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久留米天狗

第7章 第218話 一網打尽?(完)

第7章 マスター権限
第218話 一網打尽?(完)


前回のあらすじ。
4ヶ所同時に準備を始める。
ロンの武器屋も、まゆ、ルージュのvictoryのランジェリー店も、妖精達のバンドも好調。
何でも屋は、回りの店から人が消える程、順調に販売を続ける。

※6/17商業ギルドマスターの名前を修正しました。


何でも屋の名の元に何でも出てくる。
本命の店の前から、客が消えた。
客は全部僕の店に、回りの店は慌てない。何故なら、商業ギルドの使いが、話を付けていたから。 回りの店の商品も僕の店に、並んでいます。デリバリーボックスでの販売は、回りの店の商品も含まれます。
 回りの店は僕の店で売れれば売れるほど、顔がゆるんでいきます。
焦るのは、盗賊とグルの店の店主のみ。

「軽食、ハンバーガー、ホットドック、サンドイッチ、おにぎり、焼き串、焼きたてパン、イカ焼き、たこ焼き。デザート、アイスクリーム、クレープ、かき氷…、有りますよ。いかがですか?」

「バニラアイスある?」「あるよ」
「ハンバーガーって、何?」
「パンにミンチ肉の焼いた物を挟んだ食べ物あるよ。」
エスプリが、リンさんの様な喋り方になってしまった。
チン 料理用デリバリーボックスから、ハンバーガーを出す。
「いい匂い」「旨そうだ」「食欲をそそる~」
「俺にもくれ!」「私も」「ぼくも」
「まだ、ある?」「あるよ」
「サンドイッチ頂戴」「はい、あるよ」
「たこ焼き、イカ焼き」「はい、あるよ」
「飲み物はジュース以外は何があるの?」
「お茶、紅茶、コーヒー、ホットチョコ、ココア、ミルク、シェイクとかあるよ」

いったい、何人のお客が買って行ったのだろう…、いったい、何人試食、試飲したのだろう、どれだけ商品が売れたのだろう。
客の流れが止まることなく、次々と売れていく。品切になることもなく。

盗賊の仲間の店の店主も並んで、いた。
恐らく、いちゃもんを着けるためだろう…。

怪しい店主「何でも屋は、何でもあるんだな?」
「正規の商品なら、有りますよ」

盗品リストが読まれるように店主は言う。
「薬草の球根」「あるよ、何個?」
「10個」「あるよ」
「毒消し草1箱」「あるよ」
「じゃ、コショウ」「あるよ、量は?」
「2キロ」「あるよ、お金はあるの?」
「ある」ドン 革袋を机に置く
【神眼】銀貨50枚 足らないと思う僕

お手伝いスヌーピーさん、コショウ2キロって、いくらです?」
「金貨40枚。」

金貨40枚ってことは、2000グラムは、10グラム銀貨2枚。
コショウって、こんなにするの?高っ。

「1袋じゃ、精々金貨50枚ですよね?足らなく無いですか?」
「足りない分は、スマホで払う。」
スマホを出すがまだ白。悪事が張れてないから、黄色や赤になってない。
【神眼】オーラには、焦りの色が現れてます
    心拍数上昇、体温上昇、発汗あり
    明らかに、嘘発言の症状。

「他に、欲しいのは?」
「馬の鞍セット」「あるよ」
「荷馬車の車軸」「あるよ」
デリバリーボックスから、長い車軸が出てくる。ギャラリーが驚く。店主も。
エスプリが驚いちゃダメでしょう(--;)

“そろそろ、時間だね” 9:57
念話で、一斉送信。

“包囲してますデスワ”
“いつでも、ええでぇ”
シーレンこちらも、準備出来てます。”
“盗賊には、気づかれてません”
“いつでも、行ける”
“問題、有りません”
“ターゲットロック”
スイレン、フレイ、ライトも、デュークも準備OKの様です。
デュークの念話に驚いたことは内緒。

店主は確信したようにニヤリと笑う
「じゃ、桜の苗木はあるか?」「あるよ」

「みんな、聞いてくれ。今ここに並べられた商品全てここ何回か盗賊に盗まれた商品なんだ。桜の苗木は珍しい、それを『あるよ』っておかしくないか?」ニヤニヤ

ザワザワ ガヤガヤ

「桜の苗木は何本盗まれてます?」
「5本だ」
「じゃ、10本あればどうなるの?」
エスプリが、ポーチから10本の苗木を出す。 ドン×10
「え?」「…「えー!?」…」

ポーチに入るはずの無い大きさの苗木が10本出てきたから。
ポーチから、毒消し草1箱、追加で出す。ドン
僕が、ポーチから荷馬車を出す。ドーン
※ガチャの景品です。
「…「えー!?」…」

ザワザワ (収納魔道具?)(二人とも?)(何で、荷馬車が出てくる?)(桜の苗木、見て解る?)(解らん) ガヤガヤ

「毒消し草まだ、あるよ」

「スヌーピーさん、盗品リストって、公表されてます?」
「されてません」
「ギャラリーのみなさんに聞きます、盗品リストの事を知ってましたか?」
みんな、首を横に振る。
(知らないわ)(商人から商品は聞いたけど、数までは解らないよね)
「知らん」「知らない」
ザワザワ ガヤガヤ

「もう、お分かりだと思いますが、盗品リストの事を知っていると言うことは、冒険者ギルドの一部の職員か、商業ギルドの一部の職員…か、あるいは、盗賊の仲間ということですよね?」

ザワザワ ガヤガヤ

根の呪縛コーリンチェーン』×2
逃げようとした店主と店員を確保。

10:00 各地で盗賊討伐が始まり、直ぐ終わる。
各アジトに配置した妖精達からクラブメンバーに報告、念話やメールで僕に連絡が来る。冒険者ギルドから、完了メールが来る。

バカデさんからメール、『くも爺さんの蜘蛛の網で、一網打尽』と。コイーンタウンの周辺、町中の隠れ家も制圧、無事終了。


馬達を安全に保護。
スムーズな馬主への引き渡し。
ステータス確認後、全ての馬を馬主の元へ転移。

お昼、コイーンタウン中央広場。
初めて、転移を経験する冒険者達。

三尾酒コーピオン、二尾酒コーピオンを召喚。
ジョッキが、妖精によって配られる。

「無事、みなさんのお力で、盗賊の討伐が無事終了ました。お疲れ様でした。」
「乾杯!」
「…「乾杯!」…」
ワイワイ ガヤガヤ ザワザワ 

飲み放題の報酬の冒険者達は、ジョッキが、色違い。
ランジェリー報酬の冒険者達は、まゆ、ルージュの店に。
合コン報酬の冒険者達は、女性の冒険者達、町の女性達に声をかけている。勝手に合コンしてもらう。女性の方が多い、何故なら、参加報酬がランジェリーお仕立て券だから。

各支部のギルマス、所長達は呆れている。

ワナキオさんに、無事終了の報告メール、『ショウリ君、ギルマス代わる』と、返信がありました。

馬主さん達にも、感謝されました。

「お酒は、1杯銅貨1枚、大抵のお酒の種類はあります。この機会に試されて下さい。」
「飲みすぎは、お帰り願います。強制送還します、注意して飲んでください。」

楽しい時間に転移で戻されては後悔する、だが、この機会を逃すのも後悔しそう。
一人の賢い冒険者がエスプリに声をかけた。
「酔い醒ましをくれ。」「あるよ」
※酔い醒まし…状態異常回復アヌマリディタ・レフェクティーを付与した、錠剤。

酔って、至福を堪能。酔い醒ましを飲んで、また飲む。
お酒を飲まない僕には理解できない。
そこまでして、お酒って、飲みたいものなのか?
 お酒で、お腹一杯になり、仕方なく飲み納める。

メール着信音♪~♪
プロン赤個人指名依頼
『ジャッコタウン冒険者ギルドへ来られたし。ギルドマスター』

アバターを転移させる。
◆ジャッコタウン冒険者ギルド◆
「ショウリです。指名依頼の件でギルマス居ます?」
フレンドリーな言葉使いに、顔がひきつる受付さん。
「少々、お待ちください。確認して参ります。」

ギルマス『サスペン・ション』さんが、階段を駆け下りてきた。
「ショウリさん、早かったですね。今、掲示したばかりなのに。流石、転移魔法ですね。」

「え?」受付さんは、ギルマスの反応、僕がギルマスに頭を下げさせる存在、転移魔法の持ち主…という事に驚く。

〈ギルマス室〉
「盗賊の数が、牢の数を越えまして、その内、2組11人を帝都ススペードギルド本部へ転移させてもらえませんか? 序でに私も帝都ススペードに送迎してもらえませんか?」

盗賊2組は、貴族を襲った指名手配、賞金首。本部が事情聴取を希望していた。

「どこに、牢屋造ります? 地下牢を広げましょうか?」
「いいえ、こんな事はこれから有るとは思えません。頻繁にこんなことが有ったら大変です。 後から、再利用出来るような、緊急時に牢に出来るような建物は建てられませんか?」

ピコッ 『倉庫を造ります』
ピコッ 『2階建て、鉄格子付の収納部屋』
ピコッ 『収納部屋数50』
ピコッ 『材質、鉄筋コンクリート』
作業開始 ポチッ

鉄筋コンクリート製、倉庫兼、牢屋。
整理棚をベッド代わりに使え、扉は鉄格子。
4畳程の広さ。(コの字型25の部屋×2=50)
作業開始1時間

「棚の仕切りを外せば、ベッドになります」
「倉庫です、荷馬車ごと中に入れます。勿論、護送馬車もです。 鉄筋コンクリートです、少々の事では、壊れません。こんなので、いいですか?」

ギルマス ションさん、副マス 『ハン・ドール』さん、受付の『セフティ=モニタ』さん、ギャラリーの冒険者、町民が…、

「…「なんじゃこりゃー!」…」同調シンクロした

倉庫です、冒険者ギルドの敷地に建てましたが、商業ギルドも使うことになり、建築費を50%負担した。(白金貨2500枚づつ)

※トイレが無かったので、後日トイレを造った事を追記しておく。(サービスで)

盗賊11人とションさんを、帝都ススペード冒険者ギルド本部に記憶転移。
盗賊達が、驚いたことは言うまでもない。

受付のカバさんに、『またですか?、きちんと入都手続きしてください。』と注意された。
盗賊を引き渡し、ションさんは、メール登録をして、宮殿の前で、記念撮影。
 妖精の館で、マザーにコイーンタウンと魚の取引をする旨を伝える。(記念撮影)
 商業ギルドへコイーンタウンと魚の取引をする旨を伝える。
ロチョさんに、怒られる「事前に相談してもらえると有り難いのですが」「ごめんなさい」
缶ジュース、缶詰めを出し
「これも、ピラミッドの町で作られ始めます。」
「もっと早く、相談してもらえると有り難かったのですが、ピラミッドの町と連絡をとれる様にしたいのですが、送迎を頼めますか?」
何でも屋は、辛い。

サラさんと、ションさんと、ジャッコタウンへ転移。(ションさんから、クエスト報酬をもらう)
 ロチョさんは、ジャッコタウンの商業ギルドマスターもメール登録をして、ピラミッドの町へ。

ピラミッドの町の商業ギルドマスター ミターさん、副マス セーノさんと、メール登録、缶ジュース、缶詰めを購入し、セメントも購入し、帝都ススペードに戻る。

缶ジュース、缶詰め、セメントを出して、クエスト報酬(送迎、運搬代)をもらい、アバターは消える。



コイーンタウンの市は続いている。
はずなのに、広場のトレーラーの回り、victoryの店の回り、何でも屋の回りだけに人集り…。(--;)
他の店は、店じまい?
働き者で良かったよ僕の妻達は。

シーレン、スイレン、エナ、スキマ、カオル、ミホ、フレイ、ライト、デュークも記憶転移で、戻ってきた。

「お手伝いしますデスワ、まゆさん、ルージュさん。」
エナ、スイレン、シーレンが、お手伝い。

「お手伝いします、模擬戦のお相手しますよ。」
ライト、デュークがお手伝い。

「お手伝いします、ショウリ様」
僕の店は、カオル、ミホがお手伝い。


みつお、さけみの手伝いを、スキマ、フレイ、バカデさん、くも爺さんが、する?
バカデさんと、くも爺さんは、一緒に飲んでます。

こういう時には、前にもあった事が、起こる。

“ショウリ様、貴族の方がランジェリーオーダーに来られました。 こちらに、よろしいでしょうか?”
victory店舗に居た商業ギルドお手伝いの『リクビダッツ・セン』さんもギルマス レッド・パイ=パイバレーさんにメールする。
レッドさんから、メール。
レッドさん、グリーンさんを迎えにギルドに行く。
レッドさん、グリーンさんとまゆの店へ、転移。

貴族は2名、御使いの執事とメイド。
お迎えの馬車も2台
ちょこっと【神眼】で馬のステータスを見たら、「?」馬主がコイーンタウンではない。
この馬も盗馬でした(--;)

 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
※この後、カルタ帝国全土で、馬のステータス確認が行われた。

ワナキオさんにメール、『ショウリ君、頭が痛いよ、頭痛薬送ってくれる』と、返信がありました。(マザーに『頭痛薬』を転送、配達を依頼。着払いで。)

※頭痛薬…状態異常回復アヌマリディタ・レフェクティーを付与した、錠剤。
 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵


まゆを執事とグリーンさんを、ルージュとスパローとレッドさんをメイドさんの貴族のお屋敷に向かいました。

店舗は、オーダーメイド無しの販売。
それでも、客は満足していた。




残り1761日(2月7日)



白金貨2500枚…2億5000万。

ピラミッドの町のセメント工場より、小さいです、究極金属ウルティマコンも神石の粉末も使ってませんが、商業ギルドマスターが、査定されました。だから、5億円。


〈ポーチ共有〉
王金貨   618 
白金貨  5370 ← 5000
金貨   7124 ← 250
銀貨   6507 ← 230
銅貨   2730 ← 2555
 討伐報酬、送迎、建築費、市の売上金

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