これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第237話 出張判定?

第7章 マスター権限
第237話 出張判定?


前回のあらすじ。
ドウドウゾ村から来た商隊に会う。
色々あって、Uターン、ドウドウゾ村に同行する事にする。
ショウリ&お嫁さん達の寝室に毎晩、星 空プラネタリウムにする。



夜遅く村に到着。
説明をバカデさんに任せ、僕らは明日に備える。


 僕がログアウトすると、プラネタリウムは消えたようだ。
 今晩からは、幻 影プラネタリウムを付与したアイテム…ミラーボールを使用する事にする。


◆商業ギルド◆
「おはようございます。鉄を回収に来ました。」
鉄を回収する。ポーチに入れると、羨ましそうに見られる。
商業ギルドマスターに。

ギルドマスターに、銅の話をする。
「えー! 村の地下に銅の鉱脈?」
「はい、ミホ…彼女は土の精霊ですが、彼女にも確認してもらいましたが、間違いない様です。 相当量の銅が取れる鉱脈が有ります。」
ギルドマスターの頭に「?」『土の精霊です』って所に引っ掛かっているのは解る。

ホログラムでマップ(ショウリバージョン)を表示、上空から見た映像、村より広い範囲に点在する銅の反応。
「これは、上から見た映像ですが、大体50メートル程の地中になります。」
更に深い所にも銅が眠っている


「なんねこりゃ?、地中にこげんに…でも、どげんして取るね?」
「僕からの提案は、妖精の館に依頼する。精霊の力を借りる。最初の採掘までの縦穴(階段式)と坑道(横穴)を造って貰い村人で採掘する。そこで問題になるのは運び出し…。」

 ~ ~ 説明タイム ~ ~
 坑道の移動、横移動はトロッコを使う。
縦移動は、銅をブロンズゴーレムにして、自分で、歩いて出てきてもらう。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

ゼロックスさんは笑い、ギルドマスターは驚きすぎて、腰を抜かす。(--;)

『御札〈ゴーレム〉5分』を創る
5分だけゴーレムに出来る。

ポーチに入れた鉄を100キロ程出す。

鉄の塊に、御札を貼る。

鉄の塊がゴーレムになる。
1メートル程のアイアンゴーレム

「こんな風に銅の塊をゴーレムにして、倉庫にでも整列させれば楽でしょう、万が一の事を考えて、5分のリミットを付けてます。」
ゴーレムに指示すると歩き出す。
暴走して暴れたり、こき使われても困るので5分間だけゴーレムに出来る様にしておく。

「ねぇ、ショウリさん、収納ストレージアプリを使えないのですか?」
「あっ。…。(--;) ですよねぇ~流石、ミーゼ」
もう少し、早く教えて欲しかった。

と言うことで、坑道は精霊の力を借りて造る。採掘は村人の人力、運搬は、スマホの収納ストレージアプリを使えば、運び出しは楽だ。
収納ストレージアプリを使うと、銅の純度が上がる。不純物を収納しない。小さい塊を沢山入れると、大きな塊になる。
※採掘者のアプリ容量は100キロ。採掘者のレベルに影響している、容量に差がでるがスマホで運ぶので、女・子供・老人でも運べないことは無い。

ここまで話が纏まると、村長に報告相談することになる。
アイアンゴーレムとゴーレムの御札は出番が無くなった。ポーチへ収納された。


ミーゼ、ライト、シーレンと妖精の館の管理人と商業ギルドマスターが村長宅に行った。
銅鉱脈発見手数料他の交渉に。赤ペリを同行させる、監視眼モニタリングアイで、確認するため。


僕は、冒険者ギルドに、分所に来た。
理由は、分所所長に村の戦力状況を尋ねたいから。

引退した元冒険者を商隊の護衛をさせる程の状況なのか?
残っている現役冒険者は、信用できるのか?
酒場で酒を飲んで居るようだが…。

「今、村には3組のパーティーが居るだども、元々の村の冒険者は、居らなんだ。村の若い衆は、ジャッコタウンに冒険者判定の依頼に行っちょお。」
「判定依頼?」
ゼロックスさんに聞くと、冒険者ギルドのランクA以上のギルドマスターか、副マスター。または、信頼できるランクA以上の冒険者2人を地方に派遣し、冒険者の技能判定をする。出張判定だそうだ。
判定でランクダウンすることもある。

「ここに、ギルドの本部の副マスターゼロックスさんが、居るのですが、判定してもらったらいいじゃないですか?」
「なんですとぉー!」

「ショウリ、お前がやれ、俺が信頼できる冒険者だ」ニヤニヤ

で、こうなる。
「これから、あなた方の冒険者としての技能を判定します。」
『ダーメン・ゴー』5人全員ランクBの冒険者パーティー。
『ラディッシュ』5人全員ランクBの冒険者パーティー。
『シンケン・トロイ』6人(B5人、C1人)の冒険者パーティー。
全員男、それなりのベテラン、『シンケン・トロイ』のランクCは、最近パーティーに加入の魔法使い。


「僕らは、『規格外ノン・スタンダード』と言うクラブで、クラブランクA+α。その名の通り規格外で、僕の妻達は全員ランクA以上、Sランクが6名…僕、イヴ、まゆ、ルージュ、ロン、デューク。メンバー全員がランクAです。」
「は?妻達?」
「イヴ、エスプリ、エナ、シーレン、スイレン、まゆ、ミーゼ、ルージュ、8人が僕の妻です。」
「はぁ?」
16人の独身男性冒険者の殺気が僕に向けられる。

「その、全員がランクA以上なんか?」
「はい、イヴ、まゆ、ルージュはSです。」
「ショウリ、ボクもA?」
「そうだよ、エスプリもミーゼもみんなランクAに、フレイもカオルもミホもスキマもバカデさんも昨日昇格した。ワナキオさんが、そう言って帰った。」
ステータスでも、確認済み。バカデさんは、分所所長経験者だから、試験無しで昇格した。いつのまにかバカデさんが実力最下位。(ステータスの数値ではです)


「…「なんですとぉー!。全員ランクA以上のクラブ?」…」同調シンクロした
※カルタ帝国最強のクラブ…いや、D.W.ドリームワールド最強かな?、僕とイヴを外しても…。(--;)

「なので、誰でも判定試験官出来ますが、僕とデュークとまゆが、試験官をやります。」
「車イスのお前が?」
「はい、これはあなた方へのハンデです。先に言っておきますが、この車イスは、自走します。」
「魔法か?」
「いいえ、僕のカードモンスターです。」
「…「なんですとぉー!」…」同調シンクロした

『シンケン・トロイ』は僕が判定。
1対パーティー戦

『ダーメン・ゴー』はまゆが判定。
1対1の全員対戦
※他のメンバーの対戦は見れない。

『ラディッシュ』はデュークが判定。
1対1の対戦。いつでも交代可能。

対戦相手、対戦方法をくじで決めた。
『ダーメン・ゴー』『ラディッシュ』は『シンケン・トロイ』を羨ましそうに呟く「楽勝だな、俺等と変われ」
その言葉は、まゆとデュークの怒りを買う。

「試合の前に聞いておきますが、ランクSのバトル見たことある?」
「…「無い!」…」同調シンクロした

「ゼロックスさん、僕の戦い見せます?」
「それじゃ、戦意喪失して面白くない、見せるな。」ニヤニヤ

「と言うことで、残りのあなた方には、僕の戦い見せられません。」『無の空間ナインラウーム』音と視界を遮断。

「では、『シンケン・トロイ』さん達は、僕とどんな戦いをお望みですか?」
「剣? 魔法?」
「は? パーティー戦ちゃ両方有りやろ」
二人の魔法使いから、火の玉と雷が放たれる

車イスの急発進、回避。 
誘導?待ち伏せ
「ほらっ!」
槍使いの一突き
左手で掴んで、自分より大きな冒険者を片手で持ち上げ、近づいて来たもう一人にぶつける様に降り下ろす。「なっ?」ドン
「ぎゃ」「ぐわっ」二人脱落

 手首を返し、槍を持ち変え魔法使いに柄の部分が当たるように、肘から先の力で…まるでダーツの矢を投げるかのように、槍を投げる。ヒュン ドン「グエッ」鳩尾みぞおちにヒット。一人脱落

こんなはずでは無かった冒険者…、焦る。
「くそっ」大剣を振り回す
車イスの軽やかなステップで回避 
ブンブン キュッキュッ
シッターは、冒険者の大剣が見えているのか?僕のイメージ通りに動いてくれる。


長い詠唱を済ませ(待ってました)、ランクCの魔法使いの魔法が発動
『我魔力、思いを氷塊にしてすて、敵に降り注げ、アイスロックレイン』
 頭上で右手をくるくるりと回し、落ちてくる氷の塊を受け止める。(2~4cm、僕の防御力なら当たっても痛くなさそう)
 受け止めながら氷をくっつけていく。大きな氷の塊にする。頭上の氷を全て受け止めると、魔法使いに返してやる。ヒョイ ドゴン 「ぎゃっ」脱落

息の上がった大剣の冒険者と全てを見ていた長剣の冒険者(リーダー?)
リーダー?ぽい長剣の冒険者は、僕の背後に回る。大剣の冒険者は僕の前に。挟み撃ち?

背もたれごと長剣で突き刺すつもりの様です。僕には防げない位置。(真剣です、当たれば切れます…当たればです。)
 大剣の冒険者も突き刺すつもりの様です。低く構えて走り出す。剣が当たる瞬間、勝ちを確信した瞬間…、フッ 車イスの僕が目の前から消えました。 グサッ、グサッ 大剣と長剣が刺さる。「「ぎゃーっ」」
倒れ混んだ二人の側にぼわっと車イスが現れる。二人が突き刺したのは幻影、本物は姿を消していた。試合終了。
「ロン」
ロンが、二人を治療。完治。

「あっ、僕も治療魔法は、使えるから。」
「主は、我より優れた使い手です。」

「戦い方、実力…、もう一度ランクC(一人はCのまま)からやり直した方が良さそうですね。」
賛成多数、反対0。『シンケン・トロイ』ランクC(一人はCのまま)に降格。討伐ポイント初期化…Cになったばかりと一緒。
無の空間ナインラウーム』『目覚めウェイクアップ』気絶していた者を起こし、バトル場の端で大人しく見ていてもらう。魔法も助言も遮断。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
まゆと『ダーメン・ゴー』
適当に1人、バトル場に誘導。
「え?」僕は息も上がった様子も無く、観戦中。『シンケン・トロイ』の姿は見えない。
黒いもやがバトル会場の隅にある。『シンケン・トロイ』はあの中?
もやの中からは、普通に見えてます。

「『シンケン・トロイ』らは、どげんした?」
「教えられません。それでは、始め!」

まゆと白髪カッパの冒険者の戦い。
杖と長剣。
「直ぐ、終わらせる」
勢いよく走りだし長剣を振る ダダダッ ブン スカッ

そこには、まゆは居ない
「え?」余りの速さに消えたように感じたご様子。
「転移?」違います
ブン スカッ。ブン スカッ。
サイドステップ、バックステップ、全くまゆの動きが見えていない。
「ハアハア 逃げてばっかか? ハアハア」
ドン「ガハッ」戦闘不能、脱落。
まゆが杖で背中を突きました。前に居たはずのまゆが後ろから…。
「次」怒ってます。イラ立ってます?

 次も前衛職。 冒険者の剣を受け止めず、交わす、交わして杖でコツン。手首や足首、肩に胸、軽く叩く。何回死んだだろうか?
 最後は、ゴン。杖でおでこを突く。気絶して後ろにひっくり返る。 ピヨって戦闘不能、脱落。

次は、魔法使い、詠唱を終わるまで距離を取る。
「『ファイヤーアロー』」
まゆが、杖を出すと霧散 『魔法霧散マジウザ

詠唱して「『ファイヤーボール』」
杖を出す霧散 『魔法霧散マジウザ

詠唱して「『ファイヤーボール』」
杖を出す霧散 『魔法霧散マジウザ

詠唱して「『アイスニードル』」
杖を出す霧散 『魔法霧散マジウザ

無駄な攻撃で魔力を消費、魔法使いとしては、致命的なミス。毎回詠唱して時間もかかる。詠唱中に攻撃していたらなら、何回死んだだろうか?

まゆが、1歩前に出ると後ろに下がる。
左に動くと、左に、右に動くと、右に…、近づけさせない…、1歩づつでは、近づけない。魔力切れ?魔法攻撃も無し、接近戦は出来ないタイプ?

タッ…、本気で間を詰める「え?」一瞬で目の前、早すぎて見えてない。その勢いで ゴン おでこを突く。勢いよく後ろに飛ばされる。ピヨって戦闘不能、脱落。

次も ゴン 頭の上から杖が降り下ろされる。ピヨって戦闘不能、脱落。

次も ゴン 頭の上から杖が降り下ろされる。ピヨって戦闘不能、脱落。

まゆに、触れる事も出来ず、全員脱落。
「戦い方、実力…、もう一度ランクCからやり直した方が良さそうですね。」
賛成多数、反対0。『ダーメン・ゴー』ランクCに降格。討伐ポイント初期化。
無の空間ナインラウーム』バトル場に2つ目の靄、『目覚めウェイクアップ』気絶していた者を起こし『オールヒール』回復させ、大人しく見ていてもらう。魔法も助言も遮断。※まゆが頭部への攻撃をするから一応回復しておきました。




残り1744日(2月17日)




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