者だ?」
「僕は、ショウリ。お節介なカルタ帝国の冒険者です。一応Sランクです。」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
「活動申請は特別召喚師(ランクSS)です。」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
「16歳ですけど、結婚してます。」
左手の指輪を見せる。
「…「なんですとぉー!死ね!」…」同調した
“ライト、ミホ、デューク、スキマ、カオル、フレイ、盗賊退治お願い。フレイ バカデさんも連れてきて。冒険者ギルドに居るから”
カランコロン♪
ライト、ミホ、デューク、スキマ、カオル、フレイ、バカデさんが、入ってきた。
「デュークには、別の仕事ね。一人で大丈夫だよね。はい、これ」
「終わったら、メールして、回収に行くから」
盗賊のアジトの地図とリュックを渡す
頷いて闇に消えた。
「…「なんですとぉー!」…」同調した
「ショウリさん、今のは?」
「渡したのは、盗賊のアジトの地図、拘束用のロープとお宝回収用の鞄です」
「…「なんですとぉー!」…」同調した
ライトとミホ、冒険者O、P、Qを
スキマとカオル、冒険者R、S、Tを
フレイとバカデさん、冒険者U、V、Wを
「殺さないようにお願い」
「「解りました」」「解った」「ショウリお前なぁ」
転移した。
念話でエナ、シーレン、スイレン、エスプリ、ミーゼ、まゆ、ルージュをダミエナに起こしてもらい、冒険者ギルドへ来てもらった。
カランコロン♪
「おはよう、エナ、シーレン、スイレン、エスプリ、ミーゼ、まゆ、ルージュ」
説明、盗賊のこと、現在の状況
「まゆ、糸で仮説の檻を(駐馬車場に)造ってくれる?」
「はい、ショウリ様」
「ルージュは、転移を使いこなせるようになってもらいたいから、盗賊を連れてきて」
「え?」
“昨晩、付与してるよ”
赤くなったルージュ『精神安定』発火しては困りますから。
「『テレポート』で、上空に方向と距離の感覚を覚えたら、『印転移』で、ここへ戻ってきて。『テレポート』と『印転移』『記憶転移』の練習」
「解りました、ショウリ様」
『ナビレーダー(ショウリバージョン)』はルージュの転移、現場に向かっている事を確認。
「ちょっと待っててね」
地図、盗賊のアジトへ『テレポート』『印転移』用の印を付ける
「流石、デューク」
盗賊達は気絶、拘束されていた。
次々とテレポートし印をつけていく。
「お待たせ、じゃ盗賊のアジトに印を付けてきたから、みんなで連れてきて」
「ショウリが、連れてきて来ればよかったんじゃない?今、行ってきたんでしょ?」
「あっ…。(--;)」「ですよねぇ…」
「出来ました、ショウリ様。 こんな感じで良いでしょうか?」
「お疲れ様」チュッ(魔力譲渡した)
「あー、まゆだけズルい」
「エスプリも、盗賊を連れてきたらキスしてあげるよ」
“昨日、付与してるから出来るでしょう?”
赤くなるエスプリ
記憶再生で、印の位置(盗賊のアジト)を見せる。
「この位置を強く念じれば行けるはず。飛ばせるはずだから、二人づつでもいいから、無理しないようにね」
※僕は範囲内の物を飛ばせるが、普通は触れないと転移できない。
「ミーゼは、行き成り長距離は無理だろうから、ここから檻までを頼む。転移の練習」
「あっ、はい」
「エナ、シーレン、スイレンは、乗り合い馬車や商隊の盗賊を連れてきて」
「「「解りました」」デスワ」
転移させた。
30分後に無事、盗賊達を一網打尽にしました。
怪我していた盗賊は回復させて、檻の中…死なれたら困るので。
盗賊の生け捕り報酬、アジトの回収したお宝(荷馬車20台分)は協力してくれた冒険者達に渡した。
※持ち主が解るお宝は、持ち主に戻ります。
冒険者達は、感涙していた。
ミーゼは、転移の練習になりましたから…、と微笑んでくれた。(途中何度もキスしたから、指輪で回復するけど……ね、キスしたいし)
◆冒険者ギルド本部◆
商業ギルドへ連絡して、カンカンさんは無事、盗賊制圧の完了を伝える。
〈会議室〉
ギルマス マーラ=カース
副マス ヘッド=ホーン、タンバ=リン
規格外クラブメンバー
僕、エスプリ、エナ、シーレン、スイレン、まゆ、ルージュ、ミーゼ
ロン、ライト、デューク、スキマ、カオル、ミホ、フレイ、バカデさん
盗賊合計56人、アジト12ヵ所、お宝は荷馬車20台分
「今回の盗賊討伐、ショウリさんには、感謝致します」
「偶々ですから、気にしたいで下さい。」
「本当に、討伐報酬は、下の冒険者達で分けてもよろしいのですか?」
「僕らは、転移と彼等のお手伝いをした程度ですし、お金は要りません」
「そうですかぁ、回収したお宝は、持ち主が解る物は返す規則ですので、時間がかかると思いますが、残りは冒険者で分けて良いのですね?」
「はい、お金には困ってませんから」
「問題は、これかもしれません」
盗賊のアジトで見つけたメモを見せる。
そこには、商隊の編成、出発時間、乗り合い馬車の乗客数、出発時間等が書かれていた。
「ギルドに内通者が要るのでしょうか?」
「僕は、カルタ帝国で馬泥棒の組織を討伐したことが、あります。その時、盗賊らは孤児を情報収集に利用してました。」……馬泥棒の件を詳細を話した。
「恐らく、この走り書きは内通者の物ではなく、それらを書いた物だと思います。」
「内通者は居ないと?」
「少なくとも、ギルド内には、居ないと思います。」
「でも、門番に怪しい人が居ます」
オリガミ家の通行手形を出す
「これ、何か解りますか?」
「メダル…ですね、これが何か?」
「やはり、ご存知無かったですか…、これは、スポツピック王国で検問で見せないといけない通行手形です、オリガミ家は社 長 爵で、僕はその通行手形を所持してます。」
ギルドマスターでさえ、何か知らなかった、でも、門番の男は、特別な物だと思い、入都を許可した。
あの男は、トラブルを懸念し、僕らを通したと推測される。彼は盗賊の手先だということになる。
今朝、僕らが入都した際に門の警備をしていた者は、捕らえられた。二人とも。
【神眼】を使えば解ったのかもしれない。
【神力拡散】オーラ診断も使ってなかったし
正式な門番でした、盗賊が門番になるために昔からボックスに住んでいた、潜伏タイプの盗賊でした。
通行手形案は王宮へ提案された。
家紋が採用されることになる。
馬車や建物、荷物、所持品に家紋が付く。
孤児の事も気になる。
孤児の管轄・管理はある部 長 爵がやっていた。
叩けば誇りが出そうな黒い噂が多い貴族。
使い込み、横領…、ネズミを召喚、調べさせることにした。
オリガミ家の通行手形の事を勘違いしていた、まさかこんなことになるとは、想定外です。(--;)
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