これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第233話 バレンタイン創る?

第7章 マスター権限
第233話 バレンタイン創る?


前回のあらすじ。
D.W.ドリームワールドマスター権限で、スポーツ職を創る。
帝都ススペード視察団(冒険者ギルドマスター、副マスター、商業ギルドマスター、副マスター)によるスポーツリゾート施設の視察。
スポツピック王国グランドランで新競技の説明。



トライアスロン、スーパー超人レースは個人競技で、参加不参加は個人の意思、大会に参加するためにクエストを調整し、体調管理をしてその手の大会だけに出る常連も居たりする。
勿論、目的は優勝賞金や景品、優勝者称号。

ノビタさんの話だと、集団球技は、難しい。
テニスや卓球等の個人・ペア球技なら大会の可能性を感じる。

サッカーや野球に関しては、大会とかは難しく、庶民の娯楽で、浸透した後になるだろう。やはり、集団移動に問題有り。


で、こうなる。
「は? victoryカップ?」

「僕に…、いや僕らにスポンサーに成れと?」
優勝者、準優勝者にオリジナル装備、ランジェリーオーダーメイド等の賞品。
テニス(シングルス、ダブルス) 男子、女子、男女混合、種族別、種族混合
卓球(シングルス、ダブルス) 男子、女子男女混合、種族別、種族混合
バドミントン(シングルス、ダブルス) 男子、女子男女混合、種族別、種族混合
ボルダリング 男子、女子、種族別
※『スタトベガス』バトル会場に設置した身長調整魔法陣を設置、妖精・精霊や巨人族も参加出来る様にする。

等、ソロ、ペアで出来る道具が少ない競技の大会。
ゴルフは、クラブセットを運ぶのがまだ難しい。

で、こうなる。
マスター権限で、スマホの自動回収機能アプリの応用、ゴルフバッグ(クラブ入り)等のスポーツ用具を収納できる有料収納ストレージアプリを創りました。
収納はどこでも出来るが、受け取りはギルドカウンター。カウンターでアイテムの利用方法・目的を申請、ギルドへの納品以外の販売アイテムは高額な課税または、没収される。
アプリ代はスマホ管理センターに入金。(有料アプリの入金先)

「こういうアプリを発見したのですが…。」
収納ストレージアプリを発見したかのように振る舞う。

スポーツ用具や仕事道工専用、容量は、
★☆☆上限50キロ…スポーツ職。
★★☆上限500キロ…大工等、木材。
★★★上限1000キロ…鉄筋コンクリート建設系の職人用、セメントや鉄筋。
※スポーツ職や職業でインストール出来るアプリランクの制限有り。

またまた、メール一斉送信。

「職業で、インストールした収納アプリの容量上限があって、収納場所は容量以内ならどこでも何度でも可能、受け取りはギルドカウンター…、ドロップアイテム自動回収アプリみたいなアプリなのですね。」
「みたいですね、僕には必要の無いアプリなので、詳しく見てないですみません。」
ポーチを触りながら答える。
「ですよねぇ~」
羨ましそうに頷くノビタさん。

ドロップアイテム自動回収アプリを元に、そういう風に創ったから、似ていて当たり前です。

「大工さん達は、インストールするでしょうね、これは大変便利ですから。」

 荷馬車で運んでいた木材やセメント、鉄筋がスマホに入れられる、高価な道具、重たい道具もスマホで運べ、盗難の心配は無くなる。
 スポーツ職の者も道具をギルドカウンターで受け取れる、ゴルフバッグやアイスホッケー等の重たいかさ張る用具も楽に運べる。

「そう言えば、こちらも雨降ってますね、それも少し強く。」
ギルド内に転移してきたので、窓から外を確認しながら聞く。
【神力拡散】では解ってました。

「そうです、今日は朝から大雨になってます。明日以降は落ち着くみたいですが…。」

「帝都ススペードや僕が居たマヤシタの里、マヤモト村も大雨になってました。」
「そうですかぁ、雨は無いと困りますが、水害等の被害が出たらもっと困りますね、商業ギルドとしては、物流が滞ったり、農作物の被害が心配です。」

 この世界で広範囲で同じ天気になるのか?と聞こうとしたが、止めた。変に思われても困るので。後で、ミーゼ達に聞こうと思うショウリだった。

 スポーツ施設の建設は市民会議をすることになった。建設系の職人達の意見も聞いて、メールするということになる。


転移でハウスに戻る。
「くも爺さん、ミーゼ、この世界で広範囲で同じ天気になることって有るの? 他の大陸スポツピック王国でも大雨だったから?」
お天気アプリで確認すると、カラオッケイ国ボックスも、砂漠のピラミッドの町も大雨だ。

「解らんな、お天気アプリが出来るまでは、その町が大雨でも、他の町を確認する術は無かったし、そんな事を思った事も無いしな。」
「私も解りません。隣の町や村が大雨でも不思議には思いませんでしたし…。」

だよねぇ…お天気アプリで遠くの町を全て確認するような事を普通の冒険者はしないだろうし、商業ギルド関係者が調べても近隣の町や村だろう。隣の国を確認するような事は、無いと思う。
天候神ヒマワリ様に聞かないと解らないのかな?


タリコホ・ダウワーマに向かわせていた黒ペリから念話、ベイお祖父さんに手紙を渡せたと。“ご苦労様、そのまま、村でベイお祖父さんの手伝いをしてもらってもいいかな?” “はい、解りました”


「ミーゼ、黒ペリが、無事に手紙をベイお祖父さんに届けたよ」
「そうですか…、監視眼モニタリングアイで、確認されたのですか?」
「うん、記憶転移も可能になった。」
「記憶転移、されます?」
「いや、それは今は考えて無い。」
「ミーゼは、早く行きたい? なんなら、先に行く?」

「そうですね、先に行くのもいいかも知れませんね…、行くとしても明日以降にします。」
「何で?」
「明日が2月14日だからです。」
そういうこと…。(--;)気が利かなくて、すいません。

ワナキオ邸の庭にゴルフ場を造る案が浮上、勿論、プライベートコースではなく、市民に解放する、僕は、ゴルフ場より、サッカー場を薦める、管理がゴルフ場より楽で子供達も楽しめるからです。
サッカー場、テニスコートを造ることにする。雨が止んでからですが…。

「それとショウリ君、収納ストレージアプリの事は、いつ気づいたのかな? 僕らがスポーツの体験をしてる最中にメールって、どうしてかな?」
「スポツピック王国グランドランで気づきまして…、メールしました。」
「セメントをスマホで運べるんだね」「はい」
「セメントって、最近だよね、見つかったの?」「あっ!」
僕は、嘘が下手です。
ワナキオさん鋭い!スマホアプリまで創れると思われてしまいました。
「ギルマス代わる?」「代わりません。ワナキオさんが適任です。」

ワナキオさん達を、帝都ススペードへ送り届ける。

【神力拡散】ピコッ
大量の魔物の反応 ん??広い範囲に突然魔物…、魔物が小さい?

「ねぇ、雨の魔物って討伐しなくて大丈夫かな?」
「え?」
シッターをハウスに憑依させ、ハウスから離れ、カード化に影響無い場所へ移動。
左手で雨を掴む。シュッ パシッ
掌の中で水滴が跳ねる。ピチャピチャ

「掴めたのですか?」
「捕まえた」ボン カード化する

 §§§§ ステータス §§§§
名 前:しずく
レア度:★★★★★★★
分 類:雨水
種 族:幻獣(水)
性 別:?
年 齢:0
職 業:ショウリのカードモンスター
レベル:1
H P: 1/1
M P: 1/1
信頼度:?
性 格:?
特 長:大雨の日に現れる。地面に落ちると直ぐに地中に消える
 § § § § § § § § § § § § §

「『しずく』 地面に落ちると消える、幻獣?(性別も?だ)」
「初めて見ました。」
「新種かな?」
「ショウリ様しか、カード化する事出来ないのでは?」
「だよねぇ~」
カードをスマホに入れる。
追加で2枚増やすが、ステータスは一緒。
地面に触れると消えちゃうんじゃ、召喚も出来なかったりして?


〈ショウリ&お嫁さん達の寝室〉
夕食も済ませ、お風呂も済ませた。

「スポーツ用具の注文が多いみたいだね。」
「良かったです、ショウリ様が作れる様になって…。」
「そうだね、ゴルフクラブとかはルージュもまゆも作れないもんね」

 ユニフォームやバレーボールやテニスのネットを、テニスラケット、バドミントンラケットのガットを張ってもらう。ランジェリーを作ってもらう。
 その間に、バット、グローブ、野球のスパイク、サッカーシューズ、ゴルフクラブ、各種目のボール、卓球のラケット、テニスラケット、バドミントンラケット、シャトルを作る。

「ショウリ様、本当に魔法使ってません?」
疑いの眼差しで見られる。

「いやぁ~、何日もしてなかったから、欲求不満になってたかな?」
「毎日、やってましたよね?」
「朝晩8人と…。」
「いや、そっちの欲求不満じゃないから、それに朝晩って何? そんなにしてないでしょう(時々しか)」

「ユニフォーム汚れたら、洗濯大変だね」
エスプリの呟きに…、作っちゃいました洗濯機。

ソーラーパネル付太陽光発電電動ドラム式全自動乾燥機能付洗濯機。
「ショウリ、これは?」
「洗濯機…洗濯してくれて、乾燥もする機械」
「ハード、ソフト(ランジェリー用)、洗濯時間フルオート」
魔法って便利。
「専用の液体洗剤ですね(¥o¥)」

消臭柔軟剤入り専用の液体洗剤
施設のシャワールームに設置。(宣伝を兼ねて、銀貨1枚で洗濯乾燥までフルオート1回約10分、魔法って便利。シャワーをしている間に終わってしまいます。)


メール受信音♪♪♪♪♪
シーズーの学園長レイジさんから、学園にスポーツ施設(サッカー場、野球場、バスケットコート、バレーコート、テニスコート)の建設依頼。

「雨だし、シーズー学園行ってみようか?オルダニスキー、オルドワルト達の様子も見たいし、スズにも会いたいし。」
『明日9:00に行く』と返信。


「両手が使えるっていいね」モミモミ
全員満足してログアウト


翌朝
「おはようございます」
「おはよう、ミーゼ」
「はい、ショウリさん」
「何?チョコレート?」
「2月14日ですから…。」
「ありがとう、ミーゼ」チュッ
ミーゼに起こされ、直ぐチョコを貰う。
今日は、体に変化無し

下に下りると…、
「ショウリ、はい」…「ショウリ様、どうぞ」奥様方、フレイ、カオル、ミホ、ダミエナ、オリエナから、チョコレートを貰う。
包みもしていない、チョコじろうから朝採りの新鮮?なチョコレートを…
「イヴ、教えるなら、きちんと教えないと…、ラッピングくらいはしようよ、ミーゼみたいに…。」
「そうですか…、ミーゼさん、抜け駆けですか?そうですか…。」
ミーゼだけは、きちんとラッピングされていたし、ハート型に加工されていた。

「ポーチへ入れると誰のか解らなくなるね、ラッピングされてたらそんなこと無かったのにね。」
残留魔力等で解らない訳ではないが、ラッピング無いと寂しいよね。

造ろうかな?バレンタイン
スマホのカレンダーにバレンタインと入れてみた。(D.W.ドリームワールドマスター権限で)
後日、ペッタン、バレーアル、ペーポ、リッパー、サンデー、フライデからチョコレートを用意してなかったと謝られ、遅れたチョコレートを貰う。(義理チョコ2個)
この世界にバレンタインが出来ましたとさ。


「ん~、スポーツに長けたモンスターを使役してみようかなぁ…。」
モンスター図鑑を見ながら検討中

学園で、指導者・審判が出来そうな魔物…、サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球、テニス、バドミントン、卓球…

四足の魔獣やアンデッド系は候補から外し
オルドルキング、オークキング、オーガキング、オークナイト、オーガナイト、オーク×3、オーガ×3
取り合えず召喚はしてみたが、言葉を話せないと不便、オーク、オーガが話すのも不自然…、オルドルキング×3、オークキング×2、オーガキング×2の7体
ハイ・ナイト、ハイ・キングを使って、ハイ・クィーン、ハイ・ビショップ、ハイ・ルーク、ハイ・ポーンを召喚(チェスの駒ハイシリーズコンプ)

ハイ・キング以下ハイシリーズは話せた。
星力のせいかな?
取り合えず13体、サッカーチームの人数は確保しておいた。

雨なので、奥様達は、マウンイレブンでスポーツかと思ったら、移動式別荘キャンピング・ジムを牽引、一緒にシーズー学園へ転移。
学園の門番に驚かれる、自走する移動式家キャンピング・ハウスに牽引された移動式別荘キャンピング・ジム
 雨の中、車イス(シッター憑依)で降りてくる僕、不可視の壁で雨には濡れない。
「レイジ学園長に呼ばれて、来ました。」
「どうぞ、聞いてます。」




残り1748日 → 1747日(2月14日)



〈作者の呟き〉
まさか、リアル(7月6日・7日)で大雨の災害が発生するとは思わなかったので、大雨ネタを、『しずく』が、いたずらっ子だった話をカット。
家の近所も道路が冠水…川になっていた。
被災された皆さま、お見舞い申し上げます。


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